「14平米は何畳?」
「間取り例やレイアウトのコツは?」
お部屋は広すぎると持て余しますし、家賃も高くなってしまいます。賃貸で借りるなら、自分に合った丁度いい広さで快適に暮らしたいですよね。
しかし14平米と言われても、実際に使える広さがイメージできず選ぶのが難しいという人がほとんどです。
そこで当記事では、14平米が何畳なのか、どんな間取りなのかを解説しています。レイアウトの実例もあるので参考にしてください。
- 40平米は専有面積が8.5畳の広さ
- キッチンなどを除いた生活スペースは5畳ほど
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
14平米は専有面積が約8.5畳
物件情報に14平米(14㎡)と記載があったお部屋は、基本的にお風呂やトイレを含むお部屋全体の専有面積が約8.5畳です。
広さの計算方法は「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」で、1畳当たり1.62平米と決められています。そのため、14㎡と記載されているなら「14÷1.62=約8.5畳」で計算します。
そもそも専有面積とは、マンションやアパートなどで、居住者だけが自由に利用できるお部屋の内部の面積のことです。そのため、キッチンやお風呂・トイレなどの設備も含まれています。
実際に住むスペースは約5~5.5畳
専有面積14平米は約8.5畳ですが、キッチンやお風呂・トイレなどを抜かした居室部分は約5~5.5畳です。
お風呂やトイレなどの居室以外のスペースは4平米(約3~3.5畳)ほどで、収納スペースがついてないお部屋が多いです。
5畳のお部屋だとやや狭く感じますが、5.5畳あればよほど荷物が多い人でない限りは一人暮らしできます。
安めのビジネスホテルの客室くらいの広さはあります。そのため、シングルベッド・テレビボード・収納タンスとテーブルを置いても、生活動線が確保できます。
地域による面積の違い
物件情報に掲載されている平米数は、1畳当たり1.62平米と決められていますが、地域によって畳のサイズが微妙に違います。
以下は、畳の種類ごとの大きさと、よく使われる地域の一覧です。実際に住むお部屋が、どのくらいの広さかの参考にしてください。
8.5畳の面積 | 1畳の広さ | 使われる地域 | |
---|---|---|---|
中京間 | 14.08㎡ | 182cm×91cm | 東京・愛知など |
江戸間 | 13.16㎡ | 176cm×88cm | 東日本 |
団地間 | 12.3㎡ | 170cm×85cm | 全国の公団住宅・アパート |
本間(京間) | 15.5㎡ | 191cm×95cm | 関西・中国などの西日本 |
14平米の間取りはワンルームが多い
14平米の間取りはワンルームが多いですが、1Kのお部屋もそこそこ見つかります。
不動産屋専用の物件情報サイト「ATBB」を使って、実際に12平米にどんな間取りがあるかまとめてみました。
物件数(東京23区内) | |
---|---|
ワンルーム | 961件 |
1K | 373件 |
1DK | 1件 |
1LDK | 0件 |
※2019/12/04「ATBB」のデータより
14平米のワンルームだと、キッチンと居室の仕切りがないので、居室部分は6~6.5畳ほどです。ただし、お部屋の中にキッチン設備があります。
14平米のワンルームのお部屋の場合、収納スペースがほぼ無い代わりに、居室が広めになっている間取りが多かったです。
1Kだと、ユニットバスとキッチンが同じくらいの狭さで、残りの居室部分は5.5畳ほどあります。収納スペースの有無は、お部屋によってバラバラでした。
実際の14平米のお部屋の内装写真
不動産屋専用の物件情報サイト「ATBB」に掲載されている、14平米のお部屋を紹介します。フローリングのお部屋に絞ると、ほとんどがロフト付きの間取りでした。
ロフト付きワンルーム
石神井公園の「10ホワイトハイツ石神井公園」というワンルーム+ロフトのお部屋です。この物件は、ロフトに押入れがついている変わったタイプなので、荷物が多い人に向いています。
ロフトを寝室に使い、下のお部屋をダイニングのように使えます。写真で見る限りでも、縦長のお部屋なので家具の配置をしやすいです。
オシャレなロフト付きワンルーム
駒沢大学の「レオパレス駒沢公園」というワンルーム+ロフトのお部屋です。
