「40平米は何畳?どんな間取りがある?」
「一人暮らしだと広すぎる?同棲には狭い?」
新生活のために賃貸物件の情報を探すのはワクワクしますよね。間取り図や写真を見て条件にピッタリのお部屋があるとすぐにでも申し込みたくなります。
しかし、物件の広さは平米(㎡)や畳数での記載が多いです。広さの単位を知らないと、広々とした写真のイメージよりも実物が狭く、内見の時間が無駄になることも…。
そこで当記事では、40平米がどのくらいの広さなのか、実際に住んだ人の体験談、どんな間取りを選ぶべきかまで徹底解説しています!ぜひ参考にしてください。
- 40平米は専有面積が25畳の広さ
- キッチンなどを除いた生活スペースは16畳ほど
- 間取りに悩んだらネット不動産屋のイエプラに相談するのがおすすめ
・関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
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不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
40平米は何畳?
40平米は専有面積が約25畳
物件情報に40平米(40㎡)と記載がある場合は、基本的にお風呂やトイレを含んだお部屋全体の専有面積が約25畳です。
広さの計算方法は、不動産業界の広告ルールの「不動産の公正競争規約」によると、1畳(帖)が1.62平米と決められています。
物件情報の専有面積が40㎡なら「40÷1.62=約25畳」と計算できます。
ちなみに、土地や建物の広さを表す単位として使われる「坪」に換算すると、40平米は約12坪になります。
専有面積とは居住者が利用できる面積
専有面積とは、賃貸物件などで居住者だけが利用できるお部屋の面積を指します。
バルコニーや玄関ポーチ、ロフトなどは専有面積に含まれません。同じ専有面積でも、お部屋にロフトがあるなら、実際に使えるスペースは広くなります。
ただし、ミスなどでロフトの広さも専有面積に含んでいる広告もあります。数字だけを見ずに実際の広さを確かめることが大切です。
実際に住むスペースは約16畳
専有面積が40平米なら全体で約25畳ですが、キッチンやお風呂などを除いた居室部分は約16畳です。
お風呂やトイレなどの居室以外のスペースが、約9畳(約14.5平米)あります。面積が広いので、バス・トイレ別や、独立洗面台があるお部屋が多いです。
40平米のお部屋は、キッチン部分が5~6畳と広めに作られているので、調理器具の収納に困りません。
地域によって1畳あたりの面積が違う
25畳の面積 | 1畳の広さ | 使われる地域 | |
---|---|---|---|
中京間 | 41.39㎡ | 182cm×91cm | 東京・愛知など |
江戸間 | 38.71㎡ | 176cm×88cm | 東日本 |
団地間 | 36.13㎡ | 170cm×85cm | 全国の公団住宅・アパート |
本間 (京間) |
45.59㎡ | 191cm×95cm | 関西・中国などの西日本 |
広告ルールは「1畳あたり1.62平米以上」と決められていますが、実際の畳1枚の大きさは地域ごとに異なります。家の建て方に違いがあった頃からの名残りです。
畳の種類ごとの大きさと、よく使われる地域の一覧を表にまとめたので参考にしてください。
イメージしていた40平米のお部屋より、実際のお部屋が狭いと感じる場合があります。広さは必ず内見で確認してください。
40平米はどんな間取り?
