不動産投資の初心者は何から始める?【2024年11月最新】はじめ方・やり方を8つの方法に分けて解説
この記事のポイント
- 初心者向けの不動産投資の始め方
- 不動産投資をこれから始める際に知っておきたいポイント
- 初心者向けが不動産投資で失敗しないために知っておきたいポイント
- これから不動産投資を始める方におすすめの不動産投資会社としては「RENOSY(リノシー)」がある
- リノシーでは、不動産投資の売り上げ実績が3年連続でNo.1(※)
- 資料を請求することで、初心者向けのガイドブックももらえる
(※公式サイトに記載 東京商工リサーチによる中古マンション投資の売上実績(2022年3月調べ))
初回面談で50,000円(税込)分のPayPayポイント付与中!(※)
(※細かい対象条件あり、公式サイトを要確認)
なお、近年では仮想通貨取引で得た利益や仮想通貨自体で不動産の購入を行うことが可能です。
さまざまな決済方法で不動産投資を始められるため、よりリスクを分散して投資を始めやすいと言えます。
初心者向けの不動産投資の始め方・やり方・方法
これから不動産投資を始めることを検討している方に向けて、不動産投資の始め方を8つの手順に分けて紹介していきます。
不動産投資の始め方・やり方
1.不動産投資の基礎知識を勉強する
上記の画像は、不動産投資の勉強方法をまとめたものです。
不動産投資を始める際は、まずは不動産投資の基本について勉強しておくことが必要になります。
不動産投資では、普段は使う機会が少ない単語や数字などを多く使用します。正確に理解せずに何となくで進めてしまうと、大きく損したり騙されたりする可能性が高くなるため、注意が必要です。
また、以下で紹介する各ステップで、正しく判断できないことも想定されるでしょう。
不動産投資を勉強する方法として、下記の3つを紹介します。
不動産投資の勉強方法
- Web上の情報を確認する
- 市販で販売されている書籍を読む
- 不動産会社のセミナー参加や無料資料を読む
まずは資料請求や書籍を活用して、あなたのペースで知識を入れるところから始めると良いでしょう。基礎知識を把握した段階でセミナーに参加して、実践を意識した理解を深めていくのがおすすめです。
困った際は不動産投資会社に相談してみるのも選択肢の1つです。
なお、下記はおすすめの資料請求箇所やセミナーを開催している不動産会社です。
不動産名 | 情報の形式 | 概要・特徴 |
---|---|---|
グローバル・リンク・マネジメント | 無料セミナー | ・オンライン開催されるセミナーがある ・セミナーの日程が細かく公開されている |
リノシー | 無料資料 | ・初心者向けの投資ガイドブックがもらえる ・資料請求後、初回面談でAmazonギフト券がもらえる |
シーラ | 無料セミナー | ・元バークレイズ証券の外部講師がセミナーを担当している ・参加することで書籍を無料で受け取れる |
無料の資料請求やセミナーへの参加は、2〜3社程度を目安に利用するのがおすすめです。
2.不動産投資の目的と目標を明確にする
上記の画像は、不動産投資の目的の例をまとめたものです。
不動産投資の基本や概要を把握した段階で、不動産に投資してあなたが何を実現したいか明確にしておきましょう。
目的な目標に応じて、不動産の選定や投資方法が変わってきます。不動産会社に相談した際も、提案が大きく異なってくるでしょう。
例えば高いリスクを取ることなく副収入を得られる手段を獲得したい、相続税の対策用に投資したいなどがあります。
不動産の勉強のために投資をしてみたいという目標でも構いません。
同じ不動産投資でも、目的に応じてどの方法なら目的を達成しやすいか、どの物件に投資するべきかという根幹の判断が変化します。時間をかけてでも、明確に設定する必要がある点です。
3.目的に合わせた物件やエリアを設定する
目的や目標に合わせて、物件やエリアを設定しましょう。
目的に応じて、達成しやすい物件やエリアは異なります。
例えば、不動産投資で安定した家賃収入を得たい場合、入居率の高さに期待できる都心エリアの物件を中心に探すと良いでしょう。
また、高い利回りを求めるなら、安く購入できる可能性が高まる築年数の古い物件が投資候補に入ってきます。
4.不動産会社にコンタクトを取る
上記の画像は、不動産会社の確認のポイントをまとめたものです。
物件の形式やエリア像が簡単に決まった段階で、条件に合う物件を提供している不動産会社にコンタクトを取りましょう。
コンタクトを取る際は、下記の内容を確かめておくことをおすすめします。
不動産投資会社の確認ポイント
- 担当者は親身に対応してくれて、信頼できると感じられるか
