「浮気調査の費用相場が知りたい！」

「実際に依頼した人はいくらかかった？」

浮気調査を探偵に依頼した際にかかる費用は、10万円程度の場合もあれば、100万円以上かかることもあります。パートナーの不貞行為を暴くためとはいえ、安い費用で依頼したいですよね。

この記事では、浮気調査にかかる費用の相場を解説します。おすすめの料金体系、費用の抑え方なども紹介しています。探偵事務所を選ぶ際は、ぜひ参考にしてください。

浮気調査の費用相場は10～100万円と幅広い

浮気調査の費用相場は、10～100万円と幅広いです。探偵事務所によって、料金体系や稼働人数、調査にかかる時間、諸経費などが変わるためです。

ちなみに、費用の大半を占めるのは人件費です。また、依頼の前に把握できている情報の量によっても料金は変動します。

例えば、浮気の痕跡をまったく見つけられていない段階からの調査は、費用が高くなりがちです。反対に、パートナーが浮気相手と会う日程まで抑えていれば、安く済ませられます。

1時間あたりの費用は2～2.5万円未満が最多

参考：アンケート調査結果｜一般社団法人 東京都調査業協会

「東京都調査業協会」が実施した調査によると、調査員2名の1時間あたりの料金は2～2.5万円未満が36%で最も多いです。また、全体的に1時間あたり1万円以上で設定している事務所が大半を占めていました。

調査員2名体制で1時間あたりの金額が1万円以下の探偵事務所は避けるべきです。あまりに料金が安い場合は、調査や報告書が雑な可能性があります。

また、上記の調査は人件費のみを対象としています。実際の見積もりでは、人件費のほかにも諸経費や手数料もかかるので、もう少し高額になると考えておきましょう。

費用を抑えるなら相見積もりをするのがおすすめ

費用を抑えるためには、相見積もりをして料金を比較するのがおすすめです。相談は無料で出来るので、複数の探偵事務所で料金の確認をしましょう。

相見積もりをする際は、探偵マッチングサービスを利用すると手間が省けます。街角相談所探偵なら、電話1本で複数の探偵事務所の見積もりを用意してくれる上に、最大で40％安く紹介してくれます。

浮気調査にかかる費用の内訳

浮気調査にかかる費用の内訳は、主に「調査料金」「諸経費」「手数料」の3つです。料金体系によっては「成功報酬金」が追加で請求される場合もあります。以下では、それぞれの費用について詳しく解説していきます。

調査料金(人件費・着手金など)

調査料金には、人件費や深夜早朝割増料金・延長料金などが含まれています。また、調査開始前に、前払いで着手金を請求する探偵事務所も多いです。

深夜早朝割増料金は、張り込みや尾行の関係で発生することが多いです。また「あと少しで証拠を入手できる」という状況では、延長料金を払って調査を続けるケースもあります。共に、事前に予測するのが難しい費用です。

ちなみに、調査料金の大部分を占めているのは人件費で、調査に出ている人数×調査にかけた時間で算出できます。費用を抑えたい人は、調査対象の行動時間や怪しい場所などを把握し、事前に探偵に伝えると良いです。

諸経費(交通費・宿泊費など)

諸経費には、交通費・車両費・燃料費・宿泊費・通信費など、調査に必要な人件費以外の費用が含まれます。

例えば、夫の出張先や旅行先まで調査員を派遣する場合は、諸経費が高くなります。調査員の新幹線代や飛行機代、ホテル代などが請求されるためです。

ただし、諸経費は探偵事務所によっては不要なところもあるので、まずは見積もりを出して貰い、諸経費が含まれるかどうか確認しましょう。

車両費が不要な事務所は36％

参考：アンケート調査結果｜一般社団法人 東京都調査業協会

東京都調査業協会のアンケートによると、車両費が無料の探偵事務所は36％でした。ただし、車両費が無料でも合計料金が安いとは限りません。トータルの費用で比較しましょう。

車両費が無料の探偵事務所は調査費用に上乗せしている可能性がある

参考：アンケート結果｜一般社団法人 東京都調査業協会

車両費が無料の探偵事務所は、調査費用の金額に上乗せしている可能性があります。アンケート結果を見ると、1時間あたりの料金が2～2.5万円と平均より高いです。

そのため、諸経費の有無だけを見積もりでチェックするのは危険です。必ず、合計額が割高になっていないかも確認しましょう。

手数料(報告書作成費用)

手数料は、報告書の作成にかかる費用を指します。ほとんどの事務所でかかる費用です。しかし、事務所によっては無料なところもあるので、費用を抑えたい人は事前に確認しましょう。

裁判を考えている人は調査報告書が必須です。探偵が集めた資料をまとめた書類で、法的な証拠として使えます。費用を抑えたいからと言って、報告書の作成をしないのはおすすめしません。

成功報酬金

成功報酬金は、調査が成功した際に支払う料金です。事務所によっては料金に含まれない項目なので、見積もり段階で必ず確認しましょう。

相談時や公式サイトでは成功報酬金について触れていなかったのに、依頼完了の段階で突然請求してくる悪質な事務所も存在します。

後日のトラブルを避けるために、成功報酬金の扱いがわかる見積書を作成してもらうべきです。

浮気調査の料金体系は3種類

料金体系	概要
時間料金型	・諸経費と手数料が追加でかかる ・金額が明確でわかりやすい ・調査人数と時間によって料金が変動する
パック料金型	・一律料金でサービスが利用できる ・諸経費や手数料も込みの金額 ・時間料金型よりも1時間の料金が割安
成功報酬型	・支払いは着手金/成功報酬金/諸費用 ・調査失敗で成功報酬金は支払い不要 ・成功/失敗の定義を決めておく必要がある

時間料金型｜調査対象の情報がある程度わかっている人におすすめ

時間料金型は、1時間あたりの調査員の単価が設定された、調査人数と時間によって料金が変動する料金体系です。調査対象の情報がある程度わかっている人におすすめです。

見積もり時に調査人数を確認しましょう。1人の料金で考えていると想定よりも高額になります。ちなみに、2人以上で調査にあたるのが一般的です。

反対に、割安すぎる場合は、調査が1人体制で充分な調査をしてもらえない可能性もあります。

時間料金型のメリット・デメリット

メリット	・調査料金が明確にわかる ・事前情報次第で費用を抑えられる
デメリット	・事前情報がないと費用が増加 ・調査料金とは別に諸経費や手数料がかかる

時間料金型は、調査員1人につき1時間いくらかかるのかが明確で、調査料金の内訳がわかりやすいです。ただし、調査料金とは別に、諸経費や手数料も必要です。

また、事前情報次第では費用を抑えられる可能性があります。証拠をすぐに確保できれば余計な費用がかからないからです。逆に、事前情報があまりない場合は、調査が長引いてしまうこともあり、おすすめできません。

パック料金型｜調査対象の情報をあまり知らない人におすすめ

パック料金型は、調査料金・諸費用・手数料が全て含まれた料金体系です。時間料金型と違い、料金が一律なため、長期化による費用の追加がありません。1時間あたりの調査料金が割安です。

そのため、調査対象の情報をあまり知らない人におすすめです。ただし、調査が早く終わった場合でも、返金はされません。長時間のパックで契約したのにすぐに証拠が集まった場合は、割高に感じてしまうでしょう。

パック料金型のメリット・デメリット

メリット	・追加料金がかからない ・時間料金型よりコストパフォーマンスが良い
デメリット	・短時間で調査が済むと割高になる ・一度のプランで終わらなかった場合は料金がかさむ

パック料金型は、予め時間や料金が定められているため、追加料金がかからないのがメリットです。追加料金がなく、コストパフォーマンスに優れています。時間料金型よりも1時間あたりの価格が割安です。

一方で、調査が短時間で終わってしまうと、余剰分の返金がないために割高になってしまいます。調査対象の情報がある程度わかっている人には、向いていない料金体系です。

また、一度の調査で証拠を獲得できなかった際は、追加の調査依頼が必要です。料金がかさむ可能性がある点に注意しましょう。

成功報酬型｜必ず証拠が欲しい人におすすめ

成功報酬型は、調査が成功した場合に料金を支払う料金体系です。通常は着手金と成功報酬に加え、諸費用もかかる場合が多いです。調査に失敗しても、着手金が帰ってこない事務所もあるので、事前によく確認しましょう。

また、最近は「完全成功報酬型」という料金体系もあります。依頼には審査が必要ですが、着手金も諸費用も必要なく、調査成功時の成功報酬のみを負担する料金体系です。

しかし、成功報酬型はトラブルの多い料金体系です。調査成功の基準が曖昧だったり、料金の確認をしていなかったりすると、不満の残る結果に終わってしまいます。

成功報酬型のメリット・デメリット

メリット	・調査が失敗した場合は料金がかからない
デメリット	・調査の引き延ばしで料金がかさむ ・成功の基準が曖昧だとトラブルになる

成功報酬型は、調査が失敗した場合は料金がかからないことがメリットです。しかし、探偵事務所側との金銭面でのトラブルが発生しやすく、確認するべき点は多いです。

自身が欲しい浮気の証拠を伝えたり、この日までに証拠が欲しいと期限を設けたりして、なるべくトラブルを回避できるようにしましょう。

成功報酬型を採用している探偵事務所は少ない

参考：アンケート結果｜一般社団法人 東京都調査業協会

東京都調査業協会の調べによると、成功報酬型の料金体系を導入している探偵事務所は19％のみです。ただし、調査の実施日は2005年3月末なので、あくまで参考程度にご覧ください。

最近は、複数の料金体系を採用している事務所も多いため、成功報酬は昔より普及していると考えられます。

探偵事務所ごとの浮気調査の費用

探偵事務所	浮気調査にかかる費用(税込)
原一探偵事務所	トライアル料金：55,000円 目安料金：250,000円 時間制プラン：159,600円～ 定額制プラン：250,000円～
ラビット探偵社	1時間7,000円～
さくら幸子 探偵事務所	基本料金：30,000円～ 無料相談後見積もり
MJリサーチ 綜合探偵社	調査員1名：1時間8,800円 基本料金：44,000円 初めてパック：55,000円 白黒パック：110,000円 証拠パック：550,000円
HAL探偵社 (ハル探偵社)	調査員1名：1時間7,000円～
あい探偵	1時間2,500円～ 完全成功報酬制のみ
総合探偵社MR	初回限定プラン：要相談 結果保証0円プラン：要相談 基本プラン：要相談 ピンポイントプラン：要相談
響エージェント (響・Agent)	調査員1名：1時間6,600円～ 調査時間が16時間を超える場合は1時間3,300円～
総合探偵社AMUSE (総合探偵社アムス)	調査員1名：1時間8,250円～ 調査時間が15時間以上24時間以内の場合は1時間3,980円～
ALG探偵社	調査員1名：1時間6,600円

探偵事務所ごとの浮気調査の費用一覧です。様々な形での料金表示がされていますが、あくまで目安であることはご理解ください。

また、基本料金のみしか記載がない事務所でも、追加で金額がかかる可能性があります。

他にも、調査員1名あたりの金額が記載されている事務所については、実際に浮気調査にあたる人数は2～5人程度です。少なくとも倍額かかることは把握しましょう。

▶おすすめの探偵事務所はこちら

浮気調査の費用は実際いくらかかった？【アンケート調査】

調査概要
くらしプラス編集部調べ 調査期間：2023年6月19日～2023年6月26日 調査機関：ランサーズ 「浮気調査で利用した探偵に関するアンケート」

浮気調査の費用がかさむケース

浮気調査の費用がかさむケースは、4つほど想定されます。単純に調査の期間が長くなったり、追加で人員を導入したりするケースでは、人件費がかさみます。さらに、調査が深夜や早朝に及んだ場合は、割増料金が必要です。

また、車両を複数台使用しての尾行や、数日間に渡って張り込みをする場合は、諸経費の支払いが高額になります。特に、人件費と諸経費が高額になりやすいのは把握しましょう。

調査期間が長引けば費用は高くなる

当然ですが、調査期間が長引けば費用は高くなります。単純に稼働時間が長くなったり、交通費・宿泊費のような諸経費がかかったりするためです。

東京都調査業協会の調査によると、調査期間が3日間の場合は30～45万円、5日間では50～80万円、10日間になると、100～160万円が費用の幅でした。期間によってかなりの差があるのがわかります。

事前に情報をしっかりと提示するか、追加費用のかからない探偵事務所を選ぶなどして、なるべく費用を抑えるようにしましょう。

調査期間が3日間の場合は40～45万円が多い

参考：アンケート結果｜一般社団法人 東京都調査業協会

調査期間が3日間の場合の調査費用は、40～45万円が27％で最も多いです。調査員2人で1日6時間稼働した場合かつ、車両費・諸経費込みの金額を想定しています。

約60％の探偵事務所が調査費用30～45万円と回答しています。期間が短い場合は、30～45万円の範囲を基準として考えると良いでしょう。

調査期間が5日間の場合は60～70万円が多い

参考：アンケート結果｜一般社団法人 東京都調査業協会

調査期間が5日間の場合の費用は、60～70万円が28％で最も多いです。調査員2名で1日6時間稼働した場合かつ、車両費・諸経費込みの金額を想定しています。

約65％の探偵事務所が、調査費用は50～80万円に収まると回答しています。調査期間が5日間程度の際の費用は、50～80万円を基準とすると良いでしょう。

調査期間が10日間の場合は120～140万円が多い

参考：アンケート結果｜一般社団法人 東京都調査業協会

調査期間が10日間の場合の調査費用は、120～140万円が24%で最も多いです。調査員2名で1日6時間稼働した場合かつ、車両費・諸経費込みの金額を想定しています。

調査費用が100～160万円と回答した探偵事務所は60％です。範囲がかなり広いですが、調査の期間が延びて深夜早朝割増料金がかかったり、宿泊費や交通費がかさんだりすると高額になりやすいです。

浮気調査の費用を抑える3つの方法

調査対象の情報を正確に伝える

浮気調査の費用を抑えたい場合は、調査対象の情報を正確に伝えることが大切です。調査対象が普段どんな手段で移動しているか、退勤後や休日の様子、勤務先の詳細、よく利用する店舗など、情報は多ければ多いほど良いです。

特に、浮気相手の情報があると、浮気相手のことを調べる手間が省けます。調査の期間を大幅に短縮できるため、費用はかなり抑えられます。

怪しい日時を指定する

怪しい日時を指定するのも、浮気調査の費用を抑える方法です。調査対象が浮気相手と会う日を割り出せると、調査が無駄足にならないので、その分調査時間を短縮できます。

怪しい日時を正確に割り出すのは難しいですが、退勤後やイベント当日など、目星を付けることはできます。1週間連日で調査をしてもらうのではなく、調査日時を指定しましょう。

相見積もりをする

浮気調査の費用を抑えるためには、相見積もりをして値段を比較すべきです。どの探偵事務所でも、相談は無料で出来るので、最低でも3社に自身の状況を伝えて見積もりを貰いましょう。

ただし、比較する際は、料金が安すぎる探偵事務所は避けた方が無難です。書いてある料金が安くても、調査時間や人数を勝手に増やしてお金を取る事務所も存在します。

相見積もりの際は「街角相談所探偵」のような、探偵マッチングサービスもおすすめです。電話で要望を伝えれば、一定の基準をクリアした優良探偵事務所を、通常よりも最大で40％安く紹介してくれます。

浮気調査の探偵事務所を選ぶ際の9つの注意点

探偵業の届出を出している正規の事務所か

まず、探偵事務所を選ぶ際は、探偵業の届出が出されているか必ず確認しましょう。事業開始の届出を出すのは、探偵業法によって定められた義務です。守っていないところは、非正規の事務所だと言えます。

非正規の事務所は、違法な手段での調査や、法外な金額を請求してくる危険性があります。届出を出しているなら、公式サイトや事務所に届出証明番号が掲示されているので、依頼前にチェックするべきです。

業界団体に入っていても正規の事務所と断定はできない

業界団体に入っていても、正規の事務所と断定はできません。必要書類と会費を出せば簡単に加入できるので、非正規の悪質な事務所でも加入できます。

契約内容・調査費用について説明があるか

探偵事務所を選ぶ際は、契約内容や調査費用について説明を受けましょう。探偵業法の第八条には、契約内容や重要事項に関して書面を交付するように記載があります。

下記の内容について、説明を欠かすような事務所には依頼しない方が良いです。契約内容を確認せずに、依頼者をだまそうとする悪質業者の可能性があります。

▼書面にて交付する内容(タップで開閉)

書面にて交付する内容
・探偵事務所の名称または氏名及び住所 ・調査の内容/期間/方法 ・結果報告の方法と期限 ・調査料金の概算及び支払期限 ・業務委託に関する内容 ・契約解除に関する内容 ・調査に関して作成した資料の処分に関する内容 ・秘密の保持に関する内容

追加料金・キャンセル料が明確か

探偵事務所に調査を依頼をする際は、追加料金やキャンセル料がどの程度かかるのか、事前に確認しましょう。追加料金について曖昧にしたままでは、見積もりよりも高い金額を請求される可能性があります。

ちなみに、見積もり以上の追加費用を一切請求しない探偵事務所も存在します。費用を抑えたい人は、追加費用無しの事務所を選びましょう。

また、キャンセル料の割合は調査の進捗によって変わります。調査開始前なら、キャンセル料なしの事務所もありますが、調査の途中や終了後の場合は全額支払う可能性が高いです。

調査報告書は正確か

裁判を目的として探偵事務所に依頼する際に重要なのは、調査報告書が正確であることです。調査報告書は、調査対象の顔写真や行動が詳細にわかるように作られる資料です。

実績のある事務所は、しっかりとしたサンプルを渡してくれます。顔写真がしっかり写っているか、時間が分単位で記録されているか確認しましょう。一方で、実績の少ない事務所だと、調査報告書の作成が杜撰な場合があります。

報告書のサンプルを用意している事務所がほとんどなので、依頼時にはまずサンプルを見せてもらうべきです。

調査費用が不自然に安くないか

調査費用が不自然に安い所は、探偵事務所を選ぶ際に避けましょう。料金を安くして、調査能力が低いのをごまかそうとしている場合があります。

安さだけで探偵を選んでしまうと、浮気の決定的な証拠を取れず、期間の延長や追加依頼で追加料金を取られ、結局他の所に頼むのと同じ値段になってしまうでしょう。

証拠を取れないだけでなく、調査対象にバレてしまうリスクもあります。

調査員が2人以上いるか

探偵事務所を選ぶ際は、2人以上で調査に取り組んでくれるかどうかも大切です。調査員が1人では、調査対象の動きに対応できない場合や、尾行がバレてしまう可能性が高いためです。

ただし、調査員が多すぎても人手が余ってしまいます。一般的に、浮気調査に必要な人数は多くて4人なので、理由なく5人以上の調査員を導入してくる事務所はやめた方が良いです。

ちなみに、極端に人通りの多い場所での尾行や、ライブ会場のような人の多い会場での張り込みの際は、5人以上導入する場合もあります。

実績のある探偵事務所か

探偵事務所の実績も重要です。実績がある程度ある事務所を選べば、少なくとも調査が下手ということは無いでしょう。

探偵事務所のホームページや資料にある、創業年と実績件数を参考にすると良いです。実績のある事務所の中から、見積もりや受付の態度などと総合的に判断して探偵事務所を決めましょう。

相談時の対応は悪くないか

相談の際の対応が良い探偵事務所を選びましょう。ただでさえ浮気調査で精神的に疲労しているのに、対応の悪い調査員と数ヶ月も付き合うのは気が滅入ってしまいます。

調査力と態度は関係ありませんが、態度の良い探偵事務所に依頼する方が気分は良いでしょう。

成功報酬型の場合は着手金の有無や成功の定義を確認する

成功報酬型の料金体系の場合は、着手金の有無や成功の定義を明確にしましょう。成功報酬型の場合、着手金が他の料金体系よりも、高めに設定されている可能性があります。

また、成功の定義があいまいなまま依頼してしまうと、請求でトラブルになってしまいます。あらかじめ探偵側とよく話し合って、余計な費用を掛けないようにしましょう。

探偵事務所に浮気調査の相談をする際に持って行くもの

探偵事務所に相談をしに行く際は、現状で持っている浮気の証拠を持参しましょう。事前情報が多ければ、調査の足がかりが増えるため、調査期間を短縮できます。

浮気の証拠になり得るものは、SNS上のやり取り、ホテルの領収書、クレジットの利用明細などです。いつ・どこで出会っているのかがわかるものがあると非常に良いです。

例として挙げた物以外にも、浮気調査に役立つ可能性がありそうなものは、相談の際に持ってしてみましょう。思っているよりも安く調査してくれる可能性があります。

浮気調査を自分でできる？

浮気調査を自分ですることは可能です。ただし、自分1人で調査をするのは非常にリスクの高い行為です。その理由を次に紹介します。

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浮気調査を自分自身でやることの2つのリスク

自分自身で浮気調査をすると、そもそも調査をしていることがバレやすかったり、違法な調査をしてしまったりします。

調査していることがバレれば、家庭内の空気が悪くなってしまいます。相手の警戒心を上げることにも繋がり、証拠を手に入れられない可能性も出てくるでしょう。

また、合法と違法の線引きがわからずに、危険な手段をとってしまう可能性も高いです。違法な手段で集められた証拠は、裁判だと無効になる場合があります。自分で調査をするよりも、探偵事務所や興信所をおすすめします。

違法性のある証拠は裁判だと無効？

違法性のある証拠は、刑事訴訟では基本的に無効です。一方、不倫問題のような民事訴訟では、基本的に証拠能力を認める方向性ですが、例外的に証拠能力を否定する場合があります。

例えば、過去に別居中のパートナー宅に侵入して盗み出した証拠が、裁判で認められなかったことがあります。他に、暴力を振るって携帯を奪い得た証拠も、認めない方向性が強いです。(参考：みずほ中央法律事務所)

自分で調査をしていると、焦って違法な行為をしてしまう可能性があるので、探偵に依頼する方が安全でしょう。

自分で浮気調査をする場合のやり方

パートナーのスマホ・PCを確認する

自分で浮気調査をする際に、一番やりやすいのはパートナーのスマホやPCを確認することです。ただし、無断で相手のスマホ・PCを勝手に見るのは、婚姻関係にあってもプライバシーの侵害に当たります。

スマホ・PCを確認する際はLINEやSNSの利用履歴、マッチングアプリに登録しているかどうかを確認しましょう。異性とのやり取りが見つかれば、調査の手がかりやパートナーを問い詰めるのに役立ちます。

車の走行距離を確認する

車についているカーナビやドライブレコーダーで、走行距離を確認するのも有効な手段です。事前に聞いていた場所と違う場所に行っていれば、浮気の疑いが濃くなります。

また、パートナーがどこに向かったかがわかれば、この先の調査がしやすくなります。特に不倫相手の家のような浮気現場に向かっているのがわかれば、決定的瞬間も抑えられるでしょう。

交通系ICカードの履歴を確認する

パートナーの交通系ICカードの履歴を確認することで、調査の手がかりを掴める可能性があります。最寄り駅以外の、普段立ち寄らない場所で降りていれば、周辺で何をしていたのか問い詰めるのに役立つでしょう。

ただし、最寄り駅以外で降りているというだけで、浮気があったと断定はできません。交通系ICカードでは、買った商品名までは確認できないためです。ホテルの領収書や避妊具のレシートなどを、別に見つける必要があります。

