「都道府県の中で家賃が安いのはどこ?」
「家賃が安くて住みやすい県はある?」
せっかく引っ越すなら、家賃相場が安い都道府県が良いですよね。住居費は支出の中でも大きな割合を占めるので、抑えることで生活費にゆとりが生まれます。
しかし、家賃の安さだけに注目すると、自分のライフスタイルに合わず住みにくさを感じることも…。
そこで当記事では、家賃相場の安い都道府県ランキングだけでなく、おすすめの家賃が安くて住みやすい県も紹介します。ぜひ引っ越し先の参考にしてください。
- 家賃相場が安い都道府県TOP3は鳥取県、愛媛県、大分県
- 適切な家賃の目安は月の手取りの3分の1
- 予算を抑えてお部屋を探すなら仲介手数料基本0円のイエプラに相談するのがおすすめ!
・関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
・オリコン顧客満足度1位の接客サービス
・エリアや沿線を絞らなくても紹介してもらえる
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
家賃相場が安い都道府県ランキングTOP5
都道府県名 | ワンルーム ~1LDKの家賃相場 |
|
---|---|---|
全国平均 | 50,871円 | |
1 | 鳥取県 | 38,015円 |
2 | 愛媛県 | 39,137円 |
3 | 大分県 | 39,301円 |
4 | 山形県 | 39,631円 |
5 | 佐賀県 | 39,734円 |
- 6位以降はこちら
全国賃貸管理ビジネス協会が公表する「全国家賃動向(2023年10月調査)」をもとに、ワンルーム~1LDKの家賃相場をランキング化しました。
契約されたお部屋の家賃平均なので、実際に募集されているものより低いです。この後、1~5位までの都道府県の特徴や魅力を紹介します。
最も安いのは鳥取県
最も家賃相場が安い都道府県は鳥取県でした。ワンルーム~1LDKの家賃相場は約3.8万円で、全国平均の約5.1万円と比べて、1.3万円も安く借りられます。
家賃は支出の中でも大きな割合を占めるので、鳥取県に住めば生活費の削減が期待できます。
注意点として、鳥取県には「新幹線が通らない」「車社会」など住みにくい部分もあります。家賃の安さだけでなく、理想の暮らしを実現できるかどうかイメージすると良いです。
最も高いのは東京都
- ・日本経済の中心でオフィスや人が集まる
- ・人口密度が高くニーズが多い
- ・情報や流行の最先端
- ・イベントごとが多い
- ・交通アクセスが良く移動に便利
東京は、家賃相場が最も高い都道府県です。ワンルーム~1LDKの家賃相場は約6.8万円で、全国平均と比べて約1.7万円も高いです。
ただし、日本経済の中心なので、住む上でのメリットは多いです。求人数が豊富で、仕事の選択肢が広がります。ビジネスチャンスにあふれていて、将来的な収入アップも狙えます。
交通アクセスが抜群で、電車でどこへでも出かけられます。大きなイベントやライブの開催地にも選ばれやすく、家賃が高くても住みたいと考える人がたくさんいます。
1位:鳥取県(38,015円)
鳥取県は、中国地方の北東部に位置する県です。県内に「鳥取砂丘コナン空港」と「米子鬼太郎空港」の2つの空港があるため、空路での交通アクセスに優れています。
県の南側には、日本百名山に選ばれた「大山」をはじめとした山々が並びます。台風が少なく、春から秋にかけては穏やかな気候です。
豊かな自然に囲まれて、海の幸や山の幸が豊富です。冬の味覚の王様と呼ばれる「松葉ガニ」や、シャキシャキとした食感の「二十世紀梨」など、四季に応じて特産品を味わえます。
2位:愛媛県(39,137円)
愛媛県は、四国の北西部に位置する県です。温暖で雨が少なく、平野部は雪がほとんど積もりません。自然災害が少なく、年間を通して過ごしやすいです。
県庁所在地の松山市は、人口50万人を有する四国最大の都市です。松山駅と松山空港までの距離は電車で約30分と短く、コンパクトな街づくりが進められています。
雄大な自然も魅力の1つです。「東洋の地中海」と呼ばれる瀬戸内海に面しており、しまなみ海道では大小の島々を一望できます。
3位:大分県(39,301円)
大分県は、九州地方の北東部に位置する県です。東京・大阪・名古屋へは、大分空港から2時間以内で行けるほか、大阪、神戸行きのフェリーも発着しています。
世界でも有数の温泉地として知られていて、別府や湯布院には毎年多くの観光客が訪れます。地域によって差があるものの、全体的に気候は温暖で雨が少ないです。
鶏肉文化が中心で、総務省の家計調査(2022年)によると、1人当たりの購入額は全国1位です。唐揚げはもちろん、とり天やとり飯など豊富なソウルフードを楽しめます。
4位:山形県(39,631円)
山形県は、東北地方の日本海側に位置する県です。東北最大の都市「仙台市」とは、在来線で約1時間と近いです。山形市の自宅から、仙台の職場や大学に通う人も多いです。
気候としては、季節差がはっきりしています。夏は最高気温が40度を超える年がある一方で、冬は1m以上の積雪がある地域が多いです。
日本百名山の「蔵王」や、松尾芭蕉の俳句でも詠まれた「最上川」などがあり、美しく自然豊かな地域で暮らせます。
5位:佐賀県(39,734円)
佐賀県は、九州地方の北西部に位置する県です。年間の平均気温は16度前後とやや高く、穏やかな気候で住みやすいです。
佐賀駅から博多駅までは約40分と近いです。家賃相場が安いこともあり、福岡県のベッドタウンとしても人気です。
玄界灘・有明海に面しているので「呼子イカ」「有明海苔」といった海の幸が楽しめます。農業も盛んで、アスパラガスや玉ねぎ、れんこんは全国トップクラスの生産量です。
