- くらしプラス@編集部
- 不動産賃貸仲介を5年以上経験し、そのたびに引越し業者を紹介。安さだけでない、引越し業者選びのコツを知る。
「引っ越したら車の手続きはどうする?」
「車のナンバーはそのままでいいか気になる」
引っ越し時には車検証や車庫証明の住所変更など、車関連の手続きも複数必要です。しかし、手続きの種類も多く、期限や必要なものがわからない…
そこでこの記事では、引っ越し時に必要な車関連の手続きをまとめて紹介しています。手続きしないとどうなるか、輸送の費用なども紹介しているので、引っ越し時の参考にしてください。
車の手続きに必要なもの
- 自動車運転免許証
- 車庫証明
- 車検証
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目次
引っ越しで必要になる車の手続き一覧
必要な手続き | 手続き場所 | 日時 | 手数料 | 期限 |
---|---|---|---|---|
自動車運転免許証 【速やかに行う】 |
警察署運転免許センター 運転免許試験場 |
平日:午前9時頃~午後5時頃 (都道府県により異なる) |
無料 | 期限なし (速やかに行う必要がある) |
車庫証明 【引越後15日以内】 |
警察署 | 平日:午前9時頃~午後5時頃 (都道府県により異なる) |
普通車:2,500円~2,850円 軽自動車:500円~610円 (都道府県により異なる) |
【原則15日以内】 |
車検証 【引越後15日以内】 |
運輸支局 (軽自動車は軽自動車検査協会) |
平日:午前9時頃~午前12時頃 午後1時頃~午後4時頃まで (都道府県により異なる) |
350円(普通車の場合) | 【原則15日以内】 |
自動車保険の住所変更 【速やかに行う】 |
保険会社の窓口 インターネット 郵送 |
– | 無料 | 期限なし (速やかに行う必要がある) |
ナンバープレートの変更 【引越後15日以内】 |
運輸支局 (軽自動車は軽自動車検査協会) |
平日:午前9時頃~午前12時頃 午後1時頃~午後4時頃まで (都道府県により異なる) |
1,500円程度 (都道府県により異なる) |
【原則15日以内】 (管轄が変わる場合) |
自動車運転免許証【速やかに行う】
手続きで 持参するもの |
・運転免許証記載事項変更届 ・運転免許証 ・新住所を確認できる書類 ・印鑑 |
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手続き場所 | ・警察署運転免許センター ・運転免許試験場 |
自動車運転免許証の住所変更手続きは、新しい住所を管轄する警察署などで行います。道路交通法により、特に期限はないですが速やかに届出することが定められており、手続自体は早ければ10分ほどで終わります。
車庫証明【引越後15日以内】
手続きで 持参するもの |
・保管場所証明申請書 ・保管場所標章交付申請書 ・車庫の所在図・配置図 ・保管場所使用権原疎明書面 ・本拠位置が確認できるもの ・保管場所使用承諾証明書 ・印鑑 |
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手続き場所 | ・警察署 |
車庫証明(自動車保管場所証明書)の住所変更手続きは、新しい駐車場の住所を管轄する警察署で申請します。駐車場が自分の所有地の場合と、賃貸など他人の所有地の場合には、必要書類が異なります。車庫証明は、引越後15日以内に行うことが法律で定められています。
警察署窓口で収入証紙を購入し、申請書に貼り付けて必要書類を提出します。車庫証明はその場では発行されないため、後日改めて警察署に受け取りに行きます。申請から発行までは、3日~1週間ほどです。
車検証【引越後15日以内】
手続きで 持参するもの |
・車検証 ・申請書 ・住民票の写し ・車庫証明 ・印鑑 |
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手続き場所 | ・運輸支局 |
車検証(自動車検査証)の住所変更手続きは、新しい住所を管轄する運輸支局(または軽自動車検査協会)で申請します。住所変更から15日以内に行うことが法律で定められており、手続きには、住所変更手続き済みの車庫証明が必要です。
