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引っ越しの初期費用はいくら?計算方法や安く抑える6つのコツを解説

引っ越しの初期費用アイキャッチ
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くらしプラス@編集部
不動産賃貸仲介を5年以上経験し、そのたびに引越し業者を紹介。安さだけでない、引越し業者選びのコツを知る。

「引っ越しの初期費用はいくら?」

「内訳や払えない時の対処法を知りたい!」

引っ越しをする際に、まず気になるのは家賃ですが、初期費用も忘れてはいけません。しかし、初めての引っ越しだと初期費用がいくら必要なのか、内訳がどうなっているのかも分からないですよね。

そこでこの記事では、引っ越し初期費用の内訳や相場、安く抑える6つのコツを解説しています。初期費用を払えない時の対処方法も3つ紹介しているため、引っ越しの初期費用を把握する参考にしてください。

この記事の結論

  • 初期費用は約30~38万円
  • 引っ越し料金は5月~2月が安い
  • 3~4月は契約交渉がしやすい

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引っ越しの初期費用は家賃の4~5ヶ月分

引越しの初期費用

引っ越しの初期費用は、家賃の4~5ヶ月分です。三大都市圏(首都圏・中京圏・近畿圏)の賃貸住宅の平均家賃(月額76,059円)から試算すると、初期費用として必要な金額は、およそ30~38万円です。

初期費用の多くの項目は、貸主や不動産屋が金額を決めています。初期費用にかかる金額は、物件によって多少の差がありますが、4~5ヶ月分かかると考えておけば余裕です。

「引っ越しの初期費用がいくらかかるのかすぐに知りたい」という場合には、不動産屋に引っ越しの初期費用の見積もりを、事前に確認をしましょう。入居日から月末までの日割り家賃分も含めて、内訳を書いた概算を出してくれます。

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引っ越しの初期費用にかかる項目一覧

不動産屋でかかる初期費用

項目 費用目安 備考
敷金 家賃×1ヶ月分 ・家賃の不払いや原状回復費用などの担保
・退去時に清算・返金
・貸主への交渉次第では安くなる
礼金 家賃×1ヶ月分 ・入居のお礼の意味で貸主に支払うお金
・貸主への交渉次第では安くなる
仲介手数料 家賃×0.5~1ヶ月分+消費税 ・不動産会社に支払うお金
・交渉次第では安くなる
火災保険料 【一人暮らし】
1万5千円
【カップル・ファミリー】
2万円
・保険会社に支払うお金
・自分で選んだ安い保険に入れる
保証料 (家賃+共益費)×0.5カ月 ・家賃の不払い時の備え金
・連帯保証人を立てることで安くなる
鍵の交換代 1~2万円 ・鍵を新品に変更するためにかかる費用
・貸主への交渉次第では安くなる可能性がある
クリーニング代 【1Rや1K】:3~4万円
【1LDK~2LDK】:4~7万円
【3LDK以上】:7~10万円以上
・退去時のルームクリーニング費用の前払い金
・貸主への交渉次第では安くなる
他、サービス代など 1~2万円 ・消毒殺菌・害虫駆除のための消毒代など
・水回りや鍵に関するトラブルのサポート費用
・不動産会社への交渉次第では安くなる

引っ越しの際、不動産屋でかかる初期費用の項目です。一人暮らしで家賃7万円の場合、合計で30万円ほどかかります

引っ越し時にかかる費用

項目 費用目安 備考
前の家の退去費用 3~10万円以上 ・物件の原状回復にかかる費用
・ほとんどの場合敷金で足りる
前の家のクリーニング代 【1Rや1K】
3~4万円
【1LDK~2LDK】
4~7万円
【3LDK以上】
7~10万円以上
・退去時のルームクリーニング費用
・敷金を預けていないと請求される可能性
引っ越し費用 3~15万円 ・引っ越しする時期・物の量・距離で変動
引っ越し先への交通費 0~数万円 ・距離により異なる

退去費用とは、物件の原状回復にかかる費用です。通常の住まいであれば、入居時に預けた敷金で足りるケースがほとんどでしょう。

【家賃別】引っ越しの初期費用にかかる相場一覧表

初期費用の相場一覧

家賃 初期費用平均 引っ越し価格平均 特徴・備考など
〜5万円 15~25万円 通常期:3~4万円
繁忙期:4~5万円
安い物件では、敷金・礼金ゼロの場合もある
〜10万円 40~50万円 通常期:4~6万円
繁忙期:5~9万円
1R・1Kなどの間取りは比較的安い
〜20万円 80~120万円 通常期:7~8万円
繁忙期:10~12万円
家賃が高い物件では、敷金が高い場合がある
〜30万円 120~180万円 通常期:10~12万円
繁忙期:14~15万円
家賃が高い物件では、敷金が高い場合がある

