「羽後町の住みやすさは?」
「移住するとどんなメリットがある?」
ガヤガヤした都心から自然豊かな街への移住は夢がありますよね。最近は在宅ワークや多様な働き方が進み、都市部を離れて郊外に移住する人も多いです。
当記事では、少しでも移住を考えている人向けに、自然が豊かで住環境も整っている「秋田県 羽後町」をご紹介しています!ぜひ参考にしてください。
羽後町はどんな街?
羽後町について | |
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所在地 | 秋田県 南部 |
人口(2023年 6月30日現在) |
13,513人(5,132世帯) 男性:6,566人、女性:6,947人 |
面積 | 約230km² |
都市部へのアクセス |
▶電車・バス 羽後町~JR湯沢駅:バスで約20分 JR湯沢駅~JR秋田駅:電車で約90分 ▶車 羽後町~秋田中央IC:約80分 ▶エアポートライナー(要予約) 羽後町~秋田空港:約90分【運休中】 |
住まい情報 | 空き家バンク情報 |
移住支援制度 |
①羽後町移住支援金 ②羽後町住宅取得奨励金 ③羽後町体験住宅 など |
自然・施設 |
・五輪坂アルカディア公園 ・五輪坂スポーツガーデン ・五輪坂温泉としとらんど ・八反田公園 ・太平山 ・御嶽神社 ・キャンコ渕 ・旧長谷山邸 ・多数の歴史的建築物 ・道の駅うご「端縫いの郷」 ・旧雄勝線電車車両保存庫 など |
独自ポイント |
・農業体験交流施設 ・地域情報サイト「UGONEWS」 |
森林や原野が約70%を占める緑豊かな街
羽後町は秋田県の南部にある緑豊かな街です。市街地を田園や美しい山々が囲んでいて、のどかな風景が広がっています。車で60分ほどで海にも行ける立地です。
スーパーやコンビニ、病院などの毎日の生活に必要な施設は市街地にまとまっています。
「西馬音内盆踊り」で有名
日本三大盆踊りのひとつ「西馬音内盆踊り」が有名です。国の重要無形民俗文化財にも指定されている歴史があるイベントです。
他にも獅子舞や人形芝居といった伝統行事が、住民同士の協力で受け継がれています。
冬場は降雪がある地域
羽後町は特別豪雪地帯に指定されていて、冬は一晩で40cm以上の雪が積もることも珍しくありません。山に近づくとさらに降雪があります。
冬場の環境は厳しいですが、緑が豊かで自然の恵みが多く受けられます。
町が実施した住民意識調査では、約80%の回答者が「住みよい街」と考えている結果が出ています。
羽後町の5つの住みやすさポイント
- 県都や空港が比較的近い
- 特産品が豊富で食べ物がおいしい
- 子育て環境が整っている
- 日本の原風景を感じられる
- 住居費が都市部より抑えられる
①県都や空港が比較的近い
路線バスと電車を使う場合、2時間弱で秋田駅まで行けます。秋田空港を使えば、全国の都市部にも出やすいです。
町内には鉄道駅がないため、移動の際はマイカーがあったほうが便利です。冬場の運転には慣れが必要ですが、除雪車が走っているので心配しすぎる必要はありません。
②特産品が豊富で食べ物がおいしい
農業が盛んで、ブランド牛の「うご牛」やスイカなどの特産品が豊富です。水が綺麗な羽後町のお米や野菜は味が良いと評判です。
羽後町産のお米は、2013年に「美味しいあきたこまちコンテスト」で最優秀賞を獲得しています。さまざまな特産品が、町内の直売所などで都市部より安く買えます。
③子育て環境が整っている
- ・0~18歳までの医療費を全額助成
- ・第3子以降は6歳まで毎月助成金を支給
- ・第4子以降には6歳の誕生月に一時金を支給
- ・チャイルドシート購入費補助金 など
羽後町は子育て支援制度が充実していて、豊かな自然の中で安心して子育てできます。
詳細は以下リンク先に詳しくまとまっているので、子育て世帯はチェックしてみてください。
④日本の原風景を感じられる
歴史がある神社や資料館など、穏やかな時間が流れる名所が多数あります。都会とは異なる魅力が肌に合って移住する人もいます。
文化財に登録されている古い建物の中には、民宿として泊まれるものもあります。各地で羽後町ならではの貴重な体験ができます。
⑤住居費が都市部より抑えられる
都市部と比べると、賃貸と購入どちらでも家にかけるお金を大幅に抑えられます。新築住宅を建てたい場合の支援制度も手厚いです。
移住に伴うお部屋探しの際は、空き家バンクもチェックしましょう。不動産屋に行って探すより、さらに予算を抑えられる場合があります。
羽後町への移住者の声
実際に羽後町に移住した方の体験談を2つご紹介します。少しでも移住に興味がある人は参考にしてみてください。
人との出会いがある街
移住した人の中には、仕事や観光で羽後町の魅力に引き込まれていった人も多いです。
地域おこし協力隊の活動から定住した人もいます。人口減少対策に力を入れていて、新たな取り組みにも応援ムードがあります。
田舎ならではの生活を満喫している
羽後町は都会と比べて広々としていて、満員電車や渋滞とは離れた生活が送れます。
子育て世帯の他、場所を選ばない仕事の人や、起業して生活を一新したい人の移住先にも最適です。
羽後町の移住支援制度について
- 羽後町移住支援金
- 羽後町住宅取得奨励金
- 羽後町体験住宅
①羽後町移住支援金
- ・直近10年間のうち5年以上東京圏等に居住・就業
- ・転居直前に1年以上東京圏等に居住・就業
- ・就業や創業に関する条件を満たす
- ・羽後町に5年以上居住する意思がある など
東京圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)から羽後町へ移住する人に対し、単身で60万円、家族なら100万円の支援金があります。
子育て世帯の場合は、18歳未満の子ども1人につき100万円が加算されます。
支援金を受けるための条件などの詳細は、以下リンク先でチェックしてみてください。申し込みの際は、事前に羽後町の相談窓口にも確認しましょう。
②羽後町住宅取得奨励金
- ・羽後町の出身ではない
- ・県外から新たに住民登録
- ・生活の基盤が羽後町にある世帯員が半数以上
- ・居住用の住宅を新築又は購入 など
条件を満たせば、住宅を新築または購入した際に奨励金が受け取れます。奨励金の上限は「取得費用の2分の1まで」「100万円まで」です。
他にも、三世代同居や子どもが2人以上の世帯に奨励金があります。
③羽後町体験住宅
移住体験住宅の概要 | |
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利用日数 | 3泊4日から13泊14日まで |
宿泊料金 | 3泊4日7,500円~ |
寝具料金 | 3泊4日2,100円~ |
特徴 |
・生活に必要な家電類が備え付け ・Wi-Fi完備 ・3LDK、駐車場2台分 |
いきなり移住が心配な人は、羽後町体験住宅で「お試し移住」してみるのがおすすめです。1泊あたり2,500円(11~4月は3,000円)で広々とした綺麗な物件に滞在できます。
利用する際は2週間前までに予約が必要などのルールがあるので、以下リンク先で確認してみてください。
羽後町のおすすめスポット5選
- 五輪坂アルカディア公園
- 西馬音内盆踊り会館
- 旧長谷山邸
- 五輪坂スキー場
- 道の駅うご「端縫いの郷」
①五輪坂アルカディア公園
緑豊かで大規模な公園で、アスレチック遊具やキャンプ場が整備されています。花火大会やつり大会など、1年を通してさまざまなイベントが開催されます。
周辺には温泉施設の「五輪坂温泉としとらんど」やゴルフの練習場があります。子どもから大人まで楽しめるスポットです。
②西馬音内盆踊り会館
西馬音内盆踊りと羽後町の歴史を感じられる観光交流施設です。盆踊りを再現した人形や、手作りの衣装などが展示されています。
踊りの練習にも使われる体験交流ホールでは、200インチの大型スクリーンで映像資料を鑑賞できます。予約すれば、月1度開催される定期公演も見れます。
③旧長谷山邸
写真提供:羽後町
明治時代に建設された地主屋敷で、地域のシンボルとして親しまれています。土・日曜日は無料で見学できるほか、美術館や農家キッチンがオープンします。
羽後町には、他にも歴史のある寺院や建物が多く建っています。自然と相まって都会にはない風情を感じられます。
④五輪坂スキー場
冬場は五輪坂スキー場でウィンタースポーツが楽しめます。リフトがあるスキー場としては、日本一標高が低いと言われています。
初級~中級のスキーヤーの練習場として親しまれています。なだらかなので、スキーやスノーボードを始めたての子どもにも向いています。
⑤道の駅うご「端縫いの郷」
直売所で地元の特産品を買ったり、名物のそばを食べて休憩できます。キッズスペースや授乳室など、子育て世帯にうれしい設備が充実しています。
羽後町に実際に行った際はまず立ち寄ってみてください。シャワールームや交流スペースの他、観光案内所も併設されています。
移住の不安はオンライン相談で解消できる
- ・羽後町の住環境全般に関する質問
- ・移住に伴う住まいの相談
- ・空き家バンク物件を案内してほしい
- ・自分が補助金の対象になるか
- ・冬場の注意点の確認 など
都市部からの移住に踏み切れない不安は、実際に行く前にオンライン相談で解消できます。
オンライン会議サービスの「Zoom」で、役場の担当の方に質問や相談ができます。相談時間は平日9:00~17:00で、事前に予約が必要です。
郊外への移住や羽後町に少しでも興味を持った人はぜひ活用してみてください。