川の近くに住むのはあり?メリット・デメリットや物件探しのコツを解説!

最終更新日:2022年03月24日
川の近くに住むのはアリ?のアイキャッチ

「川の近くに住んではいけない?」「川沿いの物件の選び方は?」などの疑問を解決します!

川の近くに住むメリットとデメリットを比較して、向いている人の特徴を解説します。また、川沿い物件の探し方のコツも紹介します。

この記事は、ファイナンシャルプランナーで、宅地建物取引士の岩井さんに監修してもらいました!

監修 岩井 勇太
チャット不動産イエプラ メディア事業部
ファイナンシャル・プランナー
宅地建物取引士

日本FP協会認定のFP。不動産やライフプランに関する専門知識と経験を活かして、最適な物件選びから、長期的にみて損しない住宅購入までをサポートしています。一人暮らしやファミリー世帯など、幅広い世帯からリピートをいただいています。

川の近くに住むなら災害リスクを考えるべき

川の近くに住むなら災害リスクを考えるべきです。洪水などで川が氾濫した際、被害を大きく受ける可能性があるからです。

気象庁の統計によると、大雨(1時間の降水量が50mm以上)の回数が年々増えています。極端な大雨で、川が氾濫したときの影響を考える必要があります。

大切なのは、事前に災害リスクを確かめておくことです。購入したあとは簡単に引っ越しできなくなります。

物件が建つ場所の位置によってリスクが異なる

物件が建つ場所の位置によって、災害リスクが異なります。低地より高地のほうが、水が溜まりにくいからです。

エリアの高さ(標高)を確認するときは、国土交通省のウェブ地図「地理院地図」が便利です。カーソルを移動すれば、画面左下に標高が表示されます。

地理院地図の写真

マンションの内見時は、物件の建っている場所の高さや、坂の有無も確かめておきましょう。

川の近くに住む4つのデメリット

川の近くに住むデメリットを4つにまとめました。災害リスクの他にも注意点があるので押さえておきましょう。

川の近くに住むデメリットの例

  • ・川の氾濫などの災害リスクが高い
  • ・地盤が弱いケースがある
  • ・虫が発生しやすい
  • ・湿気によるカビが生えやすい

事前にデメリットと対策を知れば、後悔しにくいです。以降で1つずつ解説していきます。

川の氾濫などの災害リスクが高い

川沿いのマンションは、川が氾濫したときの災害リスクが高いです。1階や2階のお部屋だと浸水の恐れがあります。エリアによっては3階以上でも油断できません。

洪水の規模によっては、ライフラインの復旧に時間がかかる可能性があります。

近年のマンションはスペースの有効活用のため、各部屋に電気を供給する「配電盤」を地下に配置するケースがあります。

お部屋が高層階でも、電気が止まりやすい場合があるため注意が必要です。

岩井
岩井
エレベーターが使えない状況を想定して、非常電源の有無を確認しておくと良いです。

地盤が弱いケースがある

川の近くは地盤が弱いケースがあります。地震に備えて、インターネットで地盤の情報を確かめたほうが良いです。

東京建設業協会の調査によると、都内の東側は気を付けたほうが良い場所が多いです。

海沿いに多い埋立地も地盤が弱いです。地盤の改良工事がされているかは、入居前に不動産屋に確かめる必要があります。

虫が発生しやすい

流れが停滞している川の写真

草木や藪がある川だと虫が発生しやすいです。特に夏場は蚊が発生しやすいので注意です。

網戸を設置したり市販の虫よけ剤を使って、お部屋に虫が入らないように工夫が必要です。

整備されていない川だとニオイが気になる

整備されていない川はニオイが気になりやすいです。捨てられたゴミが何日間も放置されるケースがあります。

また、ゴミ溜まりから虫が発生しやすいので、川の清掃状況も確かめておきましょう。

湿気によるカビが生えやすい

川沿いは湿気によるカビが発生しやすいです。風通しの他、換気システムの性能まで確かめましょう。

壁紙や水回りの劣化が早まり、修繕費がかさむ可能性があります。窓の結露を拭いたり、防湿剤など置くなどの対策が必要です。

川の近くの物件でもメリットはある

川の近くの物件でもメリットはあります。代表的なものを3つまとめました。

川の近くに住むメリットの例

  • ・日当たりや景観が良い
  • ・風通しが良い
  • ・河川敷や公園が近い

川沿いの物件に住むなら、メリットがデメリットを上回る物件を選びましょう。以降で詳しく解説していきます。

日当たりや景観が良い

川沿いのマンションの写真

川の近くのマンションは日当たりや景観が良いです。川があるぶん、日光を遮る建物がないからです。

リビング側に川があると、窓からの見晴らしが良く開放感があります。

また、川の近くは自然を多く感じられます。春は桜並木、秋は紅葉など、季節ごとに景色を楽しめます。

風通しが良い

川沿いは隣接する建物が少ないため、風が通りやすいです。水辺で冷やされた空気が流れてきて、夏でも涼しく快適に過ごせます。

川沿いなら、都市部の気温が島状に高くなる「ヒートアイランド現象」の軽減が期待できます。夏に上がりやすい電気代を節約できます。

ただし、高層階は強風が吹きやすいため、洗濯物が干せない場合があります。備え付けの浴室乾燥機などで干すと良いです。

河川敷や公園が近い

河川敷と土手の写真

川の近くのマンションは河川敷や公園が近いケースが多いです。ファミリー世帯なら、気軽に子どもと散歩や運動ができます。

