葛飾区は、なんといっても家賃の安さが魅力的な区です!
下町の印象が強いため、引っ越していくのに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、生活費を抑えられると教育に回せる金額を増やせます。子育てファミリーにとって、大きな魅力です。
葛飾区の子育て環境は実際のところどうなの?という疑問を解決するため、子育て制度や待機児童数、治安やファミリー向け物件の家賃相場などを解説しましたので、ぜひ参考にしてください!
葛飾区は子育てにやや向いている
葛飾区は、独自の支援制度があることと、ファミリー向けの家賃相場が安いことから、やや子育てに向いている区です。
独自の取り組みとしては、妊婦さんに交通系ICカードを無料配布する「マタニティパス制度」や社会福祉協議会と連携した「しあわせサービス」などがあります。
子育ておすすめ度 | |
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子育て支援の多さ | |
治安の良さ | |
買い物のしやすさ | |
ファミリー向けの家賃相場 |
葛飾区の治安や買い物のしやすさ、ファミリー向け物件の家賃相場について解説します。子育て支援については、のちほど別で紹介します。
葛飾区の治安は23区中13位
葛飾区の治安は23区中13位です。犯罪発生率は23区の平均よりも若干低く、治安は可もなく不可もなくという地域です。
下記の数値は、平成30年度の警視庁の犯罪データと住民基本台帳をもとに、犯罪発生率を計算したものです。
治安の良さ | 犯罪率(23区の平均) |
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13位/23区 | 0.72%(0.84%) |
葛飾区内では、粗暴犯・ひったくり・路上強盗といった路上でのトラブルは少ないです。しかし、自転車やオートバイ、自動車の盗難がほかの区よりも目立ちます。
徒歩と電車で生活する単身世帯ならば問題ありませんが、自転車や車を使うファミリー世帯なら、鍵を最新のものにするなど、対策するほうが良いです。
買い物のしやすさ
葛飾区では、ふだんの買い物に困ることはありません。スーパーのほかに、昔から営業している古い個人商店が街のあちこちにあるので、ほかの区で暮らすよりも生活費を抑えられるほどです。
とくに、区内でもっとも栄えている新小岩駅には「ルミエール商店街」には約140店舗が並んでいます。とても大きな商店街なので、便利なお店を見つけやすいです。
ファミリー向け物件の家賃相場
葛飾区のファミリー向け物件の家賃相場は、ほかの区と比べて安いです。3LDKでも13万円ほどで借りられます。2DKの物件なら、7万円ほどで募集しているものもあります。
1LDK | 9.45万円 |
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2DK | 8.32万円 |
2LDK | 11.65万円 |
3LDK | 13.13万円 |
とくに家賃が安いのは「柴又駅」と「新柴又駅」です。3LDKの間取りでも相場が11万円近くまで下がります。
葛飾区の子育て支援制度は多い
葛飾区の子育て支援は多いです。児童手当や子どもの医療費助成などの基本的な制度のほかに「多子世帯の保育料減免制度」などに取り組んでいます。
また、区内のあちこちにある児童館で、親子で参加できるふれあいイベントを開催しています。季節を扱った行事のほか、ダンスや将棋の教室などが開かれています。
・児童手当
・児童育成手当
・児童扶養手当
・特別児童扶養手当
・家庭的保育(保育ママ)事業
・三人乗り自転車等購入費助成事業
・ひとり親家庭への支援
・子どもの医療費助成
・未熟児の養育医療の助成
・自立支援医療(育成医療)
・乳幼児健康診査および5歳児健康診査
・小児慢性特定疾病医療費助成
・小児慢性特定疾病児童等日常生活用具給付事業
・大気汚染に係る健康障害者医療費助成制度
・出産費用の援助(経済的理由がある家庭のみ)
・マタニティパスの交付
・子育てひろば
・こんにちは赤ちゃん訪問事業
・育児学級(2ヶ月児および5ヶ月児)
・多子世帯の保育料減免制度
・一時保育および緊急一時保育
・休日保育
・短時間保育および夜間保育
・ファミリーサポートセンターの運営
・私立幼稚園での2歳児の受け入れ
・私立幼稚園園児保護者負担軽減助成
・わくわくチャレンジ広場
・しあわせサービス
・母子健康手帳副読本アプリの配信
・支援サイト「かつしか子育てマップ」の運営
・子育てママの健康チェック
・「育児支援ガイドブック」「父親ハンドブック」の策定
上記の中で、葛飾区ならではの特徴的な子育て支援制度について、詳しく解説していきます。
マタニティパスの交付
葛飾区は、区内に住んでいる妊婦さんに、マタニティパス(5,500円分の金額をチャージした交通系ICカード)を交付しています。妊娠すると、体調の変化のため、外出が難しくなるからです。
マタニティパスは葛飾区独自の制度で、交付の対象になるのは、母子健康手帳を受けてから1年以内のお母さんです。
多子世帯の保育料減免制度
葛飾区では、子どもがたくさんいる家庭の保育料を減額する助成制度に取り組んでいます。保育料が安くなるのは、小学3年生までの兄・姉がいる場合です。
どのくらい減額されるのかは利用する保育園の種類によって変わります。詳しくは、下記の表を参考にしてください。
減免範囲 | |
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認可保育園 | 第2子:30~50%減額 第3子以降:保育料無料 |
認証保育所 | 第3子以降:保育料無料 (上限4万円) |
家庭福祉員 | 第3子以降:保育料無料 |
公立幼稚園 | 第3子以降:保育料無料 |
私立幼稚園 | 第2子以降:上限2.8万円の補助金交付 |
私立幼稚園での2歳児の受け入れ
