若手社会人向けTOEICを200点アップさせる最速勉強法

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※この記事は有料職業紹介(許可番号:13-ユ-314522)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社コレックが制作しています。

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はじめに ~筆者のTOEIC苦労談

みなさんは何を目的にTOEICを受検するのだろうか。筆者の場合、最初にTOEICを受けたのは高校生の時で、目的としては受験勉強で培った自分の英語力がどれくらい世間に通用するのかを知るためだった。

受験勉強で英語に比較的自信のあった筆者であったが、TOEICのスコアは600点代前半で、きれいにリスニングとリーディングが300点ずつであった。

筆者は大学一年の終わりに再受験した際にも関わらず、相変わらず600点台だった。大学生の時にずっと英語だけを勉強していたわけではないとはいえ、スコアが伸びなかったことでかなり落胆した。

しかし、効率的な勉強法を思いついたことで大学二年の終わりには900点を突破している。大学一年時にはひたすら過去問を解いていたが、ポイントを抑える勉強法に変えたからだ。

TOEICで900点をとること自体にはそれほど時間はかからない。素地がある人であれば2か月くらい、英語が苦手でほとんど触れてこなかった人も4か月あればとれるはずだ。

更に、素地がある人は半年もすれば950点の山場を越えることも現実的になってくる。

今回の記事では筆者がどのようにポイントを抑えたかについて解説する。これからTOEICを始める人も、すでに勉強しているのに点数が伸びない人にも役立つ記事なので参考にしてほしい。

なぜTOEICで点が取れないのか

先の高校生の時の受検話に戻すと、正直テストが終わった後の感覚としてはリスニングