「一人暮らしで一軒家に住める?」
「戸建てを借りる際のポイントは?」
戸建ては集合住宅よりも騒音トラブルになりにくい、収納が広くて住みやすいなどメリットが多いです。
しかし、ファミリーが住む前提で建てられており一人暮らしでも借りられるの?と不安になりますよね。
そこで当記事では、一人暮らしは一軒家に住めるのかメリット・デメリットを踏まえて解説しています。ぜひ参考にしてください。
一人暮らしで一軒家に住む方法
一人暮らしでも一軒家に住めます。主に、以下の3つの方法があります。
- ・一軒家の賃貸を探す
- ・一軒家を購入する
- ・一軒家を建てる
一軒家は、原則ファミリーで住むための物件です。賃貸でもありますが、1人で住むには広い間取りばかりなので、家賃が高めです。
一軒家を購入、建てるとなると、購入費に数千万円かかるので一人暮らしには難しいことが多いです。
賃貸で探したいなら不動産屋にお願いすべき
一軒家の賃貸は物件数が少ないので、不動産屋に聞いたほうが早いです。
ネット上の不動産屋「イエプラ」なら来店不要で気軽にチャットでお部屋探しができます。
SUUMOやHOME’Sには載っていない未公開物件も取り扱っているので、お部屋探しの幅が広がります。
一人暮らしで戸建てに住むメリット
一人暮らしと言えば、賃貸マンションやアパートのイメージが強いですが、中には一軒家に住みたいと考える人もいます。
一人暮らしで一軒家に住むメリットは、以下の6つのようなことがあります。
- ・集合住宅のような細かい規則がない
- ・周辺住民と騒音とトラブルになりにくい
- ・たくさんの物を収納できる
- ・お部屋が複数あり自分だけの空間が広い
- ・ペットが飼える可能性が高い
- ・庭や駐車場が付いていることが多い
集合住宅のような細かい規則がない
マンションはゴミ出しのルールやエントランス利用のルールなど、決まりごとが多いです。また、自治会などに参加して自分たちでルールを決めたりする必要がある場合もあります。
ですが、一軒家であれば地域のゴミ出しルールや、物件の取り扱いルール以外の細かい規約がありません。
基本的に、家賃を支払い続けて、普通に住んでいれば規約に引っ掛かることはないです。
周辺住民と騒音とトラブルになりにくい
マンションやアパートのように、壁を隔てた先に他人がいないので、周辺住民と騒音トラブルになりにくいです。
他人のテレビの音やいびきなどの生活音が聞こえてこないので、静かに暮らせます。
ただし、楽器や爆音で音楽をかけるなどした場合は、隣の敷地まで音が聞こえる可能性があるので注意してください。
たくさんのものを収納できる
一軒家は、ファミリーで暮らす前提に建てられているので、収納スペースが多く、たくさんの荷物を収納できます。
余った部屋を丸々ウォークインクローゼットのように使っても良いですし、物置のようにも利用できます。
お部屋が複数あり自分だけの空間が広い
収納スペース同様に、ファミリーで暮らす前提に建てられているので、お部屋の数が多くて空間が広いです。
一軒家の場合、最低でも1LDK以上になっている間取りが多いです。
そのため、各部屋を自分の好きなようにレイアウトできるうえ、仕事部屋や趣味の部屋を作ることもできます。
ペットが飼える可能性が高い
犬や猫などのペットを飼っても空間に余裕があるので、ペットとのびのびと暮らせます。
壁を隔てた向こう側に人がいないので、ペットの鳴き声に神経を使う必要がありません。
ただし、一軒家であっても利用規約に「ペット可」の記載がなければ、ペットを飼うことはできません。事前に大家さんや利用会社に確認しておきましょう。
庭や駐車場が付いていることが多い
一軒家の場合、敷地の余ったスペースを庭や駐車場にしています。そのため、庭や駐車場が付いている物件が多いです。
庭でガーデニングを楽しんだり、一気に洗濯物を干したりできます。また、マンションのように別途駐車場代がかかりません。
一人暮らしで一軒家に住むデメリット
一軒家で一人暮らしするメリットを紹介しましたが、デメリットも5つあります。
各デメリットを解説していくので、本当に一軒家に住むべきかの判断材料にしてください。
- ・家賃が高い
- ・お部屋数が多くて掃除が大変
- ・マンションに比べて防犯性が弱い
- ・物件の管理が大変
- ・築年数の古い一軒家が多い
- ・定期借家の場合が多い
家賃が高い
一軒家はそもそもお部屋の面積が広いので、一人暮らし向けのマンションやアパートよりも家賃が高いです。
また、お部屋の個数が多い分、エアコンの効きが悪く電気代が跳ね上がってしまいます。
収入に余裕がないのに一軒家で一人暮らしをしてしまうと、家賃を支払えない、毎月の生活が苦しくなってしまうことがあります。
お部屋が多いので掃除が大変
単純にお部屋の数が多いので、掃除が大変です。2LDK以上の間取りの場合は、休日が丸々1日つぶれる可能性があります。
また、お部屋の扉の溝の個数も多いので、細かく掃除する箇所が増えて面倒になります。
マンションより防犯性が弱い
一軒家は、マンションのようにエントランスに管理人がいないので、防犯性が弱いです。
集合住宅のように不特定多数の目があるわけではないので、不審者に狙われやすいです。
防犯カメラのダミーを設置する、セキュリティ会社のステッカーを貼るなど、自分でできる防犯対策を徹底しておく必要があります。
物件の管理が大変
一軒家の場合、賃貸マンションやアパートと違って共有部分がないです。そのため物件の管理が大変です。
