「ウォークインクローゼットとは何?」
「一人暮らしの収納に必要なの?」
引っ越しにあたって、お部屋の収納スペースは気になるところ。最近では収納力の高い「ウォークインクローゼット」が付いているお部屋が人気です。
しかし、そもそもウォークインクローゼットがどんなものなのか、一人暮らしのお部屋にも必要なのか疑問に思いますよね。
そこで当記事では、ウォークインクローゼットとは何か解説します。自分の生活に合うクローゼットの使い方と収納のコツも紹介するのでぜひ参考にしてください。
ウォークインクローゼットとは
出典:https://item.rakuten.co.jp/shopworld/10132117/
ウォークインクローゼットとは、人が歩いて入れるほどの大きさがあり、普通よりも広いクローゼットのことです。広さは1.5~3畳くらいが一般的で、2畳以上あれば中で着替えもできます。
基本的に1LDK以上のお部屋に設置されて、間取り図には「WIC」と表記されています。
ウォークインクローゼットは衣類以外にも色々な物を収納でき、荷物が多い人に向いています。
例えば、下記のような人は、ウォークインクローゼットがお部屋に付いていると良いです。
・子ども用品の収納場所が必要な人
・衣替えの手間を省きたい人
・スーツケースやゴルフバッグなど、旅行や趣味で使う荷物がある人
ウォークインクローゼットは物をたくさん収納できますが、人が通れるスペースを確保する必要があります。ちなみに、人間が通るとこができる横幅は60センチくらいです。
また、ウォークインクローゼットには収納したい物や方法によって、いくつかのタイプに分けられます。
ハンガーパイプが付いているタイプ
ハンガーをかけるパイプは、基本ほとんどのクローゼットに付いています。コートやジャケットなど、たたまないですぐハンガーにかけたい洋服が多い人に向いています。
着たいものが探しやすく、シワもつきにくいです。また、かけた洋服の下に空間があれば、収納ボックスなども入ります。
壁面に棚が付いているタイプ
靴や本、棚に入るサイズのボックスなどを用意して、小物やコレクションの収納にも向いています。
キャビネットなどを使うタイプ
衣類以外の色々な大きさの物や、たたんだほうが効率良く収納できる洋服などを保管するのに向いています。ユニットキャビネットやカラーボックスなど、自分で好きな物を用意して使えます。
ウォークインクローゼット付きは家賃が高め
東京23区内の築年数20年以内の物件で、ウォークインクローゼットが付いているお部屋と、付いていないお部屋の家賃差額を調べました。
1K~2LDKのお部屋は、ウォークインクローゼットが付いている物件のほうが2万円くらい家賃が高くなります。3LDKや4LDKの広いお部屋になると4万~7万円くらい高くなります。
また、ワンルームのお部屋だと3万円くらい高くなります。ウォークインクローゼット付きのワンルームは、築年数が浅くて広めのお部屋が多いため、平均家賃がかなり高めになっているからです。
ウォークインクローゼット付きは1LDK以上に多い
東京23区内で、ウォークインクローゼットが付いている物件を調べてみました。リビングがあって、部屋数が多い物件ほどウォークインクローゼットが付いている割合が高いです。
間取り | 全物件数 | WIC物件数 | WICがある割合 |
---|---|---|---|
ワンルーム~1DK | 57936 | 2054 | 3.52% |
1LDK | 7681 | 1344 | 17.50% |
2K~2DK | 11459 | 116 | 1.05% |
2LDK | 4662 | 943 | 20.23% |
3K~3DK | 1669 | 12 | 0.58% |
3LDK | 2287 | 458 | 20.03% |
4K | 29 | 0 | 0% |
4DK | 107 | 5 | 4.67% |
4LDK以上 | 582 | 152 | 26.12% |
ウォークインクローゼット付きの物件に住みたい場合は、リビングがあって部屋数が多めの物件を探したほうが見つけやすいです。逆にリビングのない物件だと探すのが難しいです。
ウォークインクローゼットの形はさまざま
ウォークインクローゼットの形には、主に4パターンがあります。
②コの字型
③I型
④Ⅱ型
①L字型
1.5畳くらいの広さのものからあります。壁面が全て収納スペースとして使えるので、その分たくさん収納できます。
ただ、ハンガーパイプが壁のコーナー部分に付いていると、デッドスペースになりやすいので、出し入れをあまりしない物を収納しておくと良いです。
②コの字型
L字型よりも収納量が増えます。広さは3畳くらいが標準で、コの字型は1番収納量が大きいです。
③I型
「I型」は壁の1面を収納に使えます。「L字型」や「コの字型」よりも人が通るスペースを確保しやすく、洋服を取り出しやすいメリットがあります。
ただ、1.5畳くらいのあまり広くないものは、その分収納量が少なめになります。ちなみに、通常のクローゼットも基本「I型」です。
④Ⅱ型
「Ⅱ型」は向かい合う2面の壁を収納に充てられます。デッドスペースもできにくく、よりたくさんの物を収納できます。真ん中を通路にするためのスペースが必要となります。
「Ⅱ型」は2畳以上の広さのものからあり、お部屋の広さに余裕がある場合に付いていることが多いです。
ウォークスルークローゼットとは?