- こちらの要望にしっかり耳を傾けてくれるか
- 希望に合う不動産情報を提供しているか
この段階ではあなたの希望をしっかり伝えて、それに応じた対応をしてくれるかを重視するのが良いでしょう。
反対におすすめの不動産をすぐ押し付けられたり、こちらの要望から外れた内容を提案されたりした場合、他の会社を検討することも大事です。
5.不動産物件を検討する
信頼できる不動産会社と出会えた場合、その会社で投資する物件を検討しましょう。
下表は、物件を検討する際に確かめておきたいポイントの例をまとめたものです。
確認のポイント | 詳細 |
---|---|
周辺の環境 | ・駅やバス停などが近くにありアクセスが良い立地にあるか ・普段の買い物に便利なコンビニや商店街などが近所にあるか ・銀行や郵便局などの施設が近所にあるか ・近隣に競合となる物件がないかどうか など |
地域の状況 | ・地域が今後どれぐらい発展する見込みがあるか ・人口が増加傾向にあるか ・治安状況が良好であるか ・騒音や街の綺麗さが気にならないか ・増水や土砂崩れの危険性がないかどうか など |
物件の内容 | ・日当たりが良いかどうか ・お風呂やトイレなど水回りは綺麗か ・部屋のデザインは想定される居住者に合ったものか ・近隣の生活音がうるさくないかどうか ・収納スペースが十分にあるかどうか ・駐車場や駐輪場が利用できるか ・宅配ボックスのような便利な設備があるか など |
その地域の自然環境に関しては、国土交通省が提供している「ハザードマップ」が役立ちます。
6.投資用ローンの事前審査を受ける
購入したい物件が決まった段階で、購入に必要なローンの審査を受ける必要があります。
現金一括で購入できる場合は不要ですが、基本的に高額になるためローンを前提に説明していきます。なお、近年の傾向として買い付け申込書の提出順よりも金融機関審査可決順で物件購入権が得られることが多いです。
ローンを申請する際はまず、買付申込書を不動産会社に提出する必要があります。買付申込書は、物件を購入したいという意思を示すもので、下記のような情報を含む書類です。
買付申込書の記入情報
- 物件名や建っている場所
- 物件の構造や面積
- 購入の希望価格
- 手付金の額
- 支払い方法
- 有効期限
- その他条件 など
物件を正式に購入することになった場合、本審査を受けることになります。ローンの事前審査を受ける場合、大きく分けて下記2つの方法から選択することになるでしょう。
方法 | 詳細 / メリット |
---|---|
自身で金融機関に直で申し込む | ・好きな金融機関を選んでローンを申し込める |
不動産会社と提携している金融機関で申し込む | ・ローンを申し込む金融機関を探す手間が省ける ・金利の面で有利になる可能性がある |
補足として、スルガ銀行の問題以降において金融機関の貸し出し姿勢は低調です。自分で金融機関を探せるのは医師や弁護士といった一部の人に限られる傾向が続いています。
高所得帯のサラリーマンの方でも、手元に潤沢なキャッシュがない限りは提携ローン以外で調達できることは厳しい状況です。
7.不動産物件を購入する
ローンの審査と買付申込が完了した段階で、いよいよ不動産を購入することになります。
具体的には、大きく分けて下記2点の手続きを進めていきます。
手続き | 詳細 |
---|---|
物件に関する重要事項の説明を受ける | ・購入を申し込んだ不動産会社の宅地建物取引士から、 購入物件に関する重要事項の説明を受ける ・重要事項には物件についての情報や契約条件の内容、 物件の引き渡しの前の保証などが含まれる |
手付金の支払い | ・ここでは契約の締結を証明するために支払う ・物件価格の5~12%程度の手付金を支払う ・手付金は、売主物件の場合は最大でも20%までと規定されている |
物件に関する重要事項の説明を受ける際は、説明される項目は多いですがいずれも重要事項ばかりです。
あらかじめ書類のコピーをもらい内容を確かめたうえで、説明を受けると良いでしょう。
8.不動産の運用を開始する
正式に物件を購入できた段階で、運用を開始することになります。
最初に運用管理を自身で担当するか、運用会社に委託するかを検討しましょう。
基本的には、物件を購入した不動産会社のサポートを、そのまま受けることがおすすめです。不動産会社で受けられる運用サポートを、シーラを例に紹介していきます。
サポート | 詳細 |
---|---|
集金代行契約 | ・家賃の集金や送金を代行 ・延滞家賃の督促・回収などの集金代行業務も代行可 |
入居者募集 | ・賃貸仲介会社やポータルサイトを活用し、入居者を募集 |
入居者対応 | ・水漏れ・騒音・設備の故障などのトラブルに対応 ・入居者からの意見や問い合わせの内容のデータベース化 |
更新 / 解約 | ・入居者の更新契約に対応 ・退室後のクリーニングを実施 ・敷金返還のような退室後の清算に対応 |
入居審査 / 賃貸借契約 | ・独自の基準で入居者の信用度を審査 ・賃貸借契約書類の作成 |
不動産初心者で何から始めるかわからない場合にまずしたいこと
不動産初心者で何から始めるかわからない場合にまずしたいこととして、基礎知識の定着が挙げられます。
基礎知識に関しては、不動産会社が提供している「無料の資料請求」がおすすめです。実際に対面で話を聞くわけではないため、その場で営業を受けることもありません。
知識をつけて、対面で実際に不明点を解決していきたい場合は、不動産投資会社の無料セミナーもおすすめです。
セミナーは書籍とは異なり、直近の不動産市況を踏まえたリアルタイムな情報をもとにレクチャーしてもらえます。
例えば「グローバル・リンク・マネジメント」の初心者向けセミナーでは、下記のような内容を学ぶことが可能です。
セミナーの内容
- 不動産投資の仕組み
- 不動産投資と預貯金 / 個人年金の違い
- 不動産投資のメリットとデメリット / リスク対策
- 不動産投資に節税効果や生命保険効果がある理由
- 不動産投資成功のポイント
実際に会場へ足を運ばなくても受けられる、オンラインセミナーや個別面談などもあります。
【始める前に】不動産投資の初心者が知っておきたいポイント・基礎知識
不動産投資を始める前に知っておきたいポイントとして、下記の4つがあります。
不動産投資を始める前に知っておきたいポイント・基礎知識
上記を知ることで、できるだけ損をしないように不動産投資を進められるようになるでしょう。
不動産投資で利益を得る仕組み
まずは、不動産投資で利益を得る仕組みを理解しておく必要があります。
不動産投資で利益を得る方法は、インカムゲインとキャピタルゲインの2種類です。
それぞれの特徴について、下表にまとめました。
利益を得る方法 | 詳細 / 特徴 |
---|---|
インカムゲイン | ・物件を貸し出して家賃で利益を得る方法 ・安定した利益を継続的に得やすい ・入居者がいないと利益が得られないリスクがある |
キャピタルゲイン | ・物件を購入時より高い価格で売却して利益を得る方法 ・インカムゲインよりも一気に大きな利益を得られる可能性がある ・リノベーションなどで物件の価値を上げる方法もある ・物件価格の減少により損失が出るリスクがある |
不動産投資では、インカムゲインを狙って運用するケースが多いと言えます。
不動産投資に関係する税金
不動産を取得するとさまざまな税金が発生することも、認識しておく必要があります。
物件の取得時・保有時・売却時にかかる具体的な税金の例を、下記にまとめました。
税金 | 詳細 / 特徴 |
---|---|
印紙税(取得時) | ・物件の売買契約書に印紙を貼付して納める税金 ・金銭消費貸借契約書にもかかる ・税金の額は契約書の金額によって定められている (例:500~1,000万円なら10,000円) |
登録免許税(取得時) | ・物件を登記する際に支払う税金 ・物件の評価額に対して一定の割合の金額を支払う必要がある ・登記の種類によって税率が異なる (例:新規登記の場合は評価額の0.4%) |
不動産取得税(取得時) | ・土地や建物を購入する際に支払う税金 ・都道府県に支払う地方税 ・税率は4%(一部3%の軽減特約あり) |
固定資産税(保有時) | ・土地や建物を保有している場合、毎年1月1日時点の所有者が納付する税金 ・課税標準額の1.4% ・建物によって税率が軽減される場合もある (例:新築一戸建ての場合、3年間2分の1に軽減) |
都市計画税(保有時) | ・市街化区域内に物件を土地や建物を保有している場合にかかる税金 ・市町村に支払う地方税 ・課税標準額の0.3% |
所得税(保有時・売却時) | ・家賃収入や売却益を得た際に支払う税金 ・物件の種類や所得金額、保有期間・売却益の額によって税率が異なる ・管理委託費用・修繕費・固定資産税・減価償却費などを 経費として計上することで軽減できる |
住民税(保有時・売却時) | ・家賃収入や売却益を得た際に支払う税金 ・都道府県や市町村に支払う地方税 ・所得の種類や期間、金額に応じてかかる |
上記の税金も加味したうえで、利益を出せるような運営管理が必要になります。
サポートが充実している不動産会社で購入し、税金に関する説明も詳しく確かめておくことがおすすめです。
不動産投資の利回りの定義