引っ越し価格を決める要素は、時期・物の量・距離の3つです。3月・4月の繁忙期は、5月~2月の通常期と比較して、引っ越し費用の金額が高くなります。

費用を抑えて引っ越しするなら、3月・4月の引っ越しは避けた方が無難です。間取りが広い家への引っ越しなど、運ぶ物の量が多い場合も、引っ越し費用の金額は高くなります。

初めての一人暮らしや現在の家が家具家電付き物件などの場合、大型の家具・家電の運搬が必要ないため、引っ越し費用は反対に安くなる傾向です。

引っ越し当日に必要な道具と費用目安

費用目安:1~2万円程度
段ボール ガムテープ 新聞紙
ビニール袋 セロテープ 照明器具
鍵・貴重品 油性マーカー 圧縮袋
ドライバーなどの工具類 雑巾や洗剤など清掃用道具 軍手や
作業用手袋
ティッシュ 充電器 タオル
ゴミ袋 洗面用具 カーテン
はさみや
カッター
ロープや
ビニールひも
トイレット
ペーパー
荷解き用の道具

「段ボール」「ガムテープ」「圧縮袋」は、引っ越し業者が用意してくれる場合もあります。その他、「ビニール袋」「ビニールひも」「はさみやカッター」「油性マーカー」「軍手」などの道具は、ホームセンターなどで揃えておきましょう。

家具や家電は、あとから少しずつ揃えても問題ありません。しかし、寝室のカーテンとメインの部屋の照明器具だけは、引っ越し当日にあると便利です。

引っ越し後に必要な家電と費用目安

必要な家電(一人暮らしの費用目安)
防犯グッズ
(~6,000円)
寝具
(~30,000円)
スリッパ
(~1,500円)
照明器具
(~10,000円)
エアコン
(~50,000円)
炊飯器
(~10,000円)
コンロ
(~30,000円)
調理器具
(~10,000円)
物干し竿
(~5,000円)
洗濯機
(~50,000円)
電子レンジ
(~10,000円)
テーブル
(~10,000円)
冷蔵庫
(~20,000円)

「エアコン」「コンロ」「照明」は、部屋に備え付けられている場合や、前の借主の残置物がある場合もあります。その場合、5~6万円程度、費用を抑えることが可能です

「冷蔵庫」「洗濯機」「電子レンジ」などの主要な家電は、一人暮らし用の家電セットも販売されています。生活に欠かせない家電を、一度に揃えられるでしょう。

引っ越しの初期費用を安く抑える6つの方法

初期費用を安く抑える6つの方法

  1. 不動産屋の決算月に交渉する
  2. フリーレントやキャンペーンを利用する
  3. 敷金・礼金0物件を探す
  4. 助成金を利用する
  5. 公営住宅も視野に入れてみる
  6. 家具家電付きの物件を探す

不動産屋の決算月に交渉する

決算月 不動産屋により異なる
繁忙期 3~4月【極力避ける】

不動産屋の決算月には、初期費用を安く抑えられる可能性があります。契約数を増やしたい不動産屋が多く、大幅な値引きを行っていることがあるからです。決算月は不動産屋によって変わりますが、大手の会社であればホームページに記載されています

決算月が繁忙期と被っている場合でも、交渉次第では総合的に引っ越し代の初期費用を抑えられる可能性があります。しかし、確実性はないため、初期費用を抑えたい人は基本的に繁忙期での引っ越しはおすすめできません。

フリーレントやキャンペーンを利用する

フリーレントやキャンペーンを利用するのも、初期費用を安くするのにおすすめの方法です。フリーレントとは、入居後一定の期間、家賃が免除になる物件のことを言います。

フリーレントの期間は1~2ヶ月が多いですが、なかには3ヶ月~半年などの長期もあるため、貸主に確認しましょう

フリーレントには、適用条件が定められています。契約1年未満で解約した場合、違約金が請求されるケースもあるので注意が必要です。また、相場よりも家賃が高めに設定されている物件もあるため、周辺の物件との家賃の差をチェックしましょう。

敷金・礼金0物件を探す

敷金・礼金なしの物件を選べば、初期費用が大幅にダウンします。敷金0・礼金0の「ゼロゼロ物件」は、初期費用を少しでも抑えたい借り手と、空室を埋めたい貸主とのニーズから近年増えています。

ただし、敷金は、元々退去の際の修繕費として必要になるお金です。敷金がない代わりに、ルームクリーニング代などの名目で別途費用を請求される場合があります。周囲の他の物件と見比べて、家賃が割高でないかどうかチェックしましょう

