「納戸とはどのような部屋?」
「寝室に使っても良いの?」
せっかく引っ越しするなら、住み心地の良いお部屋を見つけたいものです。お部屋探しの際に、間取り図に「納戸」と書いてあるのを一度は目にしたことがある人も多いと思います。
ただ、納戸って聞きなじみがないし、普通のお部屋との違いがいまいちピンときませんよね。
そこで当記事では、納戸とはどのようなものか解説します。おすすめの納戸の活用方法や、物であふれがちな納戸をすっきりさせる収納方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
納戸とは?
納戸とは、主に衣服や、日用雑貨を収納する目的で使われるお部屋のことです。
居室と納戸は明確に区別されていて、居室は「採光の面積が床面積の1/7以上必要」と建築基準法で決められています。納戸は窓が小さい、窓が無いなどの理由で、居室とは認められません。
法律上で居室と認められていないだけで、実際にどう使うかは入居者の自由なので、居室や寝室として使うこともできます。
間取り図では、納戸は「N」の記号を使って表します。物件情報の項目に「3LDK+N」と表記されている場合、Nの部分が納戸になります。
納戸以外にも様々な呼びかたがある
納戸と同じようなお部屋でも、物件によっては「サービスルーム」「DEN(書斎)」「フリールーム」など、違った呼びかたをすることがありますが、どれも「居室と認められない部屋」という点で同じです。
「納戸よりサービスルームのほうが人気が出そう」「納戸と呼んだほうが日本家屋っぽくて良い」といった理由から呼び名が決められる場合が大半です。
同じ広さの間取りより家賃が安め
納戸付きのお部屋は、同じ広さで納戸が無い物件と比べると、家賃が安いことが多いです。
例えば、同じ広さで「2LDK+納戸」の物件と「3LDK」の物件があるとすると「2LDK+納戸」の物件のほうが家賃が安めです。
家賃は、基本的に居室が多ければ多いほど高くなる傾向にあります。納戸は居室としてカウントされないので、家賃が安くなります。
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おすすめの納戸の活用方法
大きな収納スペース
納戸は大きなクローゼットとして利用できるので、普通の物件よりも収納スペースを充実させられます。
衣服を収納したり、普段使わない家具・家電や、来客用の布団を置いたりできて便利です。
ただし、物を詰め込みすぎると、使いたいものが取り出しづらくなってしまったり、どこに何を置いたかわからなくなってしまいます。
定期的に断捨離して、物を詰め込みすぎないように管理が必要です。
集中できる作業スペース
デスクや本棚を置いて作業スペースにすれば、普通の居室で作業するよりも集中できる作業スペースにできます。
納戸は窓が無いか、小さい窓しか無いので、扉を閉めるとかなり閉じた空間になり、邪魔されにくい環境を作れます。
ただし、エアコンを設置できない納戸が多いので、暖房器具を置いて対策する必要があります。
小さい子どもの遊び部屋
幼稚園に入るくらいまでの小さい子どもがいるなら、遊び部屋として使えます。外に出てしまう心配があるような窓が無いので、安心して遊ばせておけます。
エアコンや窓が無い場合は、扉を開けっ放しにして遊ばせましょう。とくに夏場は、熱中症になる危険があります。扉に柵を付けておけば、開けっ放しにしても遊び部屋の外に出る心配はありません。
納戸ですっきり収納する方法
納戸には棚などの収納設備が付いていないので、以下のような収納方法を試してみてください。
納戸にそのまま物を詰めし込んでしまうと、せっかくの収納スペースを有効に使えなくなってしまいます。
どこに何を置くか決める
まず、納戸の広さと収納したい物の量を把握して、どこに何を置くか考えます。
納戸に収納するのは、季節ものの服や趣味に使う道具など、毎日の生活では使わない物が良いでしょう。毎日納戸に行って物を取り出したり片付けたりするのは面倒です。
また、買い溜めた日用品など、ひんぱんに取り出す物を収納するなら、扉に近い場所に置くと良いです。
収納する物に合わせて収納家具を置く
スチールラックや突っ張り棒などを並べて、収納したい物を置けるように整理します。棚を置くとき、扉から納戸の奥まで移動できるように動線を確保しておきましょう。
壁に沿って棚を並べて、納戸の中央のスペースを開けておくような置き方がおすすめです。どこになにがあるか分かりやすいですし、必要なときに取り出しやすいです。
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