「郊外への移住におすすめのまちは?」
「子育て向きの住みやすい自治体はある?」
ガヤガヤした都心から自然豊かなまちへの移住は夢がありますよね。最近は在宅ワークや多様な働き方が進み、都市部を離れて郊外に移住する人も多いです。
当記事では、少しでも移住を考えている人向けに、自然が豊かで住環境も整っている「長野県 中野市」をご紹介しています!ぜひ参考にしてください。
中野市はどんなまち?
中野市について | |
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所在地 | 長野県 北東部 |
人口 (2022年7月現在) |
41,404人(15,890世帯) 男性:20,156人、女性:21,248人 |
面積 | 約112km² |
都心へのアクセス |
▶電車 信州中野駅~長野駅:特急で約30分 長野駅~東京駅:新幹線で約1時間20分 ▶車 信州中野IC~練馬IC:約3時間 信州中野IC~高井戸IC:約3時間30分 ▶その他のルートはこちら |
住まい情報 |
1DK~2DK:4~5万円前後 2LDK~3DK:5~6万円前後 空き家バンク制度あり |
移住支援制度 |
①中野市UIJターン就業・創業移住支援事業補助金 ②中野市結婚新生活支援事業 ③オーダーメイド見学ツアー など |
自然・施設 |
・複数の温泉施設 ・周辺にはスキー場が多数 ・東山公園など桜の名所 ・寺院や博物館、記念館 ・一本木公園(バラ公園) ・JA中野市農産物産館オランチェ ・信州中野いきいき館 ・ふれあい農園 など |
独自ポイント |
・魅力発信VTuber(信州 なかの) ・なかの子育て応援アプリ |
市街地が便利で都市部にアクセス良好
中野市は、長野県の北東部にある豊かな自然と山々に囲まれたまちです。「兎追いしかの山」の歌詞で有名な唱歌「故郷」の作詞者、高野辰之の出身地としても有名です。
市街地にはスーパーや病院、ホームセンターなどの生活に必要な施設が揃っています。大都市にアクセスが良好で、東京まで最短2時間で行けます。
県庁所在地の長野市にも30~40分で出られます。市内だけでなく、周辺の環境も整っていて便利な立地です。
農業が盛んで特産品が豊富
- ・エノキタケ(生産量全国1位)
- ・ぶどう(シャインマスカット、巨峰など)
- ・りんご
- ・さくらんぼ
- ・桃
- ・梨
- ・アスパラガス
- ・ぼたんこしょう(とうがらし) など
中野市は特産品が豊富で、農業の先進地として知られています。果物が珍しかった明治から、りんごやぶどうの栽培が続けられています。
エノキタケの生産量は日本一で、全国シェアの約40%を占めています。採れたての野菜や果物は市内にある直売所で安く買えます。
自治体の地域活性化の取り組みが積極的
中野市は市の魅力を発信するため、自治体では珍しくVtuberを活用した情報発信をしています。UIJターンに関する補助金や、子育て支援も豊富です。
移住する魅力は「ちょうどいい田舎暮らし」とPRされています。緑豊かな自然に囲まれながら生活は便利なのが魅力のまちです。
中野市の5つの住みやすさポイント
- 都会すぎず田舎すぎない
- 生活とレジャーどちらにも便利な立地
- 温泉や名所が豊富にある
- 子育て環境が整っている
- 土地や家が安く手に入る
①都会すぎず田舎すぎない
中野市の住みやすさは、長野県の中でもトップクラスです。都会の喧騒や田舎の不便さは感じずに、自然の中でのびのびと暮らせます。
東洋経済新報社の「住みよさランキング2017」では、長野県内で第1位(全国43位)です。安心度や利便性、快適さなど20項目の総合評価のランキングで上位を獲得しています。
②生活とレジャーどちらにも便利な立地
市内には高速道路のインターチェンジが2ヶ所あり、首都圏に出やすいです。長野県は「海なし県」ですが、中野市からは高速道路で約1時間で日本海まで行けます。
都市部や観光地、山・川・海など、どこにでも行ける好立地です。
ウインタースポーツに最適な環境
ウインタースポーツが好きで中野市に移住した人もいます。冬場は東北や北海道と比べて雪が降りすぎることがない環境で、スキーやスノーボードが楽しめます。
中野市には、志賀高原や斑尾高原などスキー場が複数あります。遊びに行く日の天候によって場所が選べるのも魅力です。
③温泉や名所が豊富にある
写真提供:中野市
温泉施設が主に4ヶ所あり、観光客だけでなく地元の人にも人気です。
歴史のある寺院や、花見スポットも豊富です。桜や桃、バラやアジサイなどの鮮やかな花が1年を通して楽しめます。