保証料が発生する

保証料 家賃の50~100%

敷金・礼金0物件は、保証料が必要になる物件が多いです。保証料の相場は、家賃の50~100%発生するため、引っ越しを検討する場合には、トータルでかかるコストをよくチェックしましょう。

家具家電付きの物件を探す

家具家電付きの物件なら、新しく家具や家電を購入する必要がないため、初期費用を抑えられます。「エアコン」「冷蔵庫」「洗濯機」「電子レンジ」「ベッド」「照明」など、生活に必要なものは一通り揃っており、すぐに暮らすことができます。

ただし、家賃が相場より、月1万円程度割高になっている場合があるので注意しましょう。初期費用が抑えられる一方で、住み続ける期間によっては、コスト面でデメリットのほうが大きくなる可能性があります。

初めて一人暮らしする人でまとまった金額を用意するのが難しい人、単身赴任などで短期の利用をする人にはおすすめです。

助成金を利用する

助成金は原則返済不要のため、受け取れれば初期費用の負担を大きく減らせます。夫婦や家族の場合、引っ越しの際に助成金がもらえる地域もあるためチェックしてみましょう。

特に、「子育て世帯」「新婚世帯」「ひとり親世帯」「高齢者世帯」「障がい者世帯」の場合、助成金の対象となりやすいです。また、親世帯との近居や同居のために引っ越す世帯を対象とした助成金もあります

助成金の申し込みには、年齢や所得など一定の要件がある場合もあります。引っ越しが決まったら、早めに各自治体のWebサイトなどで受けられる助成金がないか調べてみてください。

公営住宅も視野に入れてみる

公営住宅であれば、家賃が民間家賃相場の3分の1から半額程度の物件が多いため、広い家でも初期費用がかなり抑えられます。家族構成や世帯収入によっては、家賃が減免される場合もあります。

中には抽選の物件もあり、当選しなければ入居できません。また、世帯収入の上限など、応募条件もあるのでチェックが必要です。

物件によっては、風呂釜やカーテンレールなど、備え付けられている設備がない場合があります。また、エレベーターのない物件の3階以上に引っ越す場合には、業者の負担が増えるため、引っ越し費用が高くなるケースがあるため注意が必要です。

※公営住宅:公営住宅法に基づき、国の補助等により、地方公共団体が建設し、低所得者向けに割安な賃料設定で提供される賃貸住宅

引っ越しの初期費用が払えないときの対処法

初期費用が払えないときの対処法

  • クレジットカードで分割で支払う
  • 不動産屋と交渉する
  • 日割り家賃を利用して少しでも安くしてもらう

クレジットカードで分割で支払う

初期費用をクレジットカード決済にすれば、手元にある金額が少なくても、分割で支払える場合があります。

不動産屋によっては、全額クレジットカード払いにするケースだけでなく、初期費用の一部のみをクレジットカード払いにするなど柔軟に対応してもらえる場合もあります。

引っ越しの初期費用は金額が大きいため、クレジットカード決済にすることで、ポイントやマイルをためられるメリットもあります。ただし、全ての物件や不動産屋でクレジットカードが使えるわけではないので、確認が必要です。

不動産屋と交渉する

交渉する項目 概要
仲介手数料 ・不動産会社に支払う手数料
・手数料半額にしてもらう等の交渉
敷金・礼金 ・貸主に支払うお金
・半額もしくは0円にできるか交渉

不動産屋の担当者に「引っ越し予算がない」と伝えることで、担当者は貸主に対して様々な交渉をしてくれることがあります。例えば、敷金や礼金を減らせないかなどです。

また、初期費用の融通が利きやすい物件の紹介や敷金・礼金0物件探しも手伝ってくれます。

インターネットでも多くの物件情報を検索することができますが、不動産屋の担当者は、検索結果でわかる以上の情報を持っています。費用面で引っ越しが厳しい場合にも、心強い味方になってくれるでしょう。

日割り家賃を利用して支払額を削減

入居日をずらせる場合には、ずらせる日数分の日割り家賃分だけ、初期費用を安く抑えることができます。日割り家賃は入居日によって変わるため、初期費用の予算が少ない場合は極力入居日を月末に近づけましょう

日割り家賃は、管理費・共益費込みの家賃を月の日数で割った額を1日分として、入居日から月末までの日数が分かかります。

例えば、管理費・共益費込みの家賃が7万5千円で4月の入居を検討している場合、1日分の日割り家賃は7万5千円÷30日の2,500円です。仮に、5日間入居日をずらせば、12,500円の初期費用を削減できます。

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