「店舗物件の上手な探し方とは?」
「テナントを探すときの注意点は?」
初めて店舗物件を探すときに「居住用の賃貸物件と同じ探し方で良いのか?」と疑問に思う人は多いです。
しかし、店舗物件は居住用の賃貸物件よりも条件を細かく決めたり、事前に調べておくことがあり手間がかかるんです。
そこで当記事では、店舗物件の上手な探し方をまとめました。テナントを契約する際の流れや注意点、初期費用目安も解説しています。ぜひ参考にしてください。
不動産屋「家AGENT」
池袋店 店長
「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴10年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。
店舗物件の上手な探し方
- 初期費用や家賃など予算は明確に決めておく
- 最寄駅からわかりやすい場所を選ぶ
- 営業できる時間帯を調べておく
- 広さや設備などの希望条件をまとめる
- 駐輪場や駐車場の有無を確認する
- できる限り多くの店舗物件を見る
- 内見は他の社員も連れて行く
- 契約形態を確認する
初期費用や家賃など予算は明確に決めておく
店舗物件は、居住用の賃貸物件より大きな金額が動きます。会社の決済や銀行の融資などを考えると手間が多いので、予算は明確に決めておくべきです。
例えば初期費用400万円なら、収まるように不動産屋に店舗物件を探してもらうと良いです。また、事業計画も立てておきましょう。月商の10%が理想的な家賃と言われているからです。
最寄駅からわかりやすい場所を選ぶ
お客様が来ることを考えて、最寄駅からわかりやすい場所を選ぶと良いです。大通りは人気が高いので、1本中に入った通りが狙い目です。
店舗を内見する際、実際に駅から歩いてみると確実です。信号の長さや人通りなども確かめられます。
営業できる時間帯を調べておく
お店を出す場所によっては、営業時間が限られてしまいます。事前に営業できる時間を調べておきましょう。
都道府県条例だけでなく、各自治体の条例もくまなく確認してください。また、早朝や深夜に開く場合は、物件自体の許可が下りるかも問い合わせておくべきです。
広さや設備などの希望条件をまとめる
店舗の広さや必要な設備などの希望条件は、ある程度まとめてください。お店のジャンルによって必要な設備が違うので、不動産屋からも同じヒアリングをされます。
トイレやエアコン、換気扇や配線、厨房や倉庫の有無など細かく洗い出しましょう。
駐輪場や駐車場の有無を確認する
駐輪場や駐車場の有無を確認してください。都心部では、駐輪所や駐車場がない物件が多いです。駐輪所や駐車場がない場合は、近くで借りれるところがないかも探しておくと良いです。
できる限り多くの店舗物件を見る
店舗物件は質より量を見たほうが良いです。時間が許す限り、できるだけ多くの店舗物件を比較しましょう。
理由は、立地や広さに対しての相場観が把握しやすくなるからです。また、前の店舗の内装のままの居抜き物件も存在します。雰囲気が合うかも大切だからです。
内見は他の社員も連れて行く
店舗物件を内見する際は、自分1人ではなく他の社員や役職者をつれて行きましょう。意見が複数あったほうが、理想の店舗を見つけやすくなります。
契約形態を確認する
店舗物件は「普通借家契約」と「定期借家契約」の2種類があります。定期借家契約あと、あらかじめ決められた期間しか物件を借りられません。
定期借家契約の場合は、契約期間も確認しておくと良いです。一般的には2年が目安ですが「4年・5年契約」や「売上〇%以上必須」といった条件が付いているケースがあります。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!
