「12平米は何畳?」
「間取り例やレイアウトのコツは?」
お部屋は広すぎると持て余しますし、家賃も高くなってしまいます。賃貸で借りるなら、自分に合った丁度いい広さで快適に暮らしたいですよね。
しかし12平米と言われても、実際に使える広さがイメージできず選ぶのが難しいという人がほとんどです。
そこで当記事では、12平米が何畳なのか、どんな間取りなのかを解説しています。レイアウトの実例もあるので参考にしてください。
- 12平米は専有面積が7畳の広さ
- キッチンなどを除いた生活スペースは5畳ほど
- 間取りに悩んだらネット不動産屋のイエプラに相談するのがおすすめ
・関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
・オリコン顧客満足度1位の接客サービス
・エリアや沿線を絞らなくても紹介してもらえる
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
12平米の専有面積は約7畳
物件情報に12平米(12㎡)と記載があったお部屋は、基本的にお風呂やトイレを含むお部屋全体の専有面積が約7畳です。
広さの計算方法は「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」で、1畳当たり1.62平米と決められています。そのため、12㎡と記載されているなら「12÷1.62=約7畳」で計算します。
専有面積とは、マンションやアパートなどで、居住者だけが自由に利用できるお部屋の内部の面積のことです。そのため、キッチンやお風呂・トイレなどの設備も含まれています。
実際に住むスペースは約5畳
専有面積12平米は約7畳ですが、キッチンやお風呂・トイレなどを抜かした居室部分は約5畳と狭いです。
シングルベッドとテレビボード、衣類ケースにローテーブルを配置してしまうと、かなり手狭になるので荷物が多い人だと窮屈です。
荷物が少ない人や、最低限の家具を置けば十分という人は、お部屋の半分から3分の1ほど空間が空くので快適に暮らせる広さです。
地域による面積の違い
物件情報に掲載されている平米数は、1畳当たり1.62平米と決められています。ただ、地域によって少しサイズが違います。
以下は、畳の種類ごとの大きさとよく使われている地域の一覧です。実際に住むお部屋が、どのくらいの広さかの参考にしてください。
7畳の面積 | 1畳の広さ | 使われる地域 | |
---|---|---|---|
中京間 | 11.6㎡ | 182cm×91cm | 東京・愛知など |
江戸間 | 10.84㎡ | 176cm×88cm | 東日本 |
団地間 | 10.12㎡ | 170cm×85cm | 全国の公団住宅・アパート |
本間(京間) | 12.76㎡ | 191cm×95cm | 関西・中国などの西日本 |
なお、平米数は全国で統一されています。お部屋の広さが気になる人は、畳数より平米数で探したほうが良いです。
12平米はワンルームが多い
12平米の間取りは、キッチンスペースを多く取ってしまうと居室部分が5畳以下になるため、ほとんどのお部屋がワンルームです。
ワンルームとは、キッチンスペースが含まれた1部屋だけの間取りです。キッチンとの仕切りがないので、料理をする人はお部屋や衣類にニオイが付く可能性があります。
不動産屋専用の物件情報サイト「ATBB」を使って、実際に12平米にどんな間取りがあるかまとめてみました。
物件数(東京23区内) | |
---|---|
ワンルーム | 655件 |
1K | 151件 |
1DK | 0件 |
1LDK | 0件 |
不動産業者専門サイト「ATBB」2022 /4/のデータより:
中には、シェアハウスタイプでお風呂とトイレが共有スペースに設置されている物件や、ロフトや床下収納付きなどのお部屋もありました。
狭いお部屋だからこそ、収納スペースを工夫している物件が多いようです。クローゼットや押入れがあるお部屋は、ほぼありません。
実際の12平米のお部屋の内装写真
不動産屋専用の物件情報サイト「ATBB」に掲載されている、12平米のお部屋を紹介します。
12平米の一般的なワンルーム
中野にある「フラット中野」という12平米のワンルームです。コンパクトサイズのキッチン設備、お風呂・トイレ・洗面台セットの3点ユニットバスなので、居室部分は5畳ほどあります。
写真で見ると広く感じますがお部屋内にキッチンがあるため、実際に家具を配置するとかなり手狭です。また、クローゼットなどの収納スペースがないので、荷物が多いと片付きません。
ロフト付きのワンルーム
大井町にある「リベール大井町」というワンルーム+ロフトのお部屋です。ロフトは専有面積には含まないため、12平米という狭いお部屋でもロフト付きの物件が見つかります。