40平米の間取りは1LDKが多い
物件数(東京23区内) | |
---|---|
ワンルーム | 199件 |
1K | 114件 |
1DK | 298件 |
1LDK | 4,731件 |
2K | 318件 |
2DK | 2,908件 |
2LDK | 445件 |
不動産業者専門サイト「ATBB」2022/12/23のデータより
不動産屋専用の物件情報サイト「ATBB」を使って、実際に40平米の募集にどんな間取りがあるかまとめてみました。
40平米の場合、リビング兼キッチンと別にお部屋が1つある「1LDK」の間取りが多いです。
また、ダイニングキッチンと約6畳の居室が2つある、二人暮らしに人気の「2DK」も物件数が多かったです。
LDKの間取りは家賃が高め
40平米の1LDKは、リビング兼キッチンが13畳ほど、居室が8畳ほどです。広々としたお部屋で快適に一人暮らしできて、二人暮らしにも十分です。
ただ、LDKの間取りが流行ったのは2000年以降なので、築年数が浅く家賃は高めです。
2DKだとダイニング部分は6~7畳と狭めですが、DKの流行は1980年代なので築年数によっては家賃が安いです。
実際の40平米のお部屋の内装写真
- ワンルームのような1DK
- 居室が広めの1LDK
- リビングがやや広い1LDK
①ワンルームのような1DK
「BASE130 Penjor」という1DKのお部屋です。DKと居室が壁やドアで仕切られていない、ワンルームのような間取りになっています。
DKスペースが9.3畳、居室が6.6畳です。お部屋の真ん中をパーテーションで仕切れば、居室を寝室として使えます。
ダイニングが広めなので、大きめのテーブルやソファーも置けます。
②居室が広めの1LDK
「est Largo MEGROⅡ」という、目黒駅から徒歩7分の1LDKのお部屋です。
LDKスペースが8畳あるうえに居室も広く、一人暮らしで荷物が多くてもスペースに余裕があります。
居室にはダブルベッドを置いても余裕があるので、同棲カップルでも快適に暮らせます。
③リビングがやや広い1LDK
「シティハウス東京八重洲通り」という1LDKのお部屋です。
LDKスペースが9.1畳、居室が5畳あるお部屋で、二人暮らしでもゆったり生活できます。
居室とLDKスペースが仕切れるので、来客があったときはプライベートな空間を隠せます。
40平米のお部屋に住んだことのある人の感想
実際に40平米の物件に住んだことがある人に、住み心地はどうなのかを聞いてみました。
家賃さえクリアできれば、40平米は広さに余裕を持った快適な暮らしができます。一人暮らしでも、同棲や結婚を見据えて広いお部屋に住んでいる人も多いです。
ただし、お部屋が広いぶんエアコンの効きが悪くなるので光熱費はかさみます。
40平米と広さが近いお部屋の比較
- ・30平米は一人暮らし向けの広さ
- ・40平米は一人暮らしだとかなり広い
- ・50平米は同棲に丁度良い
40平米と広さが近い間取りを「WebCAD」で作成して、比較しました。
お部屋の広さだけでなく、基本的に必要な家具も配置しているので、どのようなレイアウトになるのかを参考にしてください。
30平米は一人暮らし向けの広さ
30平米は18.5畳ほどあるので、一人暮らしだとやや広いくらいです。
ワンルームだと、キッチンやお風呂などの水回りを除くと居室が15畳ほどあります。
間取りは1DKや2Kが多いですが、物件によっては1LDKも見つかります。2人で住むには少し手狭に感じるので、一人暮らし向けの広さです。
40平米は一人暮らしだとかなり広い
40平米は約24畳あり、間取りはキッチンが広めの1LDKか、居室が2つある2DKが多いです。
一人暮らしには広すぎると感じる人も多いですが、二人で住むにはやや狭いです。モノが少ない同棲カップルであれば。40平米でも快適に暮らせます。
50平米は同棲に丁度良い
50平米は約31畳あり、間取り的には2DKや2LDKが多いです。そのため、一人暮らしだと広すぎますが、同棲だと丁度良いです。
2つの居室が6畳以上になっていても、リビングが12畳ほどあるので、ダイニングテーブルと大きめのソファーを置いても余裕があります。
1DKと1LDKどっちの間取りにすべき?
とにかく家賃を抑えたい人は「1DK」
40平米の広さのお部屋は「DK」や「LDK」の間取りが多いです。家賃を少しでも抑えたい人は「1DK」の間取りを選びましょう。
DKの間取りは建物自体の築年数が古めで、家賃はもちろん管理費や共益費が安くなっているお部屋が見つけられます。
最近ではリノベーションがおこなわれて、設備や内装が新しくなっている新築ライクなお部屋もあります。
新しい設備にこだわるなら「1LDK」
築年数や新しい設備を重視したい人は「1LDK」がおすすめです。LDKの間取りは築年数が浅いことが多く、設備が充実しているお部屋が見つかります。
システムキッチンやカウンターキッチン、浴室乾燥機やオートロックなど設備が整っていると暮らしやすいです。
ただし、1DKのお部屋と比べて1~2万円ほど家賃が高いです。一人暮らしの場合は、収入に余裕がないと住めません。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
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