「メゾネットで一人暮らしはあり?」
「普通の間取りとの違いは?」
メゾネットタイプの物件は、一軒家のような住み心地なので希望する人が意外と多いんです。
しかし、お部屋が広い分、一人暮らしだと持て余すことが多いです。家賃もやや高めなので、毎月の生活費が高くなりやすいです。
そこで当記事では、一人暮らし向けの普通の間取りとメゾネットタイプの家賃比較や、メゾネットで一人暮らしをするメリット・デメリットを詳しく紹介します!
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
メゾネットで一人暮らしは収入に余裕がないと厳しい
メゾネットで一人暮らしをしたい場合は、収入に余裕がある人でないと難しいです。普通の賃貸物件より2倍以上家賃が高い傾向にあります。
不動産屋専用情報サイト「ATBB」で、東京23区内の駅徒歩10分以内、築年数20年以内のワンルーム・1Kの条件で、家賃の安い順30件の平均家賃をまとめました。
普通のお部屋とメゾネットタイプで比較をすると、2倍以上家賃に開きがあります。
普通の1R・1K | 56,200円 |
---|---|
メゾネットの1R・1K | 122,600円 |
メゾネットのお部屋は、ほとんどが家賃10万円以上に設定されていることが多いので、家賃に見合う収入がない人は諦めましょう。
そもそもメゾネットとは?
メゾネットとは、1つのお部屋の中に階段があり、1階と2階に分かれているタイプのお部屋のことを指します。
一人暮らし向けのメゾネットは、1階にバス・トイレ・キッチンなどの水回りが集中していて、2階が居室になっているタイプが多いです。
ごくまれに、2階に水回りが集中していて、1階が居室になっている場合もあります。
メゾネットの一人暮らし向け物件が少ない
一人暮らし向けの東京23区内の駅徒歩10分以内、築年数20年以内・1DKのメゾネットは物件数がかなり少ないです。とくに1Kになると、全体の賃貸物件のうち1%以下です。
不動産屋専用サイトATBBで、東京23区内の駅徒歩10分以内、築年数20年以内のワンルーム・1Kタイプのメゾネットを調べたところ、全体の約0.6%しかありませんでした。
また、メゾネットは人気が高い物件なので、ネット上に掲載されている情報はごく一部です。どうしてもメゾネットで一人暮らしをしたい人は、不動産屋に聞いたほうが手っ取り早いです。
メゾネットで一人暮らしをする6つのメリット
メゾネットで一人暮らしをするメリットは以下の6つです。詳しく解説していくので、お部屋探しの参考にしてください。
・広々としたスペースを使える
・生活空間にメリハリができる
・友人や親族などの来客を呼びやすい
・寝室が隠れるので女性でも安心できる
・窓が多いので日当たりや風通しが良い
周囲の生活音が聞こえてこないので静か
メゾネットは、1階と2階の両方が自分の部屋になるので、空間が広い分外からの音が反響しにくいです。また、自室の音も外に漏れにくいです。
ただし、建物自体の防音性は、壁などの素材によって違うので、内見時にか必ず壁を叩いて防音性を確認しておくべきです。
広々としたスペースを使える
2階分のスペースをすべて自分1人で使えるので、メゾネットでの一人暮らしでは、かなり広いスペースで生活できます。
また、階段下や図面上の空いたスペースが収納用になっているなど、工夫されているお部屋が多いため、普通の賃貸物件に比べると収納スペースが広いケースが多いです。
生活空間にメリハリができる
1階をダイニングキッチン、2階を寝室としっかり分けられるので、生活にメリハリが出ます。寝室にある家具や衣類に、料理の臭いがつく心配もなくなります。
また、1階と2階でコンセプトの違うインテリアを設置し、空間の雰囲気を変えて楽しむこともできます。
友人や親族などの来客を呼びやすい
空間が広いので、友人や親族などの来客を呼んでも、手狭にならずに便利です。
1階をリビングやダイニング、2階を寝室のように分けられる物件の場合は、急な来客があってもプライベートな空間を見られずに済みます。
寝室が隠れるので女性でも安心できる
ほとんどのメゾネット物件では2階部分に寝室があるので、女性の一人暮らしでも安心できます。
外の通りや共有部分の廊下から寝室が見える危険が減るので、通常の一人暮らし向け物件の1階を借りるよりも防犯面で優れています。
窓が多いので日当たりや風通しが良い
メゾネット物件では1階と2階の両方に窓があることが多いので、一般的な一人暮らし向け物件よりも日当たりや風通しがかなり良いです。
1階と2階の窓を両方開ければ、物件内を風が通り抜けるので、換気扇を付けることなく空気の入れ替えが可能です。
メゾネットで一人暮らしをする6つのデメリット
メゾネットで一人暮らしをするデメリットは以下の6つです。詳しく解説していくので、お部屋探しの参考にしてください。
・光熱費が高くなる
・夏は暑くて冬は寒い
・Wi-Fiが届きにくいので工夫が必要になる
・掃除の手間がかかる
・階段の昇り降りが煩わしい
家賃がかなり高い
メゾネットは、1階と2階をぶち抜きにする設計や、階段を設置するなど、通常のお部屋より建築費用が掛かるため家賃がかなり高いです。
最初にも開設しましたが、普通の一人暮らし向けのワンルームや1Kの間取りよりも2倍以上家賃が高いです。また、敷金や管理費も高めに設定されていることが多いです。
光熱費が高くなる
普通のお部屋よりも空間が広く、1階と2階の両方で電気がかかるので、光熱費が1.5倍~2倍ほど高くなります。
とくに、エアコンの効きが悪いので、夏と冬場の電気代が跳ね上がります。
夏は暑くて冬は寒い
メゾネットのお部屋は、夏は暑くて冬は寒くなることが多いです。その理由は、フロアが2つあるからです。
夏の暑い空気は、2階など高い部分に溜まりやすくなるので、夏は2階がかなり暑くなります。逆に、冷気は空気よりも重く下にたまるので、冬は1階部分がかなり冷えます。
Wi-Fiが届きにくいので工夫が必要になる
お部屋が1階と2階に分かれるため、一人暮らし向けのインターネット回線だとWi-Fiが届きにくいです。別々のルーターを用意するなど工夫が必要です。
お部屋によっては、各階ことに有線LANのポートが設置されている場合もあるので、内見時に確認しておきましょう。
掃除の手間がかかる
スペースが広い分、掃除の手間も時間もかかります。また、内階段に埃が溜まりやすく、1段1段掃除するのがかなりの手間です。
面倒だと思って掃除を怠ってしまうと、階段に埃が溜まってしまい、足をすべらせる原因になるため危険です。
階段の昇り降りが煩わしい
メゾネット物件では、トイレやキッチンを使うために階段を昇り降りしなくてはならないため、普通の物件よりも動き回る距離が多くなります。
また、疲れ切っているときや、酔っぱらったときは階段を上るのが面倒で、玄関やキッチンで寝てしまう可能性も出てきます。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!