不動産投資の利回りの定義や計算方法も理解しておきましょう。
定義が理解できておらず利回りの計算が曖昧な場合、不動産投資で利益を得られるかどうか正確な判断ができません。
利回りとは、投資金額に対して得られた家賃収入や物件の売却益などの割合を指します。運用による利益額から、さまざまな経費を差し引いて計算する数字です。
注意点として、利回りには「表面利回り」と「実質利回り」があります。基本的には実質利回りをベースに、利益を得るシミュレーションを考えることが必要です。
利回りの種類 | 詳細 |
---|---|
表面利回り | 投資金額に対して1年間で得られる収入の割合 |
実質利回り | 収入から物件取得費用や経費や運営費などを差し引いて計算した割合 |
実質利回りの計算式は、下記の通りです。
実質利回り=(不動産の運用利益(1年あたり))÷(購入費用+諸経費)×100
不動産投資のローンの仕組み
不動産を購入する際のローンには、住宅ローンと不動産投資ローンの2つがあります。
下表は、それぞれの特徴をまとめたものです。
項目 | 不動産投資ローン | 住宅ローン |
---|---|---|
金利 | 1.5%~程度 | 0.4%~程度 |
審査 | ・投資物件の収益性と事業性の高さ ・個人の返済能力 | ・個人の返済能力 ・物件内容(価格・立地・築年数など) |
レバレッジ効果 | あり | なし |
メリット | ・少額の投資で多くの利益を目指せる ・家賃収入でローンを返済できる ・団体信用生命保険に加入できる | ・不動産投資ローンと比べて金利が低め ・・団体信用生命保険に加入できる |
デメリット | ・住宅ローンと比べて支払う利息が増える傾向にある ・金利の変動により収入が減る可能性がある (※変動金利の場合) ・入居者がいない場合、自己資金で返済する必要がある | ・不動産投資用の物件では利用できない (自身で物件に住む必要がある) ・滞納した場合、住む家を失うことになる |
上表の「レバレッジ効果」とは、少額の自己資金で多くの家賃収入を目指すことです。
例えば、自己資金が500万円の場合に1,000万円借り入れて投資すると、借り入れない場合と比べて投資金額が3倍になります。
実質利回りが同じであると仮定した場合、得られる家賃収入も3倍になる計算です。この場合、利息が家賃収入の2倍未満なら、手元に残る金額が増えます。
またフルローンを組む場合、頭金なしでも不動産投資を始めることが可能です。不動産投資は自己資金が少なくても、多額の投資が可能な投資方法であると言えます。
不動産投資のメリット
不動産投資を行うメリットには、以下4つが挙げられます。
不動産投資を行うメリット
それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう
レバレッジ効果がある
不動産投資を行うメリットとして、レバレッジ効果が期待できる点が挙げられます。
レバレッジ効果とは、ローンや借入を活用することで、少ない自己資金で大きな金額の投資効果を得ることを指します。
レバレッジ効果を上手に利用することで、手元に少額の資金しかない場合でも、大きな投資効果を得やすくなるでしょう。
融資の金利が高い場合や、物件の利回りが低い場合だと、レバレッジ効果が低くなる場合もあるため、事前にシミュレーションを行っておくことをおすすめします。
中長期で安定した収益を得やすい
不動産投資を行うメリットとして、中長期で安定した収益を得やすい点が挙げられます。
不動産投資は、入居者さえ確保できれば収益を安定的に獲得できます。物件の賃貸契約は2年であることが多いため、将来の収支を予測しやすいでしょう。
不動産投資は、短期的なリターンの獲得ではなく、中長期的な収益獲得に適した投資商材であると言えます。
節税効果が期待できる
不動産投資を行うメリットとして、節税効果が期待できる点が挙げられます。
特定の条件を満たす場合であれば、不動産投資で発生した費用や購入した物件の減価償却費を経費計上することが可能です。
不動産投資による赤字分を自身の課税所得金額から差し引けるため、所得税・住民税の節税効果が期待できるでしょう。
また、不動産は現金に比べ相続時の評価額が低くなりやすいため、金融資産の代わりに不動産を相続することで、相続税を削減できることがあります。
年金・保険の代用になりうる
年金・保険の代用になりうる点も、不動産投資を行うメリットの一つです。
ローンを完済してしまえば不動産投資による家賃収入がそのまま自身のものとなり、安定的に収益を獲得しやすいため、年金の足しとして利用されることがあります。