例えば、玄関先の電気が消えた場合の電気代は自己負担です。また、庭先の雑草処理をしてなかったため、退去時に清掃代が高くつくなんてこともあります。
また、自分だけの家だからといって、勝手にリフォームやDIYで内装を変えた場合は、原状回復時に元に戻さなくてはいけません。
築年数が古い一軒家が多い
一軒家の場合、売れ残った家や誰も住まなくなった家を、賃貸物件として貸し出しているケースが多いので、築年数が古いです。
マンションやアパートの場合は、管理会社がリフォームしたり清掃しますが、一軒家の場合は大家さんがお金を出さない限り、内装も古いままです。
そのため、和室になっていたり、内装が古めかしい一軒家が多いです。
定期借家契約の場合が多い
仮に、新しめの一軒家が借りれた場合、貸主が決めた期間しか入居できない「定期借家契約」になっていることが多いです。
その理由は、出張や転勤などで一定期間空室になるお部屋を有効活用するためです。
定期借家は、あらかじめ決められた期間しか入居できないので、どんなにお部屋が気に入ったとしても原則、更新はできません。
また、一度更新したら、やむを得ない理由以外の途中解約はできないので注意してください。
一軒家での一人暮らしに向いている人の特徴
一軒家での一人暮らしに向いている人の特徴を紹介します。
メリット・デメリットをしっかり把握したうえで、以下の項目にいくつか当てはまる人であれば、一軒家での一人暮らしは快適です。
- ・収入に余裕がある
- ・家で仕事をする
- ・趣味のお部屋が別でほしい
- ・ペットと一緒に暮らしたい
- ・同棲や結婚をしても住み続ける予定
収入に余裕がある
一軒家は一人暮らし用の物件ではないので面積や間取りが広い分、家賃が高いです。お部屋が多いので光熱費も高額になってしまいます。
収入に余裕のない人が一軒家に住んでしまうと、生活費が圧迫してしまいます。
家で仕事をする
1階が仕事場、2階が住むスペースに分けるという自営業の人に向いています。
自宅兼仕事場の場合は、転勤などの理由で引っ越すことがほとんどないです。そのため、一軒家を購入しても長く住めます。
趣味のお部屋を別で欲しい
寝室などの生活空間とは別に、趣味のお部屋が欲しい人にも向いています。
一室にフィギュアを飾る、洋服が趣味の人は部屋丸ごとをウォークインクローゼットとして使うこともできます。
掃除の手間が苦ではない
掃除の手間が苦ではない人にも一軒家での一人暮らしは向いています。
お部屋の数が多いので休みの日を掃除で終わってしまうこともあります。物件によってはトイレが2つあるので、しっかり掃除できない人には向いていないです。
ペットと一緒に暮らしたい
一軒家で一人暮らしをするとお部屋に余裕があるので、ペット専用のお部屋を作るなどして快適に暮らせます。
また、マンションやアパートとは違い、お部屋が隣接していないので泣き声などで近所迷惑にもなりにくいです。
同棲や結婚をしても住み続ける予定
最初は一軒家で一人暮らしをしていても、将来的に同棲や結婚をしても住み続ける予定がある人のおすすめです。
お部屋数があるので、子どもが生まれても広々と暮らせます。
一軒家を借りる際のポイント
一軒家を借りる際は、以下のチェック項目を必ず大家さんや不動産屋に確認すべきです。
事前に確認することで入居後のトラブルを防いでくれます。
- ・契約期間は短くないか
- ・木造化鉄骨造のどちらか
- ・築年数と意部屋の設備は古すぎないか
- ・管理体制はどうなっているのか
契約期間が短くないか
一軒家は、貸主が決めた期間しか入居できない「定期借家契約」の物件があります。
そのため、物件情報に「定期借家」と書かれている一軒家は、あらかじめ決められていた期間しか住めません。
事前に、どれくらい借りれるのか、更新したいときは大家さんに相談できるのかなど、きちんと確認しておきましょう。
もともと賃貸目的で建設された一軒家であれば、長期間契約できる場合が多いです。
木造か鉄骨造どちらの構造か
一軒家は「木造」か「鉄骨造」どちらかの建物構造で建てられていることが多いです。
家賃の安さや通気性を優先するなら「木造」でも良いですが、できれば「鉄骨造」の一軒家を選びましょう。
築年数が古い木造の物件だと、ちょっとした地震や台風などで破損したり、倒壊する可能性があります。
木造は構造上、柱と柱の間に隙間が空いていることが多いので、防音性がかなり低いです。
築年数とお部屋の設備が古すぎないか
築年数が余りにも古いと、耐震性に問題がある場合があります。
1990年頃から一軒家の造りは大きく改善されているので、1990年以降に建てられた一軒家が良いです。
また、設備の状態も確認しておきましょう。キッチンやお風呂、トイレや収納スペースがきちんと使える状態か確認して、可能であれば入居前にリフォームしてもらうのがおすすめです。
マンションの賃貸物件とは違い、貸し出している大家さんが設備を管理している場合が多いのです。
物件によっては設備が使えないほど劣化していることがあります。
管理体制はどうなっているのか
物件がどういう管理体制になっているのかしっかり把握しておきましょう。
一軒家の場合「自主管理」といって、大家さんが管理会社を通さず自分で管理しなければいけないことが多いです。
管理会社を通している物件なら、設備が壊れたりトラブルがあっても管理会社に連絡すれば対処してくれます。
自主管理の場合、トラブルの後の対処や誰が費用を払うのかなど、全て自分で大家さんとやり取りする必要があります。
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