「マンションは子育てに向いている?」「子どもの騒音トラブルは大丈夫?」などの疑問を解決します!
子育て世帯に向いているマンションの魅力を紹介します。また、購入のタイミングや、子育てに適した立地選びのポイントも解説します。
この記事は、ファイナンシャルプランナーで、宅地建物取引士の岩井さんに監修してもらいました!
チャット不動産イエプラ メディア事業部
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士
日本FP協会認定のFP。不動産やライフプランに関する専門知識と経験を活かして、最適な物件選びから、長期的にみて損しない住宅購入までをサポートしています。一人暮らしやファミリー世帯など、幅広い世帯からリピートをいただいています。
目次
マンションは子育てに向いている
マンションは、子育て世帯に向いてます。主な理由は4つあります。
マンションが子育てに向いている理由
- ・セキュリティがしっかりしている
- ・共有施設が充実している
- ・子育てをしている世帯が多い
- ・戸建てより住み替えしやすい
マンションは、利便性の高いエリアに建てられるため、近くに商業施設があり、買い物環境が整っています。
住環境の良さを求めて、マンションでの子育てを選ぶ世帯が増えています。同じような境遇の入居者が多いので、安心して子育てできる環境があります。
出産がきっかけで家を探している人は、マンションの購入を検討してみてください。以降で、マンションが子育てに向いている理由を、1つずつ解説します。
セキュリティがしっかりしている
マンションは、防犯性が高いです。もともと備わっているセキュリティ設備が多いからです。
- ・オートロック
- ・防犯カメラ
- ・モニター付きインターホン
- ・玄関がダブルロック
- ・ディンプルキーやカードキー
- ・コンシェルジュや管理人が常駐
- ・24時間警備システム など
ほとんどのマンションでは、オートロックや防犯カメラが設置されていて、空き巣に入られにくいです。コンシェルジュなどがいれば、不審な人物がいないかチェックしてくれます。
セキュリティが万全だと、子どもが大きくなって留守番をするときも安心です。
共有施設が充実している
大規模マンションだと、ファミリー向けの共有施設が充実しています。
- ・キッズスペース
- ・敷地内の広場や公園
- ・ラウンジ
- ・ゲストルーム
- ・パーティルーム など
基本的に、共有施設は毎月払っている管理費で利用できます。ただし、なかには有料の施設もあるので、内見等で事前に確認してください。
キッズスペースがあるマンションは、雨の日でも子どもを遊ばせられて便利です。
子育てをしている世帯が多い
ファミリータイプのマンションは、同じく子育てをしている世帯が多いです。
子どもが小学生になったら、集団下校ができ、親は安心できます。また、親同士も友だちになりやすい環境です。
知らない土地に引っ越してきて不安なときでも、情報が入りやすいため、孤独を感じにくいです。
戸建てより住み替えしやすい
子どもが成長すると、家が手狭になったり、進学などで引っ越しする可能性があります。戸建てと比べると、マンションは住み替えしやすいです。
2021年11月の東日本不動産流通機構の統計によると、過去1年間の売買成約件数は、戸建てよりマンションが多く、需要が高いことがわかります。
また、利便性の良さから、賃貸に出してもすぐに入居者が決まりやすいです。
岩井
購入は1人目が生まれてから1年以降が良い
マイホーム購入は、1人目が生まれてから1年以降が良いです。3つの理由を紹介します。
- ・希望条件が見えやすい
- ・ライフプランが立てやすい
- ・復職後は収入合算しやすい
希望条件が見えやすい
出産後は、お部屋探しの希望条件がはっきりしやすいです。子育てをしていくうちに、欲しい設備や希望の間取りが分かってきます。
例えば「リビングは広い方が良いかも」「居室の数をもっと増やすべき」といった条件です。
入居後の生活をイメージして探せば、マンション選びで失敗しにくいです。
ライフプランが立てやすい
出産後の落ち着いた時期であれば、ある程度将来のライフプランを立てやすく、気持ちに余裕をもってマイホームを購入できます。
金融広報中央委員会の「知るぽると」で、ライフプランのシミュレーションができます。将来の出費まで考えた資金計画を組めば、無理なく住宅ローンの返済ができます。
実際の支出は家計によって異なるため、詳しい資金計画は、FPや住宅ローンアドバイザーに相談しましょう。
復職後は収入合算しやすい
住宅ローンの借入を増やす場合、夫婦の収入を合算してローンを組む方法があります。ペアローンや収入合算といわれる住宅ローンです。
ローン審査の兼ね合いで、育休中や産後直後は合算が難しいです。復帰して1年以上経っていれば、審査が通りやすいです。
収入合算に関しては、以下の記事でもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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マンションは子どもの騒音対策が大切
マンションは共同住宅なので、日頃から騒音対策する必要があります。特に赤ちゃんの夜泣きや子どもの遊び声への対策です。
アパートと比べると、マンションは音が響きにくいですが、全ての音を防ぐのは難しいです。騒音トラブルを防ぐ方法を、3つ紹介します。
防音性の高いマンションを選ぶ
建物の構造が、コンクリート造(SRC造やRC造)のマンションにすると良いです。コンクリート造は、遮音性に優れています。
以下で、日本建築学会の発表をもとに、他の建物構造と音の聞こえ方を比較しました。
建物構造 | 音の聞こえ方 |
---|---|
SRC造・RC造 | 防音性が高く、生活音がほとんど聞こえない |
RC造 | 子どもの泣き声や走る音は聞こえる |
鉄骨造 | 多少音量が軽減されるが、ドアの開閉音や振動を伴う音が聞こえる |
木造 | 隣室のテレビや電話の音など、生活音がかなり聞こえる |
出典:日本建築学会編「建築物の遮音性能基準と設計指針」
ただし、階数や壁の厚さによっては、音が響きやすいお部屋もあります。実際に現地を内見して、音の響き方を確かめましょう。
防音グッズを使う
防音グッズは、手っ取り早く対策できて効果的です。特に子どもが遊ぶリビングや寝室に使うと良いです。
100円ストアやホームセンターで手に入ります。人気の商品を表にまとめました。各リンク先で商品の詳細を知れます。
特徴 | |
---|---|
防音マット |
足音を軽減できる。 1枚から100円ストアで買える。 使い捨てしやすく、手入れが楽。 |
防音カーペット |
足音を軽減できる。 1枚からホームセンターなどで買える。 デザイン性があり、インテリアとしても使える。 |
防音グッズは、クッション性が高く、子どものケガを防げるものも多いのでおすすめです。
引っ越しの後にご近所に挨拶しておく
ご近所には、引っ越しの挨拶をしておきましょう。主に、上下左右のお部屋と管理人に対してです。
子どもの生活音について、予め伝えておくと、トラブルに発展しにくいです。また、日ごろから定期的にコミュニケーションをとれば、防犯対策に繋がります。
子育てしやすいお部屋とは?