また、ローンの返済中に物件を購入した名義人が亡くなったり、病気になったりすると、ローン返済が免除される場合があります。
ただし、不動産投資をしたからと言って必ずしも上記の恩恵を享受できるわけではないため、注意が必要です。
不動産投資のリスク・デメリット
不動産投資を行うデメリットには、以下3つが挙げられます。
不動産投資を行うデメリット
それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
損失が発生する場合がある
不動産投資を行うデメリットとして、損失が発生する可能性がある点が挙げられます。
不動産投資は投資の一種であるため、当然損失が発生する場合があります。
そのため、不動産投資を行う際は損失の原因となる不動産投資のリスクを把握し、自身で検討した上で判断する必要があると言えるでしょう。
不動産投資で損失が発生するリスクの種類とその概要を下表にまとめました。
リスク | 概要 |
---|---|
空室リスク | 購入した物件に空室が発生することで家賃収入が得られなくなるリスク |
不動産価値の下落リスク | 購入した不動産の価値が下がり、売却価格や家賃金額が目減りしてしまうリスク |
家賃滞納リスク | 入居者が家賃を滞納してしまい、家賃収入が得られなくなるリスク |
災害発生リスク | 地震や津波などの自然災害により、物件に損害が発生してしまうリスク |
修繕・リフォーム発生のリスク | 物件の経年劣化や入居者の住まい方によって、物件の修繕やリフォームが必要になるリスク |
金利上昇リスク | 金利が上昇することでローンの金利も上昇し、実際の返済金額が当初予定していた返済金額よりも大きくなるリスク |
ほかの投資対象に比べ流動性が低い
不動産投資を行うデメリットとして、ほかの投資対象に比べ流動性が低い点が挙げられます。
不動産は株式やREITなどの投資対象に比べると、流動性が低いです。
そのため、早めに不動産投資から撤退したい場合や早急にまとまった現金が必要な場合に、思うように物件を売却できない場合があります。
売りたいと思ったタイミングから早くても数週間、長いと数カ月・数年がかかる場合もあるため、注意が必要です。
投資金額が大きくなりやすい
投資金額が大きくなりやすい点も、不動産投資を行うデメリットの一つであると言えます。
不動産投資はほかの投資対象に比べ、投資に必要な金額が大きくなることが多く、損失が発生した場合の金額も大きくなりやすいです。
まとまった自己資金がない人はローンを組むことが多いですが、審査が通らない場合には思うように不動産投資を始められないでしょう。
上記の事項を防ぐためにも、リスクを適切に反映した事前の運用シミュレーションを丁寧に行う必要があります。
不動産投資の初心者が知っておきたい注意点
不動産投資の初心者が知っておきたい注意点として、下記の4つが挙げられます。
不動産投資の注意点
上記の注意点を把握することで、リスクを抑えた不動産投資がしやすくなるでしょう。
不動産会社の選定は慎重に行う
不動産会社の選定は、慎重に行うことが重要です。
不動産会社によって、得意としている物件やエリアが異なります。中には悪徳業者も少なからず存在するため、注意が必要です。
悪徳でない場合でも、営業の押しが強かったり要望を聞いてもらいにくかったりなど、相性に関する問題が発生する可能性もあります。
これらを踏まえて、不動産会社の選定では下記の点に注目すると良いでしょう。
不動産会社の確認ポイント
- 担当者の丁寧さ / 相性
- 運営会社の信頼性の高さ
- 実際の利用者の口コミ評判
- 提供している物件の内容
物件の購入後に賃貸管理などのサポートも受けることを考えている場合は、より慎重に選ぶ必要があります。
資金にある程度の余裕を持っておく
資金にある程度の余裕を持っておくことも必要です。
不動産投資では購入時以外にも、さまざまな費用が発生する場合が多く見られます。
例えば老朽化で建物を修繕したり、事故で設備を修理したりする必要が生じた場合は、その都度費用を支払わなければなりません。
有形資産ではあるもため、上記の不測の事態が発生して、急な出費がかかる場合があります。
フルローンなら頭金なしで投資を始めることも可能ですが、ある程度の資金の余裕は持っておいた方が安全性は高いでしょう。
不動産会社に任せ切りで購入まで進めない
不動産会社に任せ切りで購入まで進めないことも、重要と言えます。
不動産会社の営業は、物件を購入してもらいたいがために、不都合な点を伏せて営業される場合があるためです。軽微と言える不都合な点を紹介し、重要な注意点を伏せるケースも考えられるでしょう。
例えば、最寄り駅までやや遠いという点は説明し、周囲の騒音がひどい点を隠すといった具合です。