ロフトがあるのでお部屋を広く使えますが、はしごがお部屋の真ん中にあるので家具配置はしにくいです。
ただし、レオパレスは入居前に自分の好みの壁紙に帰られるプランがあるので、自分だけのオシャレな空間にできます。
ロフト付き1K
恵比寿の「アーバン」という1K+ロフトのお部屋です。
キッチンやお風呂・トイレスペースと居室が分かれているうえ、壁ギリギリにロフトのはしごが付いているので、かなりお部屋が広めに見えます。実際は、居室部分は5.5畳です。
14平米のお部屋に住んだことのある人の感想
14平米のお部屋に住んだことある人に、実際の住み心地はどうだったか聞いてみました。居室部分が狭いので、人によってはかなり窮屈な思いをするようです。
14平米と広さが近いお部屋の比較
14平米と広さが近いお部屋の、居室部分のみを比較してみました。「カリモク60シミュレーター」を使用して、家具家電のサイズはすべて統一して配置しています。
10平米はかなり狭く収納スペースがない
10平米のお部屋は、お風呂やトイレなどの居室以外のスペースをのぞくと、居室の広さが約3.5~4畳です。
10平米はかなり狭く、収納スペースを作る余裕がないため、押入れやクローゼットがないお部屋がほとんどです。
シングルベッドやテレビボードを配置すると、それだけでお部屋の半分が埋まります。さらに収納スペースがないため、衣類を入れたカラーボックスやタンスを置くと、かなり手狭になります。
ベッド下に収納スペースがあるロフトベッドや、ソファーベッドなどで工夫しなければ、お部屋の中に荷物が散乱するハメになります。
15平米は荷物が少ない人なら快適
15平米のお部屋は、お風呂やトイレなどの居室以外のスペースをのぞくと、居室の広さが約4.5~5畳です。14平米のお部屋と広さはほとんど変わりません。
シングルベッドやテレビボードを配置しても、空間に余裕があります。本棚や洋服タンスを追加しても、お部屋の中央にスペースを確保できます。
ちなみに、15平米のお部屋なら、小さめのクローゼットがついていることが多いので、ある程度の衣類は収納できます。
荷物が多い人だと手狭になるので、ミニマリストなど荷物が少ない人であれば快適に過ごせます。
18平米は一人暮らし向けでは一般的な広さ
18平米のお部屋は、お風呂やトイレなどの居室以外のスペースをのぞくと、居室の広さが約6畳です。
18平米は、一人暮らしのお部屋でよく見かける平均的な広さです。クローゼットなどの収納スペースが、ほとんどのお部屋についています。
シングルベッドやテレビボード、タンスをお部屋の中に配置しても空間に余裕があるので、レイアウト次第ではかなりの荷物を収納できます。
ちなみに18平米のお部屋は、お風呂やトイレ、キッチンなどの居住以外のスペースが約5畳と広めに確保されています。
ロフト部分のレイアウト例
14平米のお部屋は、収納スペースがないうえ居室スペースが狭いので、ロフト付きのアパートが多いです。
ロフトのレイアウト例を紹介するので、どういう風にロフトを使えば良いかわからない人は参考にしてみてください。
寝室として活用
ロフトの使い方で1番多いのは、寝室です。ベッドや布団を配置し、枕元に小さめの棚やテーブルを置けば、寝具周りにもモノを置けるお部屋になります。
ただし、荷物をもってのはしごの上り下りは危険なので、業者に運んでもらうか、友人に手伝ってもらったほうが良いです。
仕事や勉強などの作業スペース
仕事や勉強のためなどの作業スペースとしても活用できます。PCデスクや大きめのローテーブルを配置して、周りに本棚を置けばあっという間に作業用スペースになります。
長時間座ること前提の人であれば、座椅子もロフトに持ち込みましょう。
物置として活用
14平米のお部屋は収納スペースがないので、ロフト全体を物置としても活用できます。カラーボックスや組み立て式のラックを配置すれば、荷物が多い人でもキレイに片付きます。
ただし、荷物を持ってはしごを上り下りすると危険なので、荷物を運び込むようの大きめのリュックなどを用意しておくと良いです。
洗濯物干しスペースとして活用
ロフトに天窓がある場合は、洗濯物が乾きやすいので物干しスペースにするのもおすすめです。
直接光が入り込むので、洗濯物が短時間で乾きます。また、室内に洗濯物を干すことで、通行人に見られたり、下着を盗まれる心配もありません。
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