カードの利用明細を確認する

パートナーのクレジットカードの利用明細を確認すれば、怪しい痕跡を見つけられる可能性があります。不自然なホテル代や避妊具の購入履歴など、それだけで浮気の証拠として成り立つ場合もあります。

しかし、利用明細だけでは、法的効力が弱いとされることも多いので、他の証拠も集める方が良いです。また、最近はWEB明細のみの人もいるので、確認が難しい場合は無理にするべきではありません。

パートナーの所持品を確認する

パートナーの所持品を確認するのも、非常に重要です。財布やカバンからラブホテルの領収書や避妊具の現物が出てくれば、かなり有効な証拠と言えるでしょう。

ただし、所持品を勝手に見るのは、プライバシーの侵害として、浮気とは別件で訴えられる可能性もあります。自身が不利になってしまうリスクがあるので、実際にやるのはおすすめしません。

車や家の会話を録音する

車や家の会話を録音するのも有効な手段です。自身がいない時に、パートナーと浮気相手の会話が録音できれば、浮気相手特定の大きな一歩となります。

また、会話の中で恋愛関係や肉体関係を示唆する内容があれば、浮気があったことを示す証拠にもなるでしょう。

ただし、パートナーや浮気相手の所有物にボイスレコーダーを勝手に設置すると、プライバシーの侵害で問題になる可能性があるため、おすすめはしません。

車や家の映像を記録する

会話を録音する以外に、車や家の映像を記録するのも、有効な手段です。パートナーの浮気の現場を記録できれば、裁判で使える強力な証拠になります。

ただし、ボイスレコーダーと同様に、個人の車や別居中の相手宅にカメラを設置するのは、プライバシーの侵害となってしまいます。

浮気調査アプリを使う

浮気調査アプリを使って、相手のことを追跡することでも、自身で浮気調査は可能です。相手のスマホにアプリをインストールすれば、アプリのGPS機能や、LINE・Twitterなどのトーク履歴を覗き見る機能が使えます。

他にも、相手のスマホカメラやボイスレコーダーを、遠隔操作で起動できるアプリも存在します。上手く使えれば、浮気の決定的な証拠を抑えられるでしょう。

ただし、相手のスマホにアプリをインストールするリスクがあるのと、不正アクセス禁止法に抵触する可能性があるため、おすすめはできません。

給与明細を確認する

パートナーの給与明細を確認すれば、パートナーの嘘を見抜ける可能性があります。残業や休日出勤をしているのに手当がついていないと、嘘をついて帰りを遅くしたり外出したりしていると考えられます。

給与明細を確認するのは、婚姻関係であればプライバシーの侵害にならないので、実行しやすいおすすめの方法です。給与明細が紙で発行されているなら確認してみましょう。

ただし、会社によって給与明細の記載方法は異なるため、怪しい点があってもすぐに浮気だと断定しないようにしましょう。

自分でパートナーを尾行する

自分でパートナーを尾行するのは、浮気を確かめるのに最も手っ取り早い方法です。浮気の現場を上手く写真や動画に収められれば、裁判でも使える証拠になります。

ただし、自分で尾行するのは、バレるリスクが大きいです。尾行がバレてしまえば、夫婦の関係が悪くなるだけでなく、警戒されて上手く証拠を集められなくなる可能性もあります。

尾行の際は、相手が気づかないように細心の注意を払いましょう。

浮気調査の費用は慰謝料の一部として認められる？

浮気調査の費用は、慰謝料の一部として認められます。ただし、特定の条件を満たしていなければ、認められない場合もあります。

また、金額によっては全額請求できない可能性が高いです。慰謝料請求をあてにして探偵事務所に依頼するのは危険です。次の項で浮気調査の費用が認められる条件に付いて解説します。