この点に関しては先述した通り自身であらかじめ勉強しておき、不明な点や致命傷となる点をくまなく質問することで対処できます。
不動産投資の目的は明確にしておく
不動産投資の初心者が知っておきたい注意点として、不動産投資の目的を明確にしておくことが挙げられます。
不動産投資の目的を明確にしておくことで、物件の良し悪しの判断基準ができ、自身に適した案件かどうかの判断を行いやすくなるでしょう。
例として、節税効果を目的とするのであれば、新築物件ではなく中古物件の方が適していることが多いです。
自身の目的や予算をあらかじめ設定しておくことで、物件選択の判断基準ができるため、初心者の方でも物件を選択しやすくなります。
自ら不動産投資に関する勉強や情報収集を行う
自ら不動産投資に関する勉強や情報収集を行うことも、不動産投資の初心者にとって重要であると言えます。
不動産投資にはリスクや各地域・物件の特色、物件の運用管理の方法など、幅広い知識が必要になることが多いです。
自身で日頃から勉強していないと、重要な事項を見落としていたり、不動産会社に言われるがままの状況になってしまうことがあるでしょう。
勉強をしないことで不動産投資の失敗のリスクが高まりやすくなるため、不動産投資をする際は必ず自身で勉強・情報収集を行いましょう。
書籍やインターネット、不動産会社のセミナー、不動産投資に詳しい信頼できる知人などから日々情報を集め勉強しておくことが必要です。
不動産は必ず儲けられるわけではないことに留意する
前提として不動産投資は、必ず儲けられるわけではない点に留意してください。
株やFXのような無形資産よりもリスクは低いと言われていますが、投資である以上損失が出るリスクは避けられません。
例えば入居者が減ったことで家賃収入も減少し、収支が赤字になるケースが考えられます。
不動産投資の初心者向けサポートが充実の不動産投資会社3選
不動産投資の初心者向けと言える、サポートが充実している不動産投資会社を紹介していきます。
不動産投資会社の選択肢が多く、どこに依頼するべきかわからない方はぜひ参考にしてみてください。
RENOSY(リノシー)
出典:リノシー
無料セミナーの開催 | 資料提供の有無 | 個別面談の対応 |
---|---|---|
あり | あり | あり |
会社名 | 株式会社GA technologies(ジーエーテクノロジーズ) |
---|---|
設立年 | 2013年 |
入居率 | 99.6%(※) |
対応エリア | 東京都内中心 |
取得免許 | ・宅地建物取引業 国土交通大臣(2)第9135号 ・建設業 東京都知事許可(特-3)第145636号 ・建設業 東京都知事許可(般-3)第145636号 ・マンション管理業 国土交通大臣(1)第034425号 ・小規模不動産特定共同事業者 東京都知事(1)第1号 |
(※2024年10月時点 公式サイトに記載)
初回面談で50,000円(税込)分のPayPayポイント付与中!(※)
(※細かい対象条件あり、公式サイトを要確認)
RENOSY(リノシー)は、不動産投資の売り上げ実績が3年連続でNo.1(※)である人気の高い不動産会社です。
※ 東京商工リサーチによる中古マンション投資の売上実績(2024年3月調べ)
資料を請求することで、初心者向けのガイドブックももらえます。この資料請求に費用はかかりません。
資料にはリノシーで実際に投資しているオーナーの物件事例や収支のシミュレーションが含まれるため、参考にしやすいでしょう。
具体的なイメージが湧かず、不動産投資に不安感がある方にもおすすめです。
例えば、1万円から投資できるクラウドファンディング型の投資形態を提供中です。また、リノシーに支払う仲介手数料が無料である点も見逃せません。
このクラウドファンディング型では、多額の費用をかけずに不動産投資を始められるため、最初は大きなリスクを取りたくない方でも安心感があります。
初回面談で50,000円(税込)分のPayPayポイント付与中!(※)
(※細かい対象条件あり、公式サイトを要確認)
グローバル・リンク・マネジメント
無料セミナーの開催 | 資料提供の有無 | 個別面談の対応 |
---|---|---|
あり | あり | あり |
会社名 | 株式会社グローバル・リンク・マネジメント |
---|---|
設立年 | 2005年 |
入居率 | 99.25%(※) |
対応エリア | 東京23区(一部エリアを除く) |
取得免許 | 宅地建物取引業 東京都知事(4)第84454号 |
(※2024年10月時点 公式サイトに記載)
営業電話なしの対応!
