「外廊下と内廊下の違いは?」
「廊下って住み心地に関係するの?」
賃貸マンションを探すとき、室内設備や周辺の買い物環境は確認しますよね。
しかし、物件の共有部分である「廊下」を気にする人って意外と少ないんです。2種類の廊下の特徴を知っておかないと、住み心地に関係することも…。
そこで当記事では、マンションの廊下は内廊下と外廊下のどっちが良いのか、メリット・デメリットを交えて解説します。ぜひ参考にしてください。
内廊下のマンションに住むメリット
出典:https://www.pinterest.jp/
建物の内側に廊下が面していて外から見えない内廊下のマンションには、次の4つのようなメリットがあります。
②24時間換気・冷暖房が効いて年中快適
③ホテルのような高級感がある
④外から見えないのでセキュリティ性が高い
以下の項目で、それぞれのメリットについて詳しく解説します。
①雨風の影響を受けずに玄関まで行ける
内廊下は建物の内部にある廊下なので、エントランスから自分のお部屋の玄関まで雨風の影響を受けずに行けます。
また、外の空気と玄関先が直接触れ合わないので、風に乗って花粉やPMなどのアレルギー物質が飛んでくることもありません。
②24時間換気・冷暖房が効いて年中快適
内廊下は空気がこもりやすいため、基本的に24時間換気されている場合が多いです。また、冷暖房が常に効いているので、外気温の影響を受けづらく年中快適です。
そのため、玄関を開けたときに夏場の熱気や冬場の冷気がお部屋に入りにくい、お部屋の空気が外に逃げにくい、というメリットもあります。
③ホテルのような高級感がある
内廊下のマンションの多くは、廊下がカーペットになっていてホテルライクな高級感があります。
マンションによっては、廊下内にオシャレな照明があり、高級感を演出しています。夜中でも明るいので、女性でも安心して自分の部屋まで戻れます。
また、建築基準法により内廊下は1.6m以上の幅と決められているので、荷物が多くても広々としていて快適に歩けます。
④外から見えないのでセキュリティ性が高い
内廊下は人がエントランスに入ってからお部屋に行くまで外から見えず、どのお部屋に住んでいるのか判断しづらいため、セキュリティ性が高いと言われています。
また、内廊下のマンションは外廊下のマンションよりもグレードが高く、共用部分に防犯カメラが取り付けられていることが多いです。
内廊下のデメリット
内廊下のマンションには、以下の4つのようなデメリットがあります。メリットと合わせて確認し、内廊下が自分に合うかどうか考える際の参考にしてください。
②廊下ににおいや煙がこもりやすい
③日光が入らないので暗くて閉鎖感がある
④玄関側の扉を解放できない
①外廊下より管理費が高い
内廊下は外廊下よりも管理に費用がかかるので、住民の管理費が高くなります。
24時間換気や冷暖房費、内廊下の電気代や、カーペットの清掃代などがかかるので、外廊下のマンションよりも管理費が2~3倍高くなっていることがあります。
②廊下ににおいや煙がこもりやすい
24時間換気されているとはいえ、外廊下よりは通気性や排煙性が悪いので、においや煙がこもりやすいです。
万が一火災が発生した際、内廊下は密閉された空間なので炎や煙が充満しやすく、逃げ遅れたり救助が遅れたりすることがあります。
また、古い内廊下のマンションでは、特有のにおいがすることがあります。写真ではにおいがわからないので、必ず内見して確認しましょう。
③日光が入らないので暗くて閉鎖感がある
日光が入らず照明の明かりしか無いので、常に薄暗く、閉塞感がある物件が多いです。
全面が鏡面のように光を反射するようになっている廊下では、光が拡散して明るいですが、家賃が高く高級なマンションがほとんどです。
④玄関扉を解放できない
ほとんどの内廊下は、マンションの規約により「玄関ドアは長時間の開放をしてはいけない」と決められています。そのため、玄関ドアを解放する習慣がある人には不向きです。
また、内廊下は安全性を確保するために、各家庭の私物を置くことが禁止されているので、思うように物を置けず窮屈に感じるかもしれません。
外廊下のマンションに住むメリット
