「メゾネットはやめたほうがいい?」
「実際の住み心地はどう?不便?」
メゾネットタイプの賃貸物件は室内に階段があり、1階と2階に分かれています。デザイン性が高くてオシャレなので「住んでみたい」と思う人も多いですよね!
しかし、普通のアパートと違う部分が多く、デメリットが多くて住みづらいのでは?と不安になるものです。
そこで当記事では、メゾネットはやめたほうがいいのか、どんな人に向いているのかを詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
メゾネットタイプの賃貸物件とは
出典:業者専用サイト「ATBB」転載可物件
2層以上の階層がある集合住宅のこと
メゾネットとは1住戸の中に階段があり、2層以上に分かれている集合住宅を指します。上階と下階に分かれているので、戸建て感覚で住めると人気です。
連棟式のものは「テラスハウス」や「タウンハウス」と呼ばれることがあります。木造または軽量鉄骨造で建てられた物件が多く、2階建であることがほとんどです。
マンションの一部分のみメゾネットタイプになっている間取りもありますが、数は非常に少ないです。ちなみに、1住戸が独立している場合は「戸建て賃貸」と呼ばれます。
ロフトはメゾネットに当てはまらない
ロフトは建築基準法上では小屋裏物置(収納)扱いで、居室にはなりません。はしごを登るので2階と思われがちですが、階層には当てはまらずメゾネットとは言えないのです。
メゾネットはやめたほうがいいと言われる理由
- ・1階の防犯面が不安
- ・階段の上り下りが面倒
- ・家事動線が遠くて不便
- ・階段の分だけ居室が狭くなる
- ・階段の足音が聞こえやすい
- ・1階部分は虫が侵入しやすい
- ・2階は暑くなりやすい
- ・物件数が少なく探すのに苦労する
1階の防犯面が不安
メゾネットは1階に玄関ドアやベランダがあり、空き巣や下着泥棒などの防犯面が不安です。不審者は侵入経路や逃走経路が確保しやすい1階を狙う可能性が高いからです。
道路に面している建物の場合、窓から中が見えてしまいます。交通量が多い通り沿いは外からの視線が気になり家にいても落ち着きません。
階段の上り下りが面倒
メゾネットは毎日階段の上り下りが発生します。「重い荷物を持っていくのが大変」「腰や膝が痛い」など、デメリットに感じる人が多いです。
また、小さな子どもや妊婦、お年寄りなどは転落による怪我が心配です。手すりがないタイプも多いので、階段での移動に不安がある人は注意しましょう。
家事動線が遠くて不便
メゾネットは水回りと各種設備の家事動線が遠くなりがちです。例えば洗濯機が1階で、ベランダが2階にしかない場合は洗濯物を抱えて階段を上り下りする必要があります。
階段の分だけ居室が狭くなる
フラットタイプの間取りと専有面積が同じだとしても、メゾネットは階段がある分だけ狭くなります。間取り図だけで判断するのではなく、実際に内見に行って広さを確認しましょう。
階段の足音が聞こえやすい
メゾネットは階段の上り下りによる足音や話し声など、隣人の生活音が聞こえやすいです。木造や鉄骨造など、防音性の低い建物構造が採用されていることが多いからです。
特に子育てファミリーは防音対策が必須と言っても過言ではありません。
1階部分は虫が侵入しやすい
1階は専用庭や生け垣があり、虫が発生しやすい環境です。地続きになっていることから、アリやムカデなどの害虫がお部屋に侵入してくることもあります。
エサが豊富な飲食店やゴミ置き場の近くではゴキブリやネズミも出ます。虫が苦手な人は注意してください。
2階は暑くなりやすい
夏は屋根に近い2階部分が非常に暑いです。暖かい空気は上、冷たい空気は下に溜まるという性質があるからです。特に南向きや西向きのお部屋はエアコンが効くまで時間がかかります。
その分、冬は暖まりやすいです。寒がりの人なら重宝するかもしれません。
物件数が少なく探すのに苦労する
メゾネットは一般的なアパートやマンションと比べると物件数が少なく、希望に合う物件を探すのに苦労します。