キッチンと居室部分に仕切りがないためワンルームになっていますが、実際はキッチン部分とお部屋が区切れる形になっているので、居室部分が約3.5畳と手狭です。
その代わり、3畳のロフトが付いているので実際は6.5畳ほど使えます。ロフト部分を寝室にして、下をダイニング替わりにできます。
シェアハウス型のワンルーム
氷川台にある「ステューディオ桜台」というワンルームのお部屋です。
シェアハウスタイプの物件なので、お風呂とトイレは廊下を出た共有部分にあります。そのため、居室部分が一人暮らしの平均的な広さである6畳と広めです。
実際に12平米のお部屋に住んでいる人の感想
12平米のお部屋は、荷物が少なく、家には寝に帰る人に向いています。実際に12平米のお部屋に住んでいる人に感想を聞いてみました。
ほとんど寝床として使っていない人にとっては不便は感じないようです。ただ、にもっつが多い、空間にゆとりが欲しい人には不便に感じています。
12平米と広さが近いお部屋の比較
12平米と広さが近いお部屋の、居室部分のみを比較してみました。「カリモク60」を使用して、家具家電のサイズはすべて統一して配置しています。
10平米はベッドを置くとかなり手狭
10平米のお部屋は、お風呂やトイレなどの居室以外のスペースをのぞくと、居室の広さが約3.5~4畳です。
実際に住むスペースは4畳ほどしかないので、シングルベッドを設置してしまうと、テレビボードとテーブルくらいしか置けません。
収納スペースを増やしたい場合は、収納スペース付きのベッドや、天井近くまであるアルミラックを設置するしかないです。
15平米は一人暮らし出来るが少し狭い
15平米のお部屋は、お風呂やトイレなどの居室以外のスペースをのぞくと、居室の広さが約4.5~5畳です。
居室が5畳近くあるので、少し狭いですが一人暮らしするうえで十分なスペースがあります。
10平米と比べると、ベッドやテレビボードを配置してもお部屋の半分ほど空間が空くので、生活スタイルに合わせて家具を増やせます。
20平米はベッドを置いても空間に余裕がある
20平米のお部屋は、お風呂やトイレなどの居室以外のスペースをのぞくと、居室の広さが約7畳です。
居室が約6畳あるので、ベッド横に家具を配置して寝るスペースと生活スペースを分けれます。
本棚や衣類タンスを設置しても空間に余裕があるので、荷物が多い人におすすめです。
お部屋をレイアウトするコツ
お部屋をキレイにレイアウトするコツを3つ紹介します。どれもお部屋が狭くてもできる方法なので、参考にしてください。
広く見せるなら背の低い家具でまとめる
お部屋を広く見せたい場合は、背の低い家具を配置するといいです。圧迫感が無くなります。
また、立ち上がった時の視線に物が入らないので、体感的にも広く感じます。
生活動線を先に確保
家具を配置する前に、生活同線を確保すると良いです。
生活同線を先に確保することで、お部屋の中の移動がしやすくなります。また、コンセントの位置も把握しておくことでで生活同線が確保できます。
テーマやメインカラーを決める
お部屋のテーマやメインカラーを決めておくと、統一感がありスッキリとした見た目になります。
お部屋のメインカラーは、落ち着いた色がおすすめです。
狭いお部屋のレイアウト例
かなり狭い12平米のお部屋で快適に暮らすためのレイアウト例を紹介します。収納スペースの工夫方法もあるので、参考にしてください。
家具は最低限でシンプルに
家具をベッドと衣装ケース程度の最低限に絞ることで、お部屋を広々と使えます。また、荷物が多い人は縦に長いアルミラックを組み立てることで、収納スペースを増やせます。
布団にして生活空間を多めに確保
ベッドではなく布団にすれば、寝る時以外は布団を畳めばお部屋を広々と使えます。
空いたスペースに折り畳みテーブルを出したり、コーナーにPCデスクを設置しても、お部屋の中央にスペースを確保できます。
ちなみに布団だと背中が痛くなるという人は、折り畳みできる厚手の敷きマットを敷けば快適に眠れます。
突っ張り棒でクローゼット代わり
12平米のお部屋はクローゼットがない場合が多いので、天井に近い位置に突っ張り棒を設置して、収納スペースを増やしましょう。
お部屋に人を呼ばないのであれば、衣類をすべてハンガーにかけてつるしても良いですし、スーツや制服などほぼ毎日着るものだけつるしても良さそうです。
足つきマットレスで開放感を演出
脚付きマットレスタイプのベッドであれば、ヘッドボードやベッド脇の柵が無い分、お部屋の中がすっきりとまとまります。
また、中央で2分割できるタイプであれば、昼間はソファー代わりに、夜はベッドとしても利用できます。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!