④子育て環境が整っている
中野市は自然が豊かで利便性が高く、子育てに向いています。子育て支援も充実していて、2022年4月からは「なかの子育て応援アプリ」が提供されています。
子どもの成長時期に合わせて、補助制度や予防接種の通知が受け取れる無料のアプリです。子どもの成長を記録したり、地域の育児情報が受け取れるなど多機能です。
「好きなときに」「好きな場所で」「気軽に」子育て支援情報が受け取れ、安心して子育てできます。
中野市の子育て支援制度
- ・中学校3年生まで医療費が上限500円(条件あり)
- ・「子ども食堂」が市内に9ヶ所ある
- ・子ども相談室やサポートセンターが充実
- ・病気などの事情があれば一時保育を頼める
- ・移住した子育て世帯へ「子育て応援金」を給付 など
0歳から中学校卒業までの子どもは、上限500円で保険適用診療が受けられます。
「子ども食堂」では友達と遊ばせたり、大人に勉強を教えてもらったりできます。住人同士の交流が活発で、支え合って子育てできます。
困ったときのサポート体制も充実しているので安心できます。また、中野市への転入時に2歳未満の子どもがいる場合、1万円または2万円が給付されます。
⑤土地や家が安く手に入る
東京都などの首都圏と比べて、土地や家の価格が大幅に安いです。同じ予算でも、広々とした家に住めます。
借りて住むなら毎月数万円、買うなら1,000万円以上は住居費を抑えられます。空き家バンクで中古物件を買ってリフォームするのも手です。
中野市に移住した方の体験談
写真提供:中野市
実際に中野市に移住した方の体験談を3つご紹介します。少しでも移住に興味がある人は参考にしてみてください。
都市部や観光地への交通アクセスが良い
ゲストハウスのお客さんの中には、名所の観光の他、自転車のレースやマラソンで訪れる人も多いそうです。
アウトドアの趣味が多い人には楽しみが多い立地です。必要に応じて都心にも出やすく、首都圏に実家がある人の移住にも向いています。
住環境がちょうど良い
中野市は暮らすうえでの不便が少なく、人と人の繋がりもあるのが魅力です。都会の喧騒や冷たさはなく、田舎の不便さもほぼありません。
農業や家庭菜園をしている人も多く、果物や野菜のおすそ分けなどの楽しみもあるようです。
ふれあい農園の区画がレンタルできる
中野市には「ふれあい農園」が4ヵ所あり、市民は50㎡を年間1,500円でレンタルできます。
農業をしていなくても家庭菜園が楽しめます。空き状況は、中野市の公式ホームページで確認できます。
スノーボードに最適な環境
中野市の周辺には1時間程度で行けるゲレンデが20ヶ所以上あります。雪質の評判が良く、スキーやスノーボードの初心者から上級者まで楽しめる環境が整っています。
ウインタースポーツが好きな人は、移住も視野に入れた観光がおすすめです。冬には自治体が主催する移住体験ツアーがあるので要チェックです。
中野市の移住支援制度について
- 中野市UIJターン就業・創業移住支援事業補助金
- 中野市結婚新生活支援事業
- オーダーメイド見学ツアー
①中野市UIJターン就業・創業移住支援事業補助金
- ・直近10年で通算5年以上、東京圏等に居住・就業
- ・転居直前に1年以上東京圏等に居住・就業
- ・転居後3ヶ月以上1年内に中野市へ補助金の申請
- ・補助金の交付申請から5年以上継続して居住する
- ・反社会的勢力でない
- ・就業や創業に関する条件を満たす など
東京圏等(東京・埼玉・千葉・神奈川・愛知・大阪)からの移住の場合、30~100万円の補助金が出ます。
移住元が東京23区内かどうかや、家族構成で補助金の金額が異なります。例えば、東京23区からの移住で単身なら最大60万円、2人以上の世帯なら最大100万円です。
転居後の仕事は、指定の求人サイトからの採用など条件があります。自分が受け取れる対象かどうかは入念な確認が必要です。
②中野市結婚新生活支援事業
- ・2022年1月1日~2023年3月31日までの婚姻
- ・申請時に市内に住居および住所がある
- ・転居後3ヶ月以上1年内に中野市へ補助金の申請
- ・夫婦ともに婚姻日の年齢が39歳以下
- ・世帯所得が400万円未満 など
中野市での結婚に伴う新生活にも補助金が出ます。住まいの購入や賃貸、引っ越し費用やリフォーム代金が対象です。
2022年1月1日~2023年3月31日までの出費に対して、上限30万円まで補助金が出ます。申請期限は2023年3月31日です。
③オーダーメイド見学ツアー
写真提供:中野市
- ・中野市って本当に住みやすいの?