葛飾区にある私立幼稚園のうち7園が、満3歳に達する年度の4月から2歳児の受け入れをしています。
通常は、区立の幼稚園だと満3歳の誕生日以降にしか預けられないので、葛飾区ではより早い段階から保育園を利用できることになります。
申し込めば必ず預かってもらえるわけではないですが、少しでも早く共働きで収入を得たい家庭には嬉しい制度です。
家庭的保育(保育ママ)事業
家庭的保育(保育ママ)事業とは、保育士や教員の資格を持つ区の住民が、自宅などで子どもを預かってくれる制度です。場所が施設ではないので、家庭的な環境で保育してもらえます。
対象になるのは3歳未満の子どもで、定員は3~5名、平日の8時間を預かってもらえます。保育料は住民税の額によって変わります。区役所の保育課が窓口です。
しあわせサービス
しあわせサービスとは、協力会員として登録している住民が、掃除や洗濯、食事のしたくなどを手伝ってくれる制度です。料金は1時間あたり700円です。
葛飾区社会福祉協議会が運営していて、子育ての手伝いのほかに、両親の介護なども助けてもらえます。忙しくてなかなか手が回らない家庭に嬉しい取り組みです。
葛飾区の待機児童数はそこそこ多い
葛飾区の待機児童はそこそこ多いです。平成30年度には、待機児童は64人いました。ただし、平成28年度にはもっと多い106人だったので、だんだんと改善されていることが分かります。
保育所の定員を増やすよう計画を進めているほか、待機児童緊急対策事業として、区内のほかの施設を開放する取り組みもしています。
子育てにおすすめなレジャー施設
葛飾区にあるファミリー向けのレジャー施設を5つピックアップしました。公園や天文博物館を紹介しているので、ぜひ子どもを連れて遊びに行ってみてください。
上千葉砂原公園
出典:はっくるBlog
上千葉砂原公園は、大型のアスレチック遊具やふれあい動物広場、機関車の展示がある無料の公園です。自然に囲まれており、春は花見を楽しめます。
動物とふれあえるコーナーでは、ポニーの乗馬体験ができます。また、展示されている機関車のなかに入れるので、乗り物好きな子どもが喜び家庭には最適です。
ただし、最寄り駅の綾瀬駅から歩きだと20分ほどかかってしまいます。車で行くか、バスを利用するほうが良いです。
都立水元公園
出典:じゃらん
都立水元公園は、23区内のなかでもっとも大きい水郷公園です。子どもが目いっぱい遊べる広い緑地のほかに、遊具スペースやバードウォッチングができる雑木林があります。
豊かな自然が魅力的で、春は桜、梅雨の時期は花しょうぶが綺麗に咲きます。
バーベキュー広場もあるので、家族で利用するのも良いです。夏の時期なら川遊びもできます。
新宿交通公園
出典:いこーよ
新宿交通公園は、葛飾区の柴又駅にある「楽しく交通ルールを学べる公園」です。自転車に興味が出てくる歳の子どもがいる家庭におすすめです。
自転車、補助付き自転車、足踏み式ゴーカート、三輪車、豆自動車を無料で貸してくれて、指導員が乗り方や交通ルールを教えてくれます。
また、園内には小型のSL機関車があり、子どもを乗せて園内を一周してくれます。小学生未満の子どもであれば無料です。
葛飾区郷土と天文の博物館
出典:葛飾区
「葛飾区郷土と天文の博物館」は、プラネタリウムや歴史展示物を楽しめる施設です。お花茶屋駅から歩いて10分ほどの場所にあります。
2018年6月にリニューアルしたばかりのプラネタリウムはシーズンごとに4つのプログラムを上映していて、子育てファミリーにとても人気があります。
ただし、平日は学校や団体による利用のため上映回数が少ないです。週末か祝日に行くのが良いでしょう。
望遠鏡を作ったり、葛飾区の伝統的な遊びを体験できるイベントも随時開催しています。
奥戸総合スポーツセンター
出典:葛飾区体育館
奥戸総合スポーツセンターは、京成青砥駅にある、整備の行き届いた大きな運動公園です。野球場やテニスコートがあり、スポーツを始めた子どもを連れて行くのにおすすめです。
また、敷地内にある「温水プール」には幼児用のプールが用意されており、小学生の子どもでも楽しめます。1回2時間で、利用料は小中学生だと百円、幼児は無料です。
葛飾区で子育てにおすすめの駅3選
葛飾区のなかでも、とくに子育てにおすすめの駅を3つ紹介します。葛飾区に住もうと考えているファミリーは、是非、参考にしてください。
新小岩駅
新小岩駅は、買い物環境が抜群によく、葛飾区でもっとも人気がある街です。
駅前から伸びる「ルミエール商店街」には約140のお店があり、食材や総菜が安く買えます。食費を抑えたい家庭にとって嬉しい街です。
JR総武線が通っており、アクセス面でも優れています。新宿駅や東京駅に乗り換えなしで行けます。
京成高砂駅
京成高砂駅は、昔から住んでいる人の多い、落ち着いた街です。家賃相場が安く、2LDKの物件が9万円ほどで借りられます。
駅前からは商店街が伸びており、大型スーパーの「イトーヨーカドー」もあるので買い物環境は優れています。
また、京王本線、京王押上線、京王金町線、成田スカイアクセス、北総鉄道の5路線が使え、東京駅まで約35分、成田空港まで約41分で行けます。
亀有駅
亀有駅は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の舞台として有名な街です。
下町のイメージが強いですが、駅の近くには大型のショッピングセンターの「アリオ亀有」があり、買い物だけでなく、映画を見たりできるので、休日に家族で遊びに行く場所に困りません。
家賃相場は、2LDKや3LDKのファミリー向け物件で12万円前後です。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
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また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!