「賃貸の防犯シャッターって効果あるの?」
「一人暮らしならあったほうが良い?」
初めての一人暮らしなら防犯面はこだわりたいですよね。防犯シャッターがある物件なら、空き巣に遭う可能性を大きく減らせます。
しかし、防犯シャッターにも欠点はあります。使い勝手によっては、逆に空き巣のターゲットにされることも…。
そこで当記事では、防犯シャッターのメリット・デメリットを解説します。防犯性の高い物件の探し方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
防犯シャッター付き物件のメリット・デメリット
防犯シャッターは、主に都心部のアパート、マンションの1階の窓に取り付けられています。
防犯対策の効果があるだけではなく、防音性や自然災害時にも役立つので、築年数の浅い物件で見かけることが多いです。
防犯シャッター付き物件に住むメリット・デメリットを解説していくので1階に住むか悩んでいる人は、是非参考にしてください。
防犯シャッターのメリット
防犯シャッターのメリットは「窓から室内に侵入されにくい」ことです。
突破するまでに時間がかかるうえ、壊すと大きな音が響くので空き巣防止になります。
また、シャッターを閉めることによって室内の様子が分かりにくく、留守かどうかの判断がしにくいので防犯効果があります。
女性の一人暮らしでも、室内をのぞき見されることがないので安心して暮らせます。
ほかにも台風対策や防災対策、防音、遮光効果、遮熱効果など、メリットが多数あります。
防犯シャッターのデメリット
防犯シャッターのデメリットは「家賃が高い」ことと「長期不在がバレやすい」ことです。
家賃については後ほど詳しく解説しますが、シャッターがない物件より1~2万円ほど高い傾向にあります。
また、ずっと閉め切っていると長期不在と判断されやすく、玄関を狙った空き巣が集まりやすくなります。
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防犯シャッターの種類
防犯シャッターは手動式と電動式があります。
手動式は開け閉めする際に少し大きな音が出ます。電動式はリモコン1つで開け閉め出来ます。
女性の場合は内見時にシャッターを触って確認したほうが良いです。重すぎて開けれなかったりするからです。
ほかにも耐風シャッターや通風シャッターがあります。
耐風シャッター
出典:日経XTECH
耐風シャッターとは、吹き返しの風による強い風圧にも耐えられるシャッターです。台風や竜巻が多い地域でよく見かけます。
耐久性が強く、風で飛んできた物がぶつかった場合でも、壊れません。
空き巣が最も嫌がるタイプのシャッターなので、防犯性は抜群です。
通風シャッター
出典:窓工房
通風シャッターとは、風を通してくれるシャッターです。ブラインドのように羽の部分で角度を調整できます。
鍵をかけながら外からの風を取り込めるので、締め切った空間が苦手な人向きです。
ただし、隙間から覗かれる可能性があるので、シャッターがあるからと言って開けっ放しにしないようにしましょう。
防犯シャッターの有無で家賃が変わる
防犯シャッターのあるかないかで家賃が変わります。
不動産業者専用のデータベース「ATBB」で調べた結果、シャッター付き物件のほうが2万円近くも高いことがわかりました。
以下は、東京23区のワンルーム・1Kの家賃が安い順30件の平均金額を出しています。
防犯シャッター付き | 約75,000円 |
---|---|
普通の賃貸物件 | 約51,000円 |
防犯シャッター付き物件は、設備が充実しているだけではなく、築年数が新しいことも家賃が高い理由の1つです。
普通の賃貸物件の場合は家賃が安い順に並べ直すと、築30年以上の古い物件が多いです。
防犯シャッター付きで少しでも費用を抑えたい人は、アパートタイプの物件を選び、駅徒歩を緩和してみてください。
防犯性の高い物件の探し方
防犯シャッター付き以外で、防犯性の高いお部屋の探し方を紹介します。
初めての一人暮らしの人や、女性は以下の5つに当てはまる物件を探しましょう。
・周囲環境やエリアの犯罪件数チェック
・オートロック
・カメラ付きインターホン
・管理人の有無
見通しの良さ
見通しの良さは特に1階に住む人は気を付けましょう。外から見やすかったりすると通行人に見られたり、空き巣に狙われやすいです。
ほかにも外で洗濯物が干しにくいと感じます。内見時に外側と内側から見ておくと良いです。
周囲環境やエリアの犯罪件数チェック
周囲環境やエリアの犯罪件数チェックをすると良いです。治安に関する情報は、警視庁や自治体が公表している犯罪情報マップ、交通事故発生マップがネットで見ることができます。
ほかにもハザードマップや地域にある施設やお店も調べておいたり、実際に歩いたりすると良いです。
オートロック
オートロックはエントランスのドアにセキュリティーが設けられているドアのことです。
居住スペースには基本的に住人しか入れないので安心しやすいです。
カメラ付きインターホン
カメラ付きインターホンはインターホン越しで誰が来たかをカメラ越しで見れます。
訪問者が誰だか分かりやすいので女性や一人暮らしにおすすめです。
管理人の有無
エントランスに管理人室があると、訪問客を直視できます。不審な動きをする人は人目を嫌います。監視されていることにより犯罪抑止力になります。
ほかにも何かトラブルや困ったことがあると相談や助けを求められます。
許可があれば賃貸でもシャッターを後付けできる
大家さんの許可があれば賃貸でもシャッターを後付けできるます。
シャッター代や業者の費用は基本実費です。取り付けるシャッターの種類によって値段が変わります。
引き戸タイプと約2~15万円、手動式だと約6~16万円、電動式だと約10~35万円します。機能性も違うので大家さんと相談しながら決めましょう。
また、退去時に取り外しが必要かも確認すべきです。原状回復優先と言われた場合は、退去時に取り外す費用も別途必要になります。
当サイト運営の「イエプラ」なら、わざわざお店に行かなくてもLINEで希望を伝えてお部屋を探せます!
さらに、イエプラは仲介手数料が基本0円です。およそ家賃1ヶ月分の初期費用をまるっと節約できます。
家賃によっては10万円以上も安くなるので、浮いたお金で新生活の家具家電を揃えられます。費用を抑えて引っ越したい人は、ぜひ利用してみてください。