店舗物件の探し~契約までの流れ
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STEP1
予算や物件の条件決め
不動産屋に行く前に、予算や物件の条件を決めておきましょう。来店時に必ずヒアリングされるからです。
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STEP2
不動産屋に問い合わせ
不動産屋に問い合わせて、来店日時の調整をしてください。この時に条件を伝えておくと、先に物件を探しておいてもらえます。
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STEP3
条件に合う物件の紹介をしてもらう
不動産屋来店時に、予算や条件の合う店舗物件を紹介してもらえます。
通常は2~3件ほどになりますが、たくさんの物件を見たいと伝えておくと多めに準備してくれます。
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STEP4
店舗物件の内見
内見時は駅から物件までの距離を歩いてみると良いです。街の雰囲気や人通りの有無がわかります。
物件自体の内見は、内装や設備はもちろん、周辺環境やダクトの位置なども確認しておくべきです。1件あたり30~40分ほどかけてじっくり見ると良いです。
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STEP5
申し込み~入居審査
店舗物件は、法人契約になります。会社のパンフレットや決算報告書などが必要となるので、あらかじめ準備しておきましょう。
居住用の賃貸より審査に時間がかかるので、5~7日は最低見ておくと良いです。
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STEP6
社内稟議などで問題ないか確認
審査が通った後に初期費用の正式な見積もりが貰えます。社内稟議や銀行融資など各所に問題がないか確認しましょう。
稟議が通ったら、契約前に指定の口座に初期費用を支払う必要があります。
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STEP7
賃貸契約
宅地建築物取引士から重要事項説明を受け、問題なければ賃貸契約書にサインと捺印をおこないます。
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STEP8
必要な場合は内装工事を入れる
スケルトン物件の場合は、契約後に内装工事を入れると良いです。店舗開店日に間に合うようスケジュール調整をしてください。
店舗物件探しの7つの注意点
- ・ネット上に出ている情報だけで判断しない
- ・居住用物件は店舗利用できない
- ・内装工事できる範囲は物件による
- ・景観条例があるエリアは外装に指定がある
- ・契約条件によって業種が制限される可能性あり
- ・居抜き物件は「店舗資産譲渡契約」になる
- ・「保健所」や「消防署」への相談を忘れない
ネット上に出ている情報だけで判断しない
ネット上に出ている情報は、すでに申し込みが入った物件の可能性があります。店舗物件は動きが遅いケースがあるので、不動産屋に問い合わせたほうが確実です。
ネット上に出ている情報は、あくまで設備や相場の目安にする程度に留めておきましょう。
居住用物件は店舗利用できない
居住用物件は、人が住むことを前提としています。店舗利用や法人契約は一切できません。不特定多数の人が出入りするため、防犯上のトラブルが増えるからです。
また、法人契約だと大家さん・管理会社側の税金が増えます。余計な出費があると売り上げが減るので、嫌がる人が多いです。
内装工事できる範囲は物件による
内装工事できる範囲は物件によって違うので、契約前に必ず確認しておくべきです。床や壁などのリフォームは可能だが、水回りの増築が不可など指定があります。
居抜き物件の場合は、原則そのままの内装を使うことを前提としているので、さらに工事できる範囲が狭まる可能性もあります。
景観条例があるエリアは外装に指定がある
文化財が多い景観条例があるエリアは、店舗の外装の色などに指定があります。京都などで、ローソンやファミリーマートの外観がブラウンで統一されているのが良い例です。
契約条件によって業種が制限される可能性あり
「アパレル雑貨などの販売店なら可」「飲食店不可」「修理工場不可」など、契約条件によっては業種が制限されます。申し込み前に不動産屋に確認しておきましょう。