おすすめの家賃が安くて住みやすい都道府県3選
- ・和歌山県(40,167円)
- ・栃木県(40,395円)
- ・富山県(42,647円)
和歌山県(40,167円)
- ・大阪まで電車や車で1時間とアクセスが良い
- ・気候が温暖で南国ムードがある
- ・地元グルメが充実している
和歌山県は、関西地方の南西部に位置する県です。県庁所在地の和歌山市から大阪市までは、電車・車で約1時間と近いです。
気候は一年中温暖で過ごしやすく、降水量も少ないです。県南部の白浜町周辺は南国ムードに満ちており、仕事と休暇を同時に楽しめる「ワーケーション」が推進されています。
「まぐろ」「クエ」といった海の幸以外にも「和歌山ラーメン」や「めはり寿司」といった絶品の地元グルメが揃っています。和歌山に住んだら、ぜひ食べてみてください。
栃木県(40,395円)
- ・東京まで新幹線で50分とアクセスが良い
- ・温泉が多くのんびりした休日を過ごせる
- ・文化財が豊富で歴史に触れられる
栃木県は、東京の北に位置する県です。宇都宮駅から東京までは、新幹線で約50分、在来線でも約2時間と好アクセスです。オフィスが東京にある人から注目されています。
鬼怒川・那須・塩原といった温泉地が充実しているのも魅力です。大自然に囲まれながら温泉に浸かれば、仕事のストレスを忘れてのんびり過ごせます。
世界文化遺産に登録された「日光東照宮」をはじめ、文化財が豊富です。日本最古の学校として知られる「足利学校」などで、日本の歴史に触れられます。
富山県(42,647円)
- ・3大都市圏へのアクセスが良い
- ・富山湾で取れる海産物が美味しい
- ・地震や津波が少ない
富山県は、本州の中央北部に位置する県です。新幹線を利用すれば、東京・大阪・名古屋まで3時間以内で行けます。高速道路で向かっても5時間かかりません。
「天然のいけす」と呼ばれる富山湾では、多種多様な海の幸が堪能できます。なかでも白エビや寒ブリは、わざわざ富山県まで食べに来る観光客がいるほどです。
災害リスクの低さもおすすめポイントです。富山県によると、1991~2020年の震度4以上の地震回数は、全国最小の6回でした。
無理なく払える家賃はいくら?
一般的な家賃目安は手取りの3分の1
手取り額 | 3分の1の家賃目安 |
---|---|
150,000円 | 約50,000円 |
160,000円 | 約53,000円 |
170,000円 | 約57,000円 |
180,000円 | 約60,000円 |
190,000円 | 約63,000円 |
200,000円 | 約67,000円 |
210,000円 | 約70,000円 |
220,000円 | 約73,000円 |
230,000円 | 約77,000円 |
- 手取り24~30万円の家賃目安はこちら
一般的な家賃の目安は手取りの3分の1までです。ほかの生活費に余裕が生まれて暮らしやすいからです。手取りが18万円の場合、家賃は6万円以下で探しましょう。
月収の金額をもとに計算することはNGです。税金や社会保険料を引かれると、手取り額は月収の8割ほどに減ります。実際に残るお金で計算してください。
予算を決める際は、家賃+管理費の「総家賃」で考えるべきです。管理費や共益費も、家賃と一緒で毎月支払うお金です。駐車場代がある場合も含めたほうが良いです。
出費を抑えたいなら手取りの4分の1が目安
出費を抑えたいなら、手取りの4分の1以下にすると良いです。固定費の中でも一番高いのが家賃なので、抑えることで食費や娯楽などにお金を回せます。
注意点として、手取りや住むエリアよっては、住み心地の悪いお部屋しか見つからない可能性があります。絶対に譲れない条件を決めておくと、住んでから後悔しません。
家賃が安くて住みやすいお部屋を見つけるコツ
- ・賃貸サイトをこまめに確認する
- ・室内設備は最低限のものに絞る
- ・不動産屋の閑散期にアパートを探す
- ・未公開物件を紹介してもらう
賃貸サイトをこまめに確認する
新着物件を見逃さないように、賃貸サイトを何度も確認してください。安くて条件の良い物件は人気があるので、掲載されてから数日で埋まることもよくあります。
可能なら毎日1回は物件情報を確認しましょう。仕事の昼休みや通勤の電車内など、スキマ時間を利用するのがおすすめです。
室内設備は最低限のものに絞る
- ・室内洗濯機置き場
- ・モニター付きインターホン
- ・エアコン
- ・バルコニー など
室内設備は、必要最低限のものに絞るのがおすすめです。条件が増えるほど、お部屋の家賃相場が高いからです。自分にとって絶対に譲れないものだけ選びましょう。
一人暮らしで友人や恋人を呼ばないなら、3点ユニットバスのお部屋にするのも手です。風呂トイレ別のお部屋に比べて、家賃相場が5千円以上低いです。
不動産屋の閑散期にアパートを探す
引っ越す時期が選べるなら、不動産屋の閑散期である4月中旬~8月上旬、10~12月のお部屋探しがおすすめです。
閑散期は引っ越す人が少なく、空室が埋まりづらいです。大家さんが家賃や管理費を値引くケースが増えるので、お得に引っ越せます。
未公開物件を紹介してもらう
ネット上に載ってない未公開物件を不動産屋に紹介してもらうのも手です。好条件で安い掘り出し物が見つかる可能性があります。
未公開物件は、不動産屋専用の有料データベース「ATBB」や「レインズ」に載っています。不動産屋の店舗まで行けば、基本的に紹介してくれます。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!