子育てしやすいお部屋とは、世帯の人数に合わせて、多様なライフスタイルに変化できるお部屋です。
間取りでいうと、2~3LDKで探せば失敗しにくいです。家を探す際は、将来の変化も見据えて、必要な広さがあるかチェックしましょう。
国土交通省では、人がゆったり過ごせる広さの目安(誘導居住面積水準)が定められてます。都市部のマンションの場合、以下の表くらいの広さがあると生活しやすいです。
3人世帯 | 4人世帯 | |
---|---|---|
夫婦+園児1人の 広さの目安 |
65㎡ | 85㎡ |
出典:国土交通省 「住生活基本計画」より作成
以降で、子育てしやすい間取りや設備について解説します。
広い玄関は物がたくさん置ける
子育て世帯は、広い玄関があるお部屋を選ぶと良いです。靴の他に、外遊びのおもちゃやベビーカーの置き場所が必要だからです。
土間スペースがある玄関だと、さらに収納力が上がります。
汚れてしまうものを室内に入れずに済むので、お部屋をキレイに保てます。
リビング脇の和室はお昼寝にピッタリ
リビング脇に和室があるお部屋が良いです。子どものお昼寝や遊び場に使えます。以下の図のような間取りがおすすめです。
リビング脇にあることで、家事をしながら子どもの面倒を見れます。
また、畳には吸音効果があるため、子どもの足音で、近所に迷惑をかけづらいです。
カウンターキッチンは子どもの面倒が見やすい
カウンターキッチンは子どもの面倒が見やすいです。料理中でも、リビングで遊んでいる子どもを見守れます。
また、家族とのコミュニケーションがとりやすいメリットもあります。
子どもがやけどしにくいキッチンがおすすめ
コンロは、IHかチャイルドロック付きのものだと、子どもがやけどしにくくなります。
子どもを抱えながら料理するときや、お手伝いをしたがる子どもがいるときに安心です。
水回りは広いほうが良い
水回りは、広いほうが良いです。子どもが小さい間は、狭いとなにかと不便だからです。子どもが成長しても、朝の支度ラッシュのとき、混み合わずに済みます。
特に、洗面所とお風呂が広いと、朝や夜の家事がスムーズです。
間取りや設備はリノベーションできる
「ほしい間取りや設備が見つからない」という人は、割安な中古マンションを買って、リノベーションする方法があります。
設備だけでなく、間取りごと変えられるのが、リノベーションの魅力です。一般的なお部屋でも、リノベーションすれば、子育てに便利なお部屋に生まれ変わります。
リノベーションについてまとめた記事があるので、ぜひ参考にしてください。
子育てに適した立地選びの3つのポイント
子育てしやすい立地条件は、大きく分けて「治安」「住環境」「利便性」の3つです。
ポイントをおさえて、子育てに適した住みやすい物件を見つけましょう。以降で1つずつ解説していきます。
治安の良さは最優先すべき
子育て世帯にとって、治安の良さは最優先すべきです。保育園や小学校にあがると、なかなか引っ越しできません。
実際に現地へ行き、交番の位置や街灯の明るさを確認しましょう。また、なにかあったとき逃げ込める公共施設が近くにあると良いです。
ネットで犯罪履歴を確認できる
東京都が作成している「犯罪情報マップ」で、地域の犯罪発生状況を確認できます。
女性や子どもに対する声かけ事案を絞って検索できるので、探しているエリアの治安を確認してみてください。
子育ての住環境が整っているかどうか
子育てに適した街か確かめましょう。以下のチェック項目を多く満たすほど、子育てに向いています。
- ・保育園、小学校が近い
- ・治安が良い
- ・通学路が安全
- ・病院や診療所が近い
- ・スーパーが近い
- ・公園が近い
- ・災害時の避難場所が近い
スーパーや病院が近くにあると、忙しい子育てに役立ちます。また保育園の空き状況や、入学する学校の情報も調べておくと安心です。
利便性を重視するべき
マンションは、利便性を重視するべきです。将来、子どもが塾や習い事で、交通機関を利用する機会が増える可能性があります。親の通勤アクセスもあわせて確認しましょう。
また、利便性が良いと資産価値が落ちにくく、好条件で売却や賃貸にだせます。
将来のライフスタイルの変化も考えて、物件選びをしたほうが良いです。
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