あらかじめ用意してきた書類、当日記入した申請書、手数料を窓口に提出し、書類に不備がなければ当日新しい車検証が交付されます。混雑していない場合で、手続きにかかる時間は30分ほどです。
自動車保険の住所変更【速やかに行う】
手続きで 持参するもの |
・新住所の車検証 ・自賠責保険証明書 ・契約者の印鑑 |
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手続き場所 | ・保険会社の窓口 ・インターネット ・郵送 |
自動車保険の住所変更は、保険会社の窓口もしくはインターネット・郵送で手続きが可能です。手続きの期間に決まりはありませんが、早めに行いましょう。
任意保険の場合、住所変更の手続きを行わないと通知義務違反となり、交通事故発生時に保険金が下りない可能性があります。引っ越しをしたら、速やかに保険会社に連絡しましょう。
ナンバープレートの住所変更も必要【引越後15日以内】
手続きで 持参するもの |
・車本体 ・車検証の住所変更に必要なもの |
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手続き場所 | ・運輸支局 |
運輸支局(または軽自動車検査協会)の管轄区域が変更された場合には、ナンバープレートの変更も必要です。道路運送車両法第12条では、自動車の所有者は住所を変えた場合、車検証の変更登録の申請をしなければならないと定められているためです。
ナンバープレートの変更は、車検証の住所変更手続きとセットで行います。新しい車検証の交付後、古いナンバーを返却し、新しいナンバーを車体に取り付けます。最後に、運輸支局によって正式に登録された証しとなる封印をナンバーに行います。
変更は、引越後15日以内に行ってください。
手続きを忘れると罰金をとられる
運転免許証の住所変更手続きを行わなかった場合、道路交通法第121条により、2万円以下の罰金、又は科料に処せられることがあります。
車庫証明、車検証の住所変更手続き、それに伴うナンバープレートの変更を行わなかった場合、道路運送車両法第12条の規定による申請を行わなかったとして、道路運送車両法第109条により、50万円以下の罰金に処される可能性があります。
引っ越しの車の手続きに関する疑問Q&A
代理人にお願いすることもできる
必要な手続き | 代理人が必要なもの |
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自動車運転免許証 | 代理人の本人確認書類 申請者と代理人が併記された住民票の写し |
車庫証明 (自動車保管場所証明書) |
特になし(ただし書類に訂正がある場合修正印が必要) |
車検証(自動車検査証) | 委任状 |
自動車保険の住所変更 | 委任状など(保険会社により異なる) |
ナンバープレートの変更 | 委任状 |
引っ越しの車の手続きは、代理人にお願いすることもできます。代理人に依頼する場合、代理人の本人確認書類や委任状などの書類を用意する必要があります。
有料でディーラーに依頼したり、代行サービスを利用したりすることもできます。ディーラーや代行サービスに依頼する場合、車検証の住所変更のみで1~2万円ほど、車庫証明やナンバープレートの変更も依頼する場合、さらに各1万円ほどかかります。
新居へ車を移動する方法
- 自分で引っ越し先まで運転する
- 引越し業者に依頼する
- 輸送専門の業者に依頼する
1つ目は、自分で引っ越し先まで運転する方法です。ガソリン代、高速料金はかかるものの、最もコストをおさえられます。
業者に依頼する場合は、引越し会社に依頼するケースと、輸送専門の業者に依頼するケースがあります。料金相場は、東京から大阪に乗用車を輸送する場合、引越し会社に依頼するケースで6万円、輸送専門の業者に依頼するケースで4万円ほどです。
輸送専門の業者に依頼すると、2~4万円程度の追加費用で、車の引っ越しに必要な手続きも併せて行ってくれます。遠距離の引っ越しの場合、車庫証明、車検証、ナンバープレートの変更手続きが完了した状態で、車を新居に届けてもらうこともできます。
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