浮気調査の費用が慰謝料として認められるための条件

• 探偵事務所に依頼する必要性が高かった
• 不貞行為があった
• パートナーと婚約/事実婚関係にある

探偵事務所に依頼する必要性が高かった

浮気調査の費用が慰謝料として認められるには、探偵事務所に依頼する必要性が高いことが条件です。様々な事情で、不貞行為の証明に探偵の力が必要だった場合、調査費用を請求できる可能性が高いです。

一方で、最初からパートナーが不貞行為を認めていたり、調査で有効な証拠が手に入っていなかったりすると、探偵に依頼する必要性は薄いと判断されます。

探偵に依頼する必要性が薄かった場合、請求は認められないことは把握しましょう。ちなみに、調査費用の請求が認められやすいケースは下記です。

不貞行為があった

浮気調査の費用を相手に請求するのに、不貞行為の有無は重要です。不貞行為の証明ができれば、貞操義務違反として損害賠償の請求ができます。

そもそも不貞行為とは、婚約者意外の異性と肉体関係を持つことで、民法第770条第1項に規定された法定離婚事由です。

逆に言うと、キスやハグは不貞行為に含まれません。肉体関係があると証明できなければ、慰謝料の請求が認められない可能性もあります。

【貞操義務とは】 配偶者以外の異性と肉体関係を持ってはいけない義務のこと。

パートナーと婚約/事実婚以上の関係にある

パートナーと婚約/事実婚以上の関係にあるのも、調査費用請求のために必要な条件です。貞操義務は夫婦に課せられるものなので、婚約や事実婚関係のない恋人同士では適用されないからです。

ちなみに、婚約や事実婚の状態であっても、裁判所に認められなければ慰謝料の請求はできません。

慰謝料として認められる調査費用はどれくらい？

慰謝料として認められる浮気調査の費用は、おおよそ10～30万円程度です。実際の判例でも、料金50万円や80万円のうち、支払いが認められたのは10万円のみだった事例があります(参考：春田法律事務所)。

一方で、請求が27万円だった場合、全額支払いが認められています。調査費用が度を過ぎて高額な場合は、請求が認められない傾向が強いです。

ちなみに、裁判になる前に、浮気相手と示談交渉が成立すれば、調査費用を全額相手に支払ってもらうことは可能です。

示談交渉で調査費用を回収できる

調査費用を全額回収したい人は、示談交渉をするのがおすすめです。示談交渉とは、裁判以外の場で当事者同士が話し合って問題の解決をすることです。

示談金の額は被害者と加害者の合意によって決められるため、相場以上の金額を請求できる可能性があります。示談書を作成し、相手に支払わせる額をしっかり記録しましょう。

ただし、法的拘束力はないので、期限になっても示談金が支払われないことがあります。そのため、示談書の公正証書化をしておくべきです。

【公正証書化とは】 裁判の判決と同じ効果を持つ、一定の事項についての内容を証明する書類のこと

示談交渉のメリットとデメリット

メリット	・裁判より早く問題解決できる ・相場より高額な慰謝料を請求可能 ・相手と対面しなくていい ・事態を穏便に進められる ・弁護士への依頼も可能
デメリット	・相手が交渉に応じない可能性がある ・慰謝料が払われない場合がある ・交渉決裂の場合は訴訟になる

示談交渉のメリットは、裁判をするよりも負担が小さいことです。交渉次第で、迅速な問題解決が可能なこと、事態を穏便に進められることに加え、裁判するよりも高額な慰謝料の請求ができます。

デメリットとして、相手が交渉に応じなかったり、合意後に相手が慰謝料を支払わなかったりする場合もあります。交渉が決裂した際は訴訟になるので、2度手間となってしまう点は理解しましょう。

浮気調査に関するよくある質問

目次
・浮気調査の費用はどれくらい？ ・浮気調査は1日でいくらかかる？ ・浮気調査にかかる期間はどれくらい？ ・大手の事務所は安心？ ・探偵選びのポイントは？ ・探偵事務所は詐欺ではない？ ・調査費用は相手に請求できる？ ・浮気調査を自分でやる際の費用は？ ・調査員の人数は何人が適正？ ・恋人/妻/夫の誰が調査対象でも費用は同じ？

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