「マンションの最上階の住み心地はどう?」
「最上階に住むメリット・デメリットは?」
マンション最上階は、上にほか入居者がいないので、足音などの騒音トラブルがほとんどないです。展望や日当たりも良く人気があります。
しかし、マンションの最上階に住むメリット・デメリットを知っておかないと、生活が不便になることもあるんです…。
そこで当記事では、マンションの最上階に住んだ人の体験談を基に住み心地を解説します。最上階のメリットとデメリットもあるので参考にしてください。
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
マンションの最上階の住み心地はどう?
マンションの最上階の住み心地はどうなのか、人によって感じ方が違うので、実際に住んでいる人に住み心地を聞いてみました。
マンションの最上階にはメリットもデメリットも多いので、人によって住みやすいと感じるかどうかが違います。
以下の項目で、マンションの最上階に住むメリットとデメリットを解説するので、最上階に住むかどうか決める際の参考にしてみてください。
マンションの最上階のメリット
マンション最上階に住むと、次の6つのようなメリットがあります。以下の項目で詳しく解説します。
上階がないので騒音トラブルが少ない
最上階だと、自分のお部屋より上にお部屋が無いので、足音や生活音などの騒音トラブルが少ないです。
また、階数が多いマンションの最上階だと、建物構造がRC造やSRC造の場合が多く、防音性が高いです。道路の音や周辺環境の音も届きにくいので、静かに暮らせます。
ただし、隣のお部屋に住人がいる場合は、多少は生活音が聞こえてくるかもしれないので、壁際に家具を寄せるなどの対策をしましょう。
最上階だけ他のお部屋よりも広いことがある
マンションの最上階だと、他の階よりも広い間取りや、天井が高めのお部屋が多いです。また、下の階の屋根部分を利用したルーフバルコニーになっている場合もあります。
ゴキブリなどの害虫が出にくい
階数が多いマンションの最上階だと、ゴキブリや蚊などの害虫が出にくいので、虫が苦手な人でも安心して住めます。
ただし、階数が低いマンションの最上階の場合は、エレベーターや配管を伝って入ってくることがあります。極力虫に遭いたくないなら、10階以上の高層マンションの最上階がおすすめです。
日当たりが抜群に良い
最上階は、周りの建物よりも高い位置にあることが多く、遮蔽物が無いので、日当たりが抜群に良いです。天気の良い日には、洗濯物もすぐ乾きます。
また、日中は電気を点ける必要がなく、冬場は暖房がいらないくらい温かいので、電気代の節約にもなります。
風通しが良い
日当たりの良さと同様に周りに遮る建物が少ないので、風通しが非常に良いです。湿気が気になる時期は、窓を開けて風を通すことでカビを抑えられます。
バルコニーがあればバーベキューなどを楽しめる
最上階に付いている物件は広いバルコニーが付いている場合が多く、友達を呼んでバーベキューしたり、花火大会を見て楽しんだりしやすいです。
ただし、バルコニーやベランダは正確にはマンションに住んでいる全員の共有スペースです。
契約書などに喫煙やバーベキューができるかどうか記載されていることが多いので、必ず確認しましょう。記載がない場合は、管理会社に許可を取ってから利用しましょう。
マンションの最上階のデメリット
上記のメリットとは反対に、最上階には以下の8つのようなデメリットがあります。
家賃が高い
マンションの最上階は、人気が高く需要がある分、家賃が高めに設定されています。
不動産屋専用の情報サイト「ATBB」で、都内23区のマンションの1階と最上階の家賃を比較してみました。
検索条件は駅徒歩15分以内・築年数20年以内のワンルーム・1Kのマンションで、家賃の安い順30件の平均金額です。
最上階 | 約58,200円 |
---|---|
1階 | 約49,500円 |
1階と最上階では、約1万円もの家賃の差がありました。収入に余裕がないと、最上階のお部屋は手が出しにくいかもしれません。
地震の揺れが激しい
最上階は階数が高い分、遠心力で地震の揺れが激しくなります。また、一度揺れると、ビル全体の揺れが止まるまで長引きます。
大きい揺れだと、本棚に収納している物が落下したり、家具が転倒したりします。揺れ防止マットなどを家具に取り付けるなど、地震対策をしっかりする必要があります。
壁にネジやクギを打っていい場合は、家具に転倒防止用金具を付けて万が一に備えておきましょう。
空き巣に狙われやすい
最上階のお部屋は、屋上や非常階段から侵入しやすい、人目に付きにくいので犯行しやすいといった理由から、空き巣に狙われやすいです。
外出の際は玄関や窓の鍵を必ず閉める、窓に防犯フィルムを貼るなど、できる限りの防犯対策はしておきましょう。
日光が直接当たるので夏はサウナ状態
最上階は日当たりが良いせいで、夏場はお部屋がサウナ状態になることが多いです。とくに、窓が南向きのお部屋は直射日光が当たるので、日差しも厳しいです。
また、築浅の高層マンションは気密性が高い造りになので、熱がこもりやすくなっています。窓を開ければ少し緩和されますが、下階のお部屋よりも電気代が高くなりがちです。
屋上に庭園などが設けられている場合は、熱が伝わりにくいので暑くなりにくいです。建物の共有設備なども確認すると良いでしょう。
エレベーターの待ち時間が長い
最上階なので、エレベーターが昇ってくるまでに1~2分近くかかる場合がほとんどです。そのため、急いでいる時などは待ち時間でストレスが溜まりやすいです。
朝の出勤通学時間だと、途中で乗り降りする人が多いため、より時間がかかります。休日だと、下に降りるのが面倒に感じ、外出回数が減るかもしれません。
また、階段で上り下りをしようと思っても、最上階だと体力的にも気力的にもキツいです。
屋上の室外機の音がうるさい
屋上に室外機が設置されていて、近い位置にあるお部屋の場合だと音が気になるかもしれません。
最上階のお部屋を選ぶ際は、室外機がどこに設置されているのかも確認すると良いでしょう。また、水音が気になるので貯水槽の位置も合わせて確認しておきましょう。
雷の音が大きくてびっくりする
最上階は、階層が高ければ高いほど空に近くなるので、雷の音が大きく驚いてしまう人が多いです。酷いときは、窓にびりびりと振動が伝わることもあります。
また、最上階は風も強くなりがちなので、雷とあわせて強風が吹くと、窓がガタガタと鳴る可能性があり、うるさく感じます。
災害時に逃げ遅れるリスクがある
最上階は、地上から最も離れているので、避難に時間がかかります。災害時はエレベーターが停まるので、階段を駆け下りなくてはいけません。
また、12階以上のマンションだと、消防車の救助ハシゴが届かず逃げ遅れる可能性もあります。万が一の際のリスクがあることを知っておきましょう。
最上階に住むなら角部屋が最高
マンションの最上階に住むなら、角部屋がおすすめです。マンション最上階の角部屋だと、上下階と隣を合わせて2部屋しか隣接しないので、かなり静かに暮らせます。
玄関前も、友人や宅配便などの来客以外は人が通らないので、足音が気になりません。
また、角部屋は同じ最上階の中部屋より窓が多いので、日当たりが良いです。「南向き+東向き」のように2方向に窓があるため、長時間にわたって日差しが入ります。
ただし、最上階の角部屋はかなり人気が高いので、同じ建物の中で最も家賃が高く設定されていることがほとんどです。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!