居抜き物件は「店舗資産譲渡契約」になる
居抜き物件とは、前に入居していたテナントが内装や設備、使用機器などをそのまま残して退去した物件です。現状のままで使用することを前提としています。
賃貸物件に含まれないものは譲渡という形になるので「店舗資産譲渡契約」を結ぶことになります。初期費用が増えるので、予算がギリギリの場合は避けたほうが良いです。
「保健所」や「消防署」への相談を忘れない
店舗を構える時は、事前に「保健所」や「消防署」に相談しておくと良いです。飲食物を取り扱うときは、保健所の許可が必要です。
消防署は、消火設備の有無や避難経路の確保、消防法をクリアしているお店になっているのかなどを知れます。また、深夜営業お酒を取り扱う場合は警察署の許可も必要です。
店舗物件の初期費用目安
初期費用は家賃の8~12ヶ月分ほど
店舗物件の家賃 | 初期費用目安 |
---|---|
家賃20万円 | 160~240万円 |
家賃40万円 | 320~480万円 |
家賃60万円 | 480~720万円 |
家賃80万円 | 640~960万円 |
- 保証金(敷金):6~10ヶ月分ほど
- 翌月分家賃:1ヶ月分
- 不動産仲介手数料:1ヶ月分+税
- 造作譲渡料:2ヶ月分ほど
店舗物件の初期費用は「保証金」と「翌月分の家賃」が必要です。仲介不動産屋を利用した場合は「仲介手数料」が、居抜き物件を契約した場合は「造作譲渡料」がプラスされます。
店舗物件の初期費用は高額になりやすいので、できる限り多めに見積もっておいた方が安心できます。交渉次第では、保証金と仲介手数料の値引きが入るケースがあります。
家賃は基本的に坪単価で決まる
店舗物件の家賃は基本的に「広さ×坪単価」で決まります。1坪=3.31㎡なので、専有面積の表示でも計算が可能です。
坪単価の相場は「日本時価情報」で最新を調べられます。駅単位や町内単位で調べたい場合は、不動産屋に聞いた方が確実です。
店舗物件に関するよくある質問
店舗物件は街の不動産屋で見つかる?
大手であれば街の不動産屋で見つかる可能性があります。取り扱い物件数が多いので、紹介できる可能性が高いからです。
テナントに強い不動産屋はどこ?
法人契約・店舗物件の取り扱いがメインの不動産屋はテナントに強いです。大手不動産屋なら「エイブル」が店舗物件用の特集ページを組んでいます。
テナントが空く時期はいつ?
今日中用の賃貸と同じく、1~3月はテナントが多く空きます。決算月、新年度に合わせて引っ越しする店舗が多いからです。
店舗物件の「居抜き」の意味とは?
居抜きとは、人がいなくなった物件という意味を持ちます。内装はそのままで、人がいなくなった状態で出している店舗を指します。
店舗物件と事務所物件は別物?
法人契約をする点では同じと言えますが、定義としては別物です。
店舗物件は、不特定多数の人が出入りをするお店です。事務所は、従業員や関係者しか出入りしないオフィスです。
未公開物件って店舗でもあるの?
店舗で未公開物件はあります。好条件で問い合わせが多そうな店舗物件は未公開にしているケースが多いです。
- 関東圏の取り扱い物件が約4.8万件と豊富
- オリコン顧客満足度1位の接客サービス
- 未公開物件も紹介してもらえる
東京・神奈川・千葉・埼玉の部屋探しには、アエラス(AERAS)がおすすめです。
アエラスは1996年に池袋西口店をオープンしてから28年間にわたって拡大を続け、2024年現在ではグループ全体で67店舗を展開しています。
また、2023年、2024年のオリコン顧客満足度ランキング(賃貸情報店舗 東京都)で第1位を受賞しており、利用者からの評判も良いです。
他社が掲載している物件もまとめて紹介してもらえる
アエラスは、他の不動産屋が掲載している物件もまとめて調査し、紹介してくれます。複数の不動産屋に行かなくても、一度にすべて紹介してもらえるのは大きなメリットです。
また、ホームズやSUUMOなどに掲載されていない、いわゆる「未公開物件」も数多く扱っています。主要駅の駅前に店舗を構えているため、内見にも行きやすいです。
初期費用の分割払いに対応している
アエラスは、初期費用の分割払いサービスを全店舗でおこなっています。普段、現金よりもカード払いがメインという人でも安心です。
分割する金額は初期費用の全額または足りない分から選べるので、引越しの負担を減らしたい人にもおすすめです。関東の物件を探している人は、LINEで来店の予約や相談ができるので、登録してみてください!