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廊下が外壁に面している外廊下のマンションには、以下の4つのようなメリットがあります。
②廊下や玄関側の部屋にも日差しが入る
③玄関前に傘立てや自転車を置ける場合がある
④災害時に救助・避難経路を確保しやすい
それぞれのメリットについて、解説します。
①廊下は開放的で通気性が良い
外廊下は、外気に触れているので開放的で通気性が良いです。玄関を開ければ、そのままお部屋内の換気もできます。
②廊下や玄関側の部屋にも日差しが入る
玄関側の部屋は窓があることが多いので、お部屋の中にも日差しが入ってきて明るいです。冬でも、日光が射し込むのでお部屋の中が暖かいです。
天気が良い日中であれば、電気を点けなくてもお部屋の中が明るいので、節電対策にもつながります。
③玄関前に傘立てや自転車を置ける場合がある
マンションやアパートの規約にもよりますが、外廊下に傘立てや自転車を置ける場合があります。濡れた傘を玄関まで持ち込む必要がなく、外で乾かせます。
また、子どもの自転車など小さい物であれば置けるので、駐輪場に置くよりは盗難されにくいです。ただし、物を置いても良いがどうかは、事前に必ず確認しておきましょう。
④災害時に救助・避難経路を確保しやすい
万が一地震や火災の災害が発生した際、通気性が良いので、火事の煙で窒息する可能性が低いです。
また、消防車のはしごなどが外廊下の柵前に来れるので、救助活動がしやすく生存率が上がります。
外廊下のデメリット
外廊下には、以下の4つのようなデメリットがあります。デメリットを把握したうえで、住んでも大丈夫かどうか考えてみてください。
②雨や雪が入り込んでくる
③低層階だと外から出入りの様子が見える
④玄関を出るとすぐ暑い・寒い
①上層階は風が強い
外廊下の場合、上層階であればあるほど廊下に吹き込む風が強くなります。砂埃が発生したり、玄関外に物を置いておくと飛んでしまう危険があります。
また押し戸の場合、台風など強風の日は、風でなかなかドアが開かないこともあります。逆に引き戸だと、勢いよく扉が開いて怪我をする可能性があるので注意が必要です。
②雨や雪が入り込んでくる
外気と触れ合っている影響で、廊下に雨や雪が入り込んできます。豪雨の際は、廊下でも傘を差さないと濡れてしまいます。
また、風が強いと玄関を開けてお部屋の中まで入り込んでくることもあります。カーテンをかけたり網戸を付けたりして対策すると良いです。
③低層階だと外から出入りの様子が見える
外廊下は外部から丸見えの状態です。とくに低層階の場合は、どの部屋に入ったかまで見えてしまうので、女性の場合はなるべく上層階に住んだほうが良いです。
外から帰宅の様子が見えてしまうと、住んでいる人の出勤時間や帰宅時間を監視されて、空き巣されてしまう危険性が高くなります。
④玄関を出るとすぐ暑い・寒い
外廊下は玄関を出るとすぐに外気の影響を受けます。そのためマンション内の廊下に居ても、夏は暑く、冬は寒いです。
玄関側のお部屋も、外廊下の影響を受けやすいので、夏は暑く、冬は寒くなりがちです。
内廊下・外廊下に向いている人の特徴
内廊下と外廊下に向いている人の特徴をそれぞれ紹介します。自分がどちらの廊下がある物件に住むべきかの参考にしてください。
・プライバシーを重視したい
・廊下で雨風に晒されるのが嫌
・マンション内の共用部も快適であってほしい
・ホテルライクな高級感のある廊下が好み
・家の前に子供の自転車などを置きたい
・玄関側を空けて風を通したい
・廊下に開放感や通気性、採光性が欲しい
・玄関側の部屋も採光や通風が欲しい
・災害時の避難のしやすさを考えて物件を選びたい
内廊下は家賃や管理費が高いですが、外の影響を受けない、セキュリティ性が高く女性でも安心なので、高い費用を払ってでも快適性に暮らしたい人におすすめです。
外廊下の方が一般的で、バランスのとれた設計です。開放感が欲しい人はもちろん、特にこだわりがない人は、外廊下に向いています。
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