グローバル・リンク・マネジメントは、物件の開発から販売・管理までワンストップで提供している不動産会社です。
東証プライムに上場している企業が運営していることから、社会的な信頼性も高いと言えるでしょう。
セミナーは初心者向けの内容が中心で、全体のセミナーのあとで個別相談も受け付けています。
セミナーの種類には来場型やオンライン型などがあり、住んでいる場所に関係なく利用しやすいでしょう。
朝や夕方以降など1日に複数回開催されていることから、時間帯の面でも参加しやすいセミナーです。
多くの不動産会社では2年ごとに見直すため、家賃が下がる期間が多くなってしまいます。
この点、グローバル・リンク・マネジメントは7年更新であり、家賃下落の機会を減らすことが可能です。
さらに1回あたりの減額も5%以内と下限が設定されているため、大幅な下落を心配する必要もありません。
営業電話なしの対応!
SYLA(シーラ)
無料セミナーの開催 | 資料提供の有無 | 個別面談の対応 |
---|---|---|
あり | あり | あり |
会社名 | 株式会社SYLA |
---|---|
設立年 | 2010年 |
入居率 | 99.9%(※) |
対応エリア | 東京都中心 |
取得免許 | ・宅地建物取引業 国土交通大臣(1)第9715号 ・マンション管理業 国土交通大臣(2)第034026号 ・特定建設業 東京都知事 許可(特-3)第154266号 |
シーラ(SYLA)は、読売テレビや産経ニュースなどメディア実績が豊富で、安心感がある不動産業者です。
投資を始めることで利用者が損してしまうと判断した場合は、投資を断るケースもあるほどです。
相談することで押し売りやしつこい営業を受ける不安がある場合でも、安心感を持って利用しやすいでしょう。
具体的なサポートとして、下記のような内容が挙げられます。
・家賃の集金や送金、延滞家賃の督促や回収などの集金業務の代行
・賃貸仲介会社やポータルサイトを活用して、物件への入居者を募集
・物件で起きるさまざまなトラブルやクレームに素早く対応
【2024年11月】初心者向けの不動産セミナーの内容を紹介!
2024年11月19日時点での、初心者向けセミナーの内容を紹介していきます。
以下では、株式会社ベルテックスを例に見ていきます。
会社名 | 株式会社ベルテックス |
---|---|
セミナー内容(※) | ・利回りとキャッシュフローはどちらで判断すべき? ・自分はどんな物件を買うべき? ・空室はどうすれば? ・不動産投資の疑問を初心者向けに徹底解説! |
セミナー開催日時(※一例) | 11月 23日 (土) 10:00〜 |
参加費 | 無料 |
定員 | 12名 |
会場 | WEB |
※2024年11月19日執筆時点
【比較】不動産投資の初心者向けの物件はどれ?
不動産投資の物件を比較して、紹介していきます。
不動産投資の物件
上記の内容を知ることで、初めての不動産投資でその物件が良さそうか判断できるようになるでしょう。
物件選びの指針を把握したい方は、ぜひチェックしてみてください。
一棟マンション・アパート
不動産投資の対象物件として、一棟マンション・アパートがあります。
一棟マンション・アパートは一度にまとまった高額の家賃収入を狙える点や、長期的な収入を得やすい点がメリットです。
一方金銭面や運用面で、物件を購入するハードルは高い傾向にあります。
長期運用がメインとなるため、現金が必要な際に売却することもやや難しくなるでしょう。初心者向けの投資物件とは言いにくい物件です。
区分マンション
不動産投資の対象物件として、区分マンションがあります。
区分マンションは1室単位で物件を購入できるため、比較的少ない資金で投資を始めることが可能です。
また、物件管理を管理会社に任せられるため、入居者募集・集金業務・入居者への対応などにかかる手間も省けます。
ただし他の投資方法と比較すると、家賃収入は少なくなりやすい物件です。部屋以外の共用部分の管理費用がかかる場合もあります。
戸建て
不動産投資の対象物件として、戸建てがあります。
中古の物件である場合、少ない資金でも不動産投資を始められる物件です。
物件が広い場合が多いことから家賃を高く設定しやすく、利回りを良くしやすいです。また、賃貸での入居期間が長くなることにも期待できるでしょう。
ただし、物件を定期的にメンテナンスする必要があります。中古物件の場合は購入時点で、リフォーム・リノベーションが必要となる場合も多いです。
不動産投資の初心者や始め方に関するよくある質問
不動産投資に成功するための条件とは?