引っ越しを決意したら早めに不動産屋に相談し、お気に入りの物件を契約できるように動きましょう。
メゾネットタイプの賃貸に住むメリット
- ・戸建て感覚で使える
- ・階下への足音を気にしなくて済む
- ・採光や風通しが良好
- ・収納が多め
- ・デザイン性が高くてオシャレ
- ・階段の吹き抜け部分は解放感がある
- ・階段の上り下りで運動できる
戸建て感覚で使える
メゾネットは「玄関前に私物が置ける」「1階と2階で生活空間をしっかり分けられる」など、戸建てと同じような感覚で使えます。
駐車場と玄関ドアの距離が近い物件も多いので買い物もラクです。
階下への足音を気にしなくて済む
1階と2階どちらも自分のお部屋なので、普通のアパートやマンションに比べると階下への足音を気にしなくて済みます。
しかし、足音は下だけでなく横にも伝わっています。本物の戸建てのようにうるさくはできません。
採光や風通しが良好
メゾネットは窓が多いので採光や風通しが良好です。「お部屋が明るい」「カビが生えにくい」など気持ち良く過ごせます。
収納が多め
収納が多めに確保されている傾向が強いのもメゾネットのメリットです。特に階段下に収納スペースが付いている間取りは、デットスペースを有効活用できておすすめです。
デザイン性が高くてオシャレ
メゾネットは見た目にこだわって作られていることが多く、オシャレな物件が見つかりやすいです。
デザイナーズタイプのメゾネットは螺旋階段やアクセントクロス(壁紙)など、ドラマのセットのような物件もあります。
階段の吹き抜け部分は解放感がある
階段が吹き抜けになっているメゾネットは、天井が高いことで解放感を感じられます。高さがあることでお部屋全体が広く見えるのもメリットです。
階段の上り下りで運動できる
階段の上り下りはちょっとした運動になります。特に在宅勤務で家にいることが多い人は、運動不足解消に役立ちます。
実際にメゾネットタイプの賃貸物件に住んでいる人の感想
階段の上り下りに苦労している人が多い
息子の機嫌が悪くて抱っこしている時に宅配が来ちゃって仕方ないけど降ろしたら息子ギャン泣き
メゾネットタイプなので階段が大変
ごめんよ息子…— 桜もち@3y&2y年子兄弟 (@sakuramochi0805) July 13, 2021
家にも届いてるのかなー会報。メゾネットの階段下の玄関まで確認しに行くのがめんどい
— カウ (@kcametain1977) April 3, 2023
どうも…てっちゃんです…
メゾネットタイプの新居より
洗礼を受けました….1人で折りたたみベッド降ろせません…
無理くり降ろしたら左腕が死にましたw pic.twitter.com/jIfPvHl5L2
— てっちゃん (@skairain17) April 7, 2023
メゾネットは階段の上り下りに関するネガティブな声が多く見受けられます。面倒くさがりの人は後悔する可能性が高いので慎重に決めましょう。
また、階段の作りによっては大きな家具が運べません。あらかじめ家具のサイズと階段のサイズを測っておくことをおすすめします。
空間を分けられる点が人気
我が家はメゾネットタイプの1LDKで1Fと2Fに別れており、1Fがのスペース兼リビングで2Fが私のスペース兼寝室になってるから適度に1人の空間があって良い。吹き抜けだから少し声張れば各階で話せるのも楽なんだよな。
— ゆるぽよ (@yuruyuru_poyoyo) April 4, 2023
結局メゾネットタイプのお家に一緒に住むことになったんだけど、1階と2階で空間分けられるからお互いに1人の時間作れるし、案外私たちが一緒に住むには1番ぴったりなお家なのかもしれないな
— (@jsmr6_) February 2, 2023
メゾネットタイプの部屋に住んでいて本当に良かった(テレワークの集中環境が作れる)
— Yuki Skywalker (@YSkyW) July 22, 2020