- ・買い物環境などは本当に充実している?
- ・保育施設や学校の様子や通学路の安全性は?
- ・昔から住む人や移住者の本音が聞きたい
- ・自分は補助金を受けられる? など
中野市への移住に興味がある人向けに、役所の職員さんがまちを案内してくれます。移住にあたって心配な部分を、人それぞれに合う形で解消してもらえます。
移住の相談はリモートでもできます。平日の10~17時なら、職員さんがタブレットを持って見たい場所を紹介してくれます。
見学希望日の1週間前までに、電話かEメールで予約が必要です。住みやすさや仕事などの疑問があれば、ぜひ活用してみてください。
中野市のおすすめスポット5選
- 東山公園
- 一本木公園(バラ公園)
- 斑尾高原
- 北信濃ふるさとの森文化公園
- JA中野市農産物産館オランチェ
①東山公園
写真提供:中野市
東山公園は中野市が全体的に見渡せる桜の名所です。公園内では如法寺の桜が、遠くには北信五岳と呼ばれる5つの山々が見渡せます。
他にも、上杉謙信ゆかりの「常楽寺」などの寺院や、河川敷にも豊富な花見スポットがあり、都会にはない風情ある景色が広がっています。
②一本木公園(バラ公園)
写真提供:中野市
一本木公園では、毎年初夏に「信州なかのバラまつり」が開催されます。10万人が観光に訪れるイベントで、世界中から集まった850種・3,000株のバラが鑑賞できます。
公園内にある「中野銅石版画ミュージアム」には、中野市ゆかりの彫刻家の銅石版画などが展示されています。自然や芸術が子どもの感性を育んでくれます。
③斑尾高原
写真提供:中野市
斑尾高原は冬はゲレンデ、夏にはキャンプ場やバス釣りなど1年中楽しめるスポットです。
観光客向けの宿泊施設やショップの他に、温泉施設も豊富です。「まだらおの湯」は入浴料が200~450円と安く、併設の施設でそば打ち体験もできます。(現在はコロナ対策のため実施していません。要相談)
④北信濃ふるさとの森文化公園
写真提供:中野市
東京ドーム約3個分の広さの公園で、アスレチックやサマーボブスレーなどの遊び場が豊富にあります。
昆虫館や博物館もあり、大人から子どもまで1日中楽しめます。
⑤JA中野市農産物産館オランチェ
写真提供:中野市
信州中野インターチェンジのすぐそばにある直売所で、採れたての新鮮な野菜や果物が毎日販売されています。
新鮮でおいしく量も多いのに、ほとんどの野菜が100円で販売されています。味や栄養にこだわりながら食費を浮かせられるのは大きなメリットです。
移住の不安はオンライン相談で解消できる
- ・中野市の住環境全般の質問
- ・移住に伴う住まいの探し方
- ・冬場の雪の積もり方や対策
- ・自分が補助金の対象になるか
- ・暮らすうえでの注意点の確認 など
都市部からの移住に踏み切れない不安は、実際に行く前にオンライン相談で解消できます。
郊外への移住や中野市に少しでも興味を持った人はぜひ活用してみてください。