
「成約済みなのに掲載されているのはなぜ?」
「もしかして契約できないおとり物件…?」
引っ越したいと考えて、大手の賃貸サイトを毎日眺める人も多いですよね。気になった物件があると気分も上がります。
しかし、実際に問い合わせると「成約済みなので申し込みできない」と言われるケースがあります。なぜ掲載され続けているのか疑問です。
そこで当記事では、成約済みの物件が掲載されている理由を解説します。おとり物件を回避する方法も紹介するので参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
なぜ成約済み物件が掲載されているの?
なぜ成約済みの物件が、物件検索サイトに掲載されたままになっているのか、理由は大きく分けて2つあります。
- ・不動産屋が削除し忘れている
- ・おとり物件として掲載している
2つのパターンについて、詳しく解説します。
不動産屋が削除し忘れている
物件情報は手作業で管理しているため、成約済みでも削除しない限り広告が掲載されたままになります。
不動産業者は、広告に載せている物件に関して定期的に空室情報をチェックしていますが、義務づけられている頻度は2週間に1回です。
削除し忘れやチェックするタイミングによって、成約済み物件が掲載されたままになってしまいます。
特に1~3月の繁忙期は、物件が動くスピードが早いため更新が間に合わないこともあります。
おとり物件として掲載している
実際に存在しない・募集していない物件を、客の呼び込みのために広告掲載している場合があります。これを「おとり物件」と言います。
物件を問い合わせると一度来店させようとします。来店後は「その物件はすでに成約になった」と言い、他の物件を紹介してきます。
法律で禁止されている行為ですが、悪質な不動産業者でよく使われている手口です。
他にも「トラブルが多い物件ですよ」「大家さんが変わっている人なんです」など、さまざまな理由をつけて別の物件を紹介してこようとします。
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成約済みなのに掲載されている物件はおとり物件の可能性が高い
成約済みなのに掲載されている物件は、おとり物件である可能性が圧倒的に高いです。
不動産広告の調査や指導をおこなっている首都圏不動産公正取引協議会が、スーモやホームズなど大手4つの賃貸検索サイトで、おとり物件の調査をおこないました。
2021年2月に発表した「インターネット賃貸広告の一斉調査報告(第8回)」によると、調査対象335物件のうち41件が「おとり物件」でした。
割合にすると約12%がおとり物件です。また、不動産業者別で見ても、36社中13社(約36%)がおとり物件を広告していました。
過去にも調査がおこなわれていますが、おとり物件は一向になくなる気配がありません。
成約済み物件がキャンセルになる可能性はかなり低い
申し込み段階の物件と違って成約済みの物件は既に契約まで済んでおり、キャンセルになる可能性はほとんどありません。
キャンセルすると契約した人は違約金を払う必要があるからです。掲載情報が成約済みになっている物件は諦めて、別の良いお部屋を探した方が良いです。
おとり物件に騙されない方法
おとり物件に騙されないためには、不動産屋に行く前に本当に物件が空室かどうか確認しないといけません。
空室確認するためには、物件の管理会社に連絡して最新の空室状況を知る必要があります。しかし、不動産屋ではない人が直接管理会社に連絡するのは難しいです。
そこで便利なのが当サイト運営の「イエプラ」です。チャットやLINEでURLを送るだけで最新の空室状況を確認できます。
上の画像のように、物件情報のURLを送れば、スタッフが管理会社に確認してくれます。
また、イエプラは不動産業者のみが使える「atbb」という専用サイトで最新情報を確認しているので、おとり物件は一切ありません。
内見前日にも、改めて物件の情報を確認してくれるので、無駄な内見に行かずに済みます。万が一、内見直前に申し込みが入ってしまった場合は、必ず連絡してくれます。
SUUMOやHOME’Sで気になった物件もまとめて確認してくれるので、気になる物件が成約済みがどうか知りたい人は気軽に利用してみてください。