ウォークスルークローゼットとは、ウォークインクローゼットに入り口が2つ付いたもので、2か所の入口から収納できます。
また、通り抜けできる通路としても利用できるので、部屋と部屋の間に設置されることが多いです。
間取り図の表記 | WTC |
---|---|
必要な広さ | 2畳以上 |
例えば、玄関からリビングや寝室までに設置されていると、着ていたコートをリビングに行くまでに収納できたり、同居人が寝ている寝室に入らず着替えられたり、生活の動線を活用して収納ができます。
ただ、スペースが必要になってくるので広いお部屋でないと設置されていません。
自分の生活に合うクローゼットを選ぶ
自分に合うクローゼットを選ぶためのポイントを紹介します。
クローゼットの場所
例えば、ベビーカーなどの収納であれば玄関、子ども用のおもちゃを収納するなら子ども部屋にクローゼットが付いている物件を選ぶと良いです。
また、着替えで利用するならウォークインクローゼット、またはウォークスルークローゼットが寝室や廊下にある間取りがおすすめです。寝室であれば朝起きてすぐに着替えができます。
寝室での着替えが返って手間な人は、廊下や洗面所から出入りできるところにあると、生活の動線で活用できます。
また、生活リズムが違う相手が寝ている場合でも、気を遣わず着替えができます。鏡を置いておくと便利です。
クローゼットの広さ
一人暮らしで荷物の少ない人は1.5畳あれば良いです。ちなみに、1.5畳以下だとクローゼットの形は、基本「I型」か「L字型」になります。
2人で住んだり、収納する荷物が多い人は2畳以上のウォークインクローゼットがあると良いです。2人で共有して使用するには、2畳くらいの広さが一般的です。2畳~3畳あれば着替えに利用できます。
夫婦と子どもなどの家族3~4人で住む場合は、3畳の広さがあればちょうど良いです。仮に4畳以上の大容量の広さになると、返ってクローゼット内の整理がしづらくなることがあります。
一般的に、広さに合わせて収納する物も増えていくので、片付けが苦手な人には広いクローゼットは不向きです。
ウォークインクローゼットに収納するコツ
ウォークインクローゼットは収納量がある分、きちんと整理をしないと物が溢れて中を通るスペースがなくなったり、探し物が見つけづらくなったりします。
衣類の長さを揃えてハンガーにかける
衣類をハンガーにかけるときは、丈の短い物と長い物で分けておくと、ハンガー下の空間がそれぞれ均等に空いて収納ボックスを置くこともできます。ハンガーパイプを上下2段で取り付けると、衣類をたくさんかけられます。
デッドスペースをなくす
「L字型」や「コの字型」のウォークインクローゼットのデッドスペースには、サークル型のハンガーラックを置くとスペースを無駄なく使えます。
収納グッズの色やサイズをチェック
収納ボックスや引き出しは、透明なタイプにすれば外からでも中身が見えます。また、ハンガーラックの下や棚の中に入れる収納グッズなどは、先に長さを計測っておき、通販やお店でちょうどいいサイズの物を用意しましょう。
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