いろいろな世代の人が集まるので活気あふれる街になります。人の目が多いと防犯にも繋がります。

川沿いのマンションは、開放的で外観がおしゃれでも注意点が多いです。不動産屋にもアドバイスを受けて、入居後に安心して暮らせる物件を選びましょう。

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川沿いマンションを選ぶ際の3つのポイント

川沿いマンションを選ぶときのポイントを3つ紹介します。

  • ・ハザードマップで災害リスクを確認する
  • ・中~高層階のお部屋を選ぶ
  • ・土地の改良など対策があったか確かめる

ポイントを事前に知れば、川沿いのマンションでも失敗しにくいです。以降で1つずつ解説していきます。

ハザードマップで災害リスクを確認する

気になった物件があれば、まずハザードマップで災害リスクを確認すべきです。予想される「洪水」と「内水」の程度を把握できます。

「洪水」は河川から水が氾濫したときの水位が分かります。河川に近いほど被害が大きくなるリスクが高いです。

洪水のハザードマップ

出典:板橋区役所ホームページ

「内水」は雨を排水できなくなった際の水位を表しています。川の近く以外でも被害が出るケースがあります。

内水のハザードマップ

出典:板橋区役所ホームページ

ハザードマップはインターネットで確認できます。しかし、載っている情報はあくまでも「被害予測」です。実際の被害は、予測と異なる場合があるので注意が必要です。

岩井
岩井
比較的、位置が高い土地を選ぶと良いです。洪水・内水どちらにも対策できます。代わりに、坂がきつくなりやすいので、子どもや年配の人に負担がかかる可能性もあります。

中~高層階のお部屋を選ぶ

川沿いに住むなら、中~高層階のお部屋を選ぶと良いです。低地のエリアであっても、直接的な被害を受けにくいからです。

海の近くは、津波があると氾濫しやすいです。2011年の東日本大震災では、陸でも15m以上(マンション5階相当)まで浸水しました。

間取りにもよりますが、階数が上がると販売価格も高くなりやすいです。お金と災害リスクのバランスは慎重に判断しましょう。

土地の改良など対策があったか確かめる

建築時に土地の改良などの対策があったか、不動産会社に確認しましょう。地盤調査書などの情報を確認してもらえます。

柔らかい地盤が補強されていたり、硬い地盤まで杭が刺してあれば、建物自体の強さは確保できます。

川沿いに住むなら水災に対する備えが必要

水災に備える人

川沿いのマンションに住むなら、水災に対する備えが必要です。主に、保険の加入や防災対策についてです。

万が一のときに備えておくと、損害に対して保険がおりたり、ケガのリスクを減らせます。

保険は水災に手厚いプランを選ぶ

物件の入居前に加入する保険(火災保険)は、水災に手厚いプランを選びましょう。火災保険は火災だけではなく、風水害といった自然災害も保障できます。

2020年時点の損害保険料率算出機構の統計では、約66.6%の世帯が水災の補償を追加しています。

台風や豪雨による床上浸水で、建物や家財に損害があったときに補償を受けられます。1階に住む場合は加入しておいたほうが良いです。

岩井
岩井
エリアに合わせた補償内容にすれば、万が一のときも充分な補償を受けられます。補償内容の調整は、不動産屋や保険の代理店でおこなえます。インターネットでも、保険のプランや料金を比較できます。

最寄りの避難所を確認しておく

物件の契約前に、最寄りの避難所を確認しておきましょう。主に、学校や公園が避難所になるケースが多いです。

避難所の写真

避難所の場所はハザードマップで確認できます。避難ルートも併せて確認しておくと、スムーズに避難できます。

災害時に備えたグッズを用意しておく

災害時に備えたグッズを用意しておくと、万が一のとき安心です。

内閣官房内閣広報室のホームページを参考に、災害時に備えるためのグッズを紹介します。

自宅に用意しておくもの
  • ・飲料水3日分(1人1日リットルが目安)
  • ・非常食(アルファ米やビスケットなど)
  • ・トイレットペーパーやティッシュ
  • ・携帯トイレ
  • ・スマホなどの充電バッテリー など

非常食は、電気やガスを使用しないアルファ米があると便利です。避難情報を見逃さないために、スマホの充電バッテリーも多めに用意しておくと良いです。

また、大規模な災害時には、1週間分の備蓄があると望ましいと言われています。家族ぶん賄えるように、日頃から備えておきましょう。

非常用の持ち出しバッグを用意しておく

自宅での備えに加えて、非常用の持ち出しバッグも用意しておくと安心です。避難先で安全に生活できます。

持ち出しバッグに用意しておくもの
  • ・貴重品(財布・印鑑・通帳)
  • ・飲料水3日分(1人1日リットルが目安)
  • ・救急用品(絆創膏や常備薬)
  • ・マスクや軍手
  • ・衣類やタオル
  • ・携帯ラジオ
  • ・スマホなどの充電バッテリー など

避難するときに、貴重品を持っていけるようにしましょう。その他ケガを防ぐために軍手などがあると安心です。

川沿いのマンションを探すなら、メリットとデメリットを理解した上で慎重に探すべきです。

不動産屋に相談すれば、災害リスクも考慮した物件を提案してもらえます。希望エリアのなかで、安全な立地を聞いてみるのも手です。

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