1階と2階で空間が分けられるので、1人の時間も大切にしたい夫婦やカップルからの人気が高いです。「テレワークで集中できる環境が作れて良かった」という人もいました。
メゾネットはやめたほうがいい人の特徴
防犯面を重視するならやめたほうがいい
- ・防犯面を重要視する
- ・階段の上り下りはしたくない
- ・足音など生活音を気にするのは嫌
- ・腰痛や妊娠など体調面に不安がある
- ・虫が苦手
- ・急いで物件を探している
メゾネットは防犯性を重要視するならやめたほうがいいです。1階部分は特に狙われやすく、安心して暮らせないと感じるでしょう。
また、腰痛持ちや妊娠などで体調面に不安がある人にもおすすめできません。階段の上り下りがつらく、体に負担がかかります。
生活空間をしっかり分けたいならメゾネットがおすすめ
- ・テレワーク中心でオンオフを切り替えたい
- ・夫婦で生活時間が違う
- ・同棲だけど1人の時間も大切にしたい
- ・インテリアやデザインにこだわりがある
- ・荷物が多い
- ・日当たりを重要視している
テレワークしていてオンオフをしっかり切り分けたい、カップルの同棲だけど1人の時間もほしいという場合はメゾネットがおすすめです。
戸建てのように使えるので、フラットタイプの間取りよりも空間作りがしやすいです。
メゾネットに住むか迷ったら不動産屋に相談するといい
メゾネットタイプにするか、フラットタイプにするかで迷ったら不動産屋に相談しましょう。ライフスタイルや予算をもとに最適な間取りを提案してくれます。
気軽に相談するならネット上の不動産屋「イエプラ」がおすすめです。チャットやLINEでやり取りするので、いつでもどこでもプロの接客が受けられます。
SUUMOやHOME’Sには載っていない未公開物件も取り扱っているので、お部屋探しの幅が広がります。
メゾネットの賃貸物件選びで注意すべきポイント
- ・リビングや水回りの位置
- ・階段の使いやすさ
- ・防音性の高さ
- ・洗濯機置場と物干しスペースの場所
- ・エアコンの台数
リビングや水回りの位置
物件によってリビングや水回りの位置は違います。お部屋の使い方やライフスタイルに合うかどうか確認しておきましょう。
例えば2階がリビングになっていてそこで過ごす時間が長いにもかかわらず、トイレが1階にしかないと頻繁に上り下りが発生します。
実際に住んだときのことをイメージして、住みやすいかどうかしっかり見極めてください。
階段の使いやすさ
毎日上り下りする階段の使いやすさは重要です。幅や手すりの有無など、実際に上り下りして確認してください。
階段の勾配は急すぎると危険なので、子どもやお年寄りのいるご家庭は避けることをおすすめします。
階段下が収納スペースになっているメゾネットがおすすめ
上記画像のように階段下が収納スペースになっているメゾネットがおすすめです。デッドスペースを有効活用できるので、お部屋を広々と使えます。
防音性の高さ
階段の上り下りする音が響きやすいので、メゾネットにおいて防音性の高さは重要です。実際に内見に行き、音の聞こえやすさをチェックしましょう。
防音性の高い物件を選ぶなら、角部屋で上階が屋根になっているタイプがおすすめです。
可能であれば隣のお部屋の間取り図も見せてもらい、隣のお部屋の階段が寝室から遠いかどうかも確認しておくと安心です。
洗濯機置場と物干しスペースの場所
洗濯機置き場が1階で、ベランダが2階にあると重い洗濯物を持って階段を上り下りする必要があります。
1階と2階両方にベランダがあるタイプと、どちらかにしかないタイプなど物件によって異なるので必ずチェックしておいてください。
エアコンの台数
エアコンの台数と各階にあるかを確認しておきましょう。1台しかない場合、どちらかの階で過ごすことができなくなります。契約前に取り付けてもらうように交渉しましょう。
また、吹き抜けの場合は設置の向きや場所も重要です。向きが悪いとエアコンが効きづらく、電気代がかさみます。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!