「お人形様」魔除けの神様。江戸時代に悪病が流行したため、以後悪魔がむらに入らないように魔除けとして立てられたと言われています。屋形と朴橋、堀越の3ヶ所にあり、それぞれ違う表情になっています。 |
「朴橋(ほおのきばし)のお人形様」写真提供:田村市、撮影:坂本チヨ 様
ガヤガヤした都心から自然豊かな街への移住は夢がありますよね。最近は在宅ワークや多様な働き方が進み、都市部を離れて郊外に移住する人も多いです。
当記事では、少しでも移住を考えている人向けに、自然が豊かで住環境も整っている「福島県 田村市」をご紹介しています!ぜひ参考にしてください。
田村市はどんな街?
田村市について | |
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所在地 | 福島県中通り地方 中部 |
人口 (2023年8月1日現在) |
33,145人(12,273世帯) 男性:16,377人、女性:16,768人 |
面積 | 約458.3km² |
都市部へのアクセス |
▶電車 船引駅~郡山駅:約30分 郡山駅~東京駅:約1時間20分(新幹線利用) ▶車 田村市~郡山市:約40分 田村市~福島空港:約50分 |
住まい情報 | 田村市空き家・空き地情報バンク |
移住支援制度 |
①福島県12市町村移住支援金 ②住宅取得や仕事に関する支援制度 ③お試しチャレンジハウス など |
自然・施設 |
・片曽根森林公園 ・あぶくま洞 ・入水鍾乳洞 ・ムシムシランド ・グリーンパーク都路 ・星の村天文台 ・にこにこスペース都路 ・パークゴルフ場 ・お人形様 ・磯前神社 など |
独自ポイント |
・森林や鍾乳洞などの自然が豊富 ・移住支援制度が手厚い など |
豊かな自然環境と便利さを備えた街
田村市は福島県中通り地方の阿武隈(あぶくま)高原に位置する緑豊かな街です。起伏が大きな地形で、市内には絶景スポットがいくつもあります。
街のシンボルの片曽根山は、美しさから地元では「田村富士」と呼ばれて親しまれています。気候が東北地方の中では比較的穏やかで、夏は涼しく、冬は雪が少ないです。
市街地からは都市部にもアクセスが良く、田舎すぎず都会すぎない住みやすい住環境が整っています。
伝統行事や名所などの見どころが豊富
田村市では灯籠流しや花火大会、ロードレース大会やイルミネーションなどの季節ごとのイベントが多数開催されます。
森林や清流の自然の他にも、日本鍾乳洞九選の1つであるあぶくま洞があり、レジャーや観光に県内外から多くの人が訪れます。
1年を通して、田村市ならではの魅力を感じられる見どころがたくさんあります。
田村市の5つの住みやすさポイント
- 中心部に生活に必要な施設が揃っている
- 郡山市まで約30分で行ける好立地
- 子育てしやすい環境が整っている
- 農産物をはじめとした特産品が豊富
- 都市部より住居費を抑えられる
①中心部に生活に必要な施設が揃っている
船引駅がある中心市街地には生活に必要な施設がコンパクトにまとまっていて、市外まで行かなくても便利に生活できます。
ホームセンターや「ヨークベニマル」などの大型スーパーもあります。コンビニや飲食店もあり、多くの施設が駐車場を備えていて車で移動しやすいです。
移動手段は車が基本ですが、路線バスや予約制のデマンドタクシーなどの公共交通でも市内を回れます。
②郡山市まで約30分で行ける好立地
県内トップクラスの都市部の郡山市まで電車で約30分、車だと約40分で行けます。通勤や通学で通う人も多いです。
郡山駅からは新幹線に乗れて、東京にも移動しやすいです。また、福島空港にも車で約50分で行けます。移動手段が豊富で、交通の便が良いのは魅力です。
③子育てしやすい環境が整っている
- ・18歳まで子どもの医療費に助成がある
- ・子育て支援センターなどのサポートが充実
- ・子どもの誕生の際に商品券を支給 など
医療費の助成や相談窓口などのサポートが手厚く、教育施設や医療機関も十分な数があります。子どもの遊び場も屋内・屋外ともに充実していて、のびのびと子育てができます。
子育て世帯は田村市の「子育てガイドブック」で助成制度や子育て環境をチェックしておきましょう。
④農産物をはじめとした特産品が豊富
- ・あぶくまの天然水
- ・田村米
- ・えごま
- ・地酒 など
田村市は農業が盛んで、お米をはじめとした多種多様な農作物が育てられています。
鍾乳洞の石灰岩層を長い年月をかけて浸透してきた地下水「あぶくまの天然水」や、田村米と阿武隈山系の伏流水を使って作られた地酒も評判が良いです。
また、古くから田村で作られているえごまは、エゴマ油などに加工され、地元でも人気です。新鮮な食材やおいしい水に囲まれて、田舎暮らしならではの充実した食生活が送れます。