不動産投資を成功させるための条件は、さまざまです。
ある条件を1つ満たせば、成功できるというわけではありません。成功に近づくために必要となる条件の例として、下記のような行動が挙げられます。
成功に近づくために必要なこと
- 不動産投資の正しい知識を身につける
- 利回りや収入などを丁寧にシミュレーションする
- あらかじめリスクへの対応を考えておく
不動産投資の成功率を高める方法や注意点に関して詳しく知りたい方は「不動産投資の成功率は?」も参考にしてください。
不動産投資は危険性が高い?
不動産投資は投資の一部であるため、危険性が高いとまでは言えないにしてもリスクは存在します。
しかし有形資産であるため、株のような無形資産と比較してリスクは低いと言えるでしょう。
不動産投資はいくらから始められる?
不動産投資はいくらから始められるかは、投資形態や投資物件によって異なります。
そのため、一律にいくら必要と言うことは不可能です。自己資金が何千万円も必要になる場合もあれば、1万円(税込)から始められる方法もあります。
運用する目的を明確にして、投資形態を吟味することが大切です。
不動産投資は少ない資金でも始められる?
不動産の投資形態によっては、1万円(税込)からでも始めることが可能です。
例えば不動産クラウドファンディングなら、1口1万円(税込)で始められるものがあります。実際、シーラが展開する「利回りくん」は1口1万円(税込)で出資することが可能です。
少額で不動産投資を始める方法に関して詳しく知りたい方は「【月1万円から】不動産投資を少額で始める4つの方法」も参考にしてください。
不動産投資の疑問点はどこで聞けばいい?
不動産投資の相談先は、聞きたい内容や困っている内容によって異なります。
この点で、不動産投資全般に関して相談できるのは「不動産会社」です。疑問をどこに聞くべきか自身で判断できない方は、まずは不動産会社に問い合わせしてみることをおすすめします。
疑問を解消できる可能性がありますし、解消できない場合でも次の相談先のヒントを得られるでしょう。
不動産投資の勉強の始め方は?本や書籍が良い?
不動産投資の勉強の始め方として、以下の方法が挙げられます。
不動産投資の勉強の始め方
- インターネットで最低限の知識をつける
- 自身が知りたい事項についての書籍を読む
- 不動産会社主催のセミナーに参加する
- 不動産会社の個別相談で質問する
いずれも一つの情報を鵜呑みにするのではなく、複数の情報源から得られた情報を比較検討する必要があります。
不動産投資とほかの投資の違いは何?
不動産投資とほかの投資の違いを下表にまとめました。
投資商材 | メリット | デメリット |
---|---|---|
不動産投資 | ・レバレッジ効果が期待できる ・中長期で安定した収益を得やすい ・節税効果がある | ・流動性が低い ・初期費用が高くなりやすい |
株式投資 | ・流動性が高い ・短期間での値上がり益を狙いやすい ・銘柄によっては数万円から購入できる | ・短期間で大幅に下落する可能性もある ・高頻度で株価を確認する必要がある |
投資信託 | ・運用管理の手間はかからない ・流動性が比較的高い ・一つの商品の中で分散投資を行えることがある | ・運用管理の手間はかからない ・信託報酬が発生することが多い |
REIT | ・流動性が高く売買の手間がかかりにくい ・少額から不動産に投資できる ・物件を管理する必要がない | ・REITの購入資金でローンは組めない ・発行元の投資法人の倒産リスクがある |
どの投資にもそれぞれ良い点・悪い点があるため、自身の投資目的に適したものを選択することをおすすめします。
この記事の監修者
竹下 昌成
ファイナンシャルプランナー
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プロフィール
竹下FP事務所
TAC専任講師。CFP、宅建士、賃金業務取扱主任者、住宅ローンアドバイザー、スカラシップアドバイザー。理論だけでなく実体験や実例に基づいた相談を心がけ、幅広い知識でかしこく生きるためのサポートを実施。タマホームFPとして相談実績600件超。
保有資格
CFP,宅建士,賃金業務取扱主任者,住宅ローンアドバイザー,スカラシップアドバイザー
監修者の身元
https://fptakeshita.jimdofree.com/
専門ジャンル
不動産投資,住宅ローン
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