「木造のメゾネットの防音性は?」
「木造メゾネットは音が響きやすいの?」
メゾネットタイプの物件は、1階と2階が自室になります。2階を寝室にすれば、下の階への足音トラブルを減らせます。
しかし、建物構造が木造だとさらに上の階からの音が響いてきてうるさい可能性があります。
そこで当記事では、木造メゾネットの防音性について解説します。音が響きやすい間取りや、入居後にできる騒音対策も紹介しています。
- 木造のメゾネットは防音性が低くうるさいと感じる人は多い
- ファミリーも多く子どもの泣き声が響いてくる可能性が高い
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
木造のメゾネットは音が響きやすい
木造のメゾネット物件は音が響きやすいです。なぜなら木造の建物自体、防音性が低いからです。
そもそも木造とは、その名の通り木を素材に使っている物件です。通気性が良いという特徴がありますが、同時に音を通しやすいので防音性はありません。
メゾネットとは、1つのお部屋の中に階段があり、居住空間が1階と2階に分かれている物件です。
上階からの騒音に悩むことはありませんが、木造のメゾネットだと隣からの音をうるさいと感じることが多いです。
入居者に新婚やファミリー層が多い
メゾネットは1LDKや2LDKなど、新婚や子どもがいるファミリー層向けの間取りが多いです。
そのため単身向けのアパートやマンションよりも、話し声や子どもの泣き声が聞こえる可能性が高くなります。
また階段があるため、階段を上る足音や子どもの走る音が響くことが多いです。
間取りによって音の響き方が異なる
メゾネットでも、音の響きやすさは間取りによって異なります。
音が響きやすい間取りとそうでない間取りを以下で紹介します。
音が響きやすい間取り
居室が隣り合わせになっている間取りは、音が響きやすいです。
LDKと洋室を隔ているものが1枚の界壁のみなので、隣の部屋の生活音、話し声が筒抜けになってしまいます。
廊下の面積が少ないため、その分洋室が広くなっていますが、騒音対策が全くなされていません。
音が響きにくい間取り
音ができるだけ響かないよう工夫されており、音が響きにくい間取りの例です。
2つのお部屋の間にトイレや階段が配置されているため、2世帯の生活空間が離れています。
そのため、生活音や話し声が響きにくくなっています。
木造のメゾネットで音が響きにくいお部屋を見つける方法
木造のメゾネットで、音が響きにくいお部屋を見つける方法は以下の6つです。
それぞれについて詳しく説明します。
・隣の住民がどんな人か確認する
・角部屋を選ぶ
・壁を叩いて防音性を確認する
・壁際にトイレや階段がある部屋にする
・内見は2回行く
隣の部屋の間取りも確認する
隣りの部屋の生活空間と近くないか確認することで、音が響きやすい間取りを回避できます。
壁際にトイレや階段がある部屋であれば、お互いの生活スペースに干渉しません。
不動産屋に頼めば両隣の部屋の間取りを見せてくれるので、頼んでみましょう。
隣の住民がどんな人か確認する
隣が単身や子どものいない夫婦だと、静かで生活音が気にならない可能性が高いです。
気になる物件に既に入居している人がどんな人か、不動産屋に頼めば教えてくれます。
しかし、プライバシーの観点で教えてくれない不動産屋もあるので、断られたら諦めましょう。
角部屋を選ぶ
両隣が部屋に囲まれているお部屋より、角部屋の方が静かな可能性が高いです。
音が響くことも少なく、騒音の苦情を受けるリスクも減ります。
壁を叩いて防音性を確認する
木造でも、防音性が高い素材が使われている場合は防音性が高いです。
防音性を確かめるためには、内見時に壁を叩いたり扉を開け閉めして、どれくらい音が響くのか聞いてみましょう。
もし隣の部屋が空室なら、不動産屋に頼んで中に入れてもらい、隣からの音の響き方も聞くと確実です。
内見は2回行く
どのくらい音が聞こえるのか正確に調べるために、内見は昼・夜の2回に分けて行きましょう。
昼間は仕事で自宅にいない人が多く、夜の方が生活音がどれだけ聞こえるのか分かりやすいです。
また、道路沿いの物件なら交通量もチェックしたほうが良いです。メゾネットの場合1階に住むことになるので、車の音がよく聞こえます。
入居後にできる防音対策
木造のメゾネットに住む場合は、以下の防音対策をすると良いです。
・遮音カーテンを付ける
・ラグやカーペットを敷く
・本棚を壁際に置く
・TVなど音の出るものは床に直置きしない
・早朝、深夜の洗濯は避ける
防音シートや吸音パネルなどの防音グッズを使えば、賃貸でも簡単に防音対策ができます。
また、本棚を壁際に置いたりスピーカーなど音の出るものは台の上に置くなど、家具の配置を工夫すれば音が響きません。
早朝や深夜など音の響きやすい時間帯に洗濯するのも、騒音の原因になるためできるだけ控えましょう。
防音性を気にするならメゾネットではなくRC造の普通のお部屋がおすすめ
防音性が高い物件に住みたいなら、メゾネットではなくRC造の普通のお部屋がおすすめです。
なぜなら木造のメゾネットは通常のアパート・マンションより家賃が高い上に物件数が少ないからです。
木造のメゾネットに住んで防音対策でお金を使うより、初めから遮音性に優れているRC造やSRC造に住んだ方が快適に暮らせます。
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