⑤都市部よりも住居費を抑えられる
都市部と比べると土地代が安く、家にかけるお金を抑えられます。都市部から離れすぎずに、予算が同じでも広々とした家に住めます。
移住にあたって補助金が受け取れるとさらにお得です。自分が対象の補助金の有無は移住前に必ずチェックしておきましょう。
移住支援制度について
- 福島県12市町村移住支援金
- 住宅取得や仕事に関する支援制度
- お試しチャレンジハウス
①福島県12市町村移住支援金
福島県外から田村市に移住する人は、条件を満たすと単身で最大120万円、2人以上の世帯なら最大200万円の支援金が受け取れます。
「12市町村」とは過去に原発事故で避難指示の対象になった地域のことで、全国の地域と比べて移住支援金が手厚くなっています。
支援金を受け取るためには、就業や起業などの条件を満たす必要があります。詳しい内容は、以下リンク先でチェックしてみてください。
②住宅取得や仕事に関する支援制度
田村市は移住・定住に伴って住宅を購入する際の補助金や、空き家のリフォーム費用に対する補助金が充実しています。
創業スタートアップの補助金や、新規就農の希望者に対する補助制度もあります。多様な補助制度は、以下のリンク先でわかりやすく紹介されています。
③お試しチャレンジハウス
田村市には、いきなり移住するのが心配な人のための「お試しチャレンジハウス」が2ヶ所あります。
水道光熱費(1人1日300円)の負担のみで、最短2日~最長1ヶ月滞在できます。コストを抑えて移住前に住みやすさや雰囲気を確かめられます。
利用には事前予約が必要です。興味がある人は、以下リンク先で利用ルールや備え付け設備などの詳細を確かめておきましょう。
田村市への移住者の声
実際に田村市に移住した方の体験談を2つご紹介します。少しでも移住に興味がある人は参考にしてみてください。
思ったよりも不便は感じない
毎日の買い物に必要なお店が揃っていて、都会暮らしが長い人でも大きなギャップを感じずに生活できます。
お試しチャレンジハウスの他にも、移住後の生活をイメージできるイベントが多く開催されていて、安心して移住先として検討できます。
日常生活がとても充実している
利便性に加えて、市街地を少し離れれば豊かな自然があるのも嬉しいポイントです。
自然がある環境で子育てしたいファミリーや、アウトドアでアクティブな休日を過ごしたい人の移住先としてピッタリです。
田村市のおすすめスポット5選
- あぶくま洞
- 片曽根山森林公園
- グリーンパーク都路
- ムシムシランド
- 星の村天文台
①あぶくま洞
全長600mもある鍾乳洞で、ライトアップされた大自然の神秘を満喫できます。冒険気分が味わえる探検コースもあり、家族で遊びに行くのにピッタリです。
田村市の代表的な観光スポットで、周辺には飲食店や売店、宿泊施設などが揃っています。1年を通して見どころが盛りだくさんです。
夏には鍾乳洞が涼しく、外のラベンダー園が満開になります。秋にはお祭り、冬には鍾乳洞でのコンサートなどイベントも開催されます。
②片曽根山森林公園
片曽根山のふもとにある森林公園で、アスレチックや遊具の他、キャンプサイトやバンガローを備えています。
頂上まで登山道が整備されていて、気軽にハイキングや森林浴を楽しめます。
市街地に近いので買い物がしやすいです。外で思いっきり遊んだ後は、近くの飲食店や入浴施設でゆっくり休憩できます。
③グリーンパーク都路
高原に広がるレジャースポットです。オートキャンプ場やディスクゴルフ場、スポーツ広場や展望台などの施設が充実しています。
ビールの醸造所があり、種類が豊富な地ビールが楽しめるレストランも人気です。100mにおよぶ藤棚や、珍しい赤そばの畑も見どころです。
④ムシムシランド
さまざまな昆虫標本の展示室や、日本初のカブトムシドームがある珍しい施設です。
カブトムシドームは夏季のみオープンします。放し飼いのカブトムシに自由に触れて、子どもやファミリーで賑わいます。
施設内の「グリルマウンテン」では手ぶらでバーベキューができます。阿武隈の山並みが一望できる宿泊施設「スカイパレスときわ」も人気です。
⑤星の村天文台
県内最大級の天体望遠鏡を備えた天文台です。スケジュールに応じて望遠鏡で天体観測ができます。プラネタリウムでの季節ごとの星空案内も魅力です。
市内には他にも、田村市ならではの魅力的なスポットがたくさんあります。移住の下見などで訪れる際には、ぜひ散策してみてください。
移住に関する不明点は「たむら暮らし」で解消できる
移住・定住情報サイト「たむら暮らし」には、田村市の住まいや、仕事に関する情報がわかりやすく紹介されています。
質問や相談がある人は「たむら移住相談室」に問い合わせもできます。心配ごとは事前に相談して、お得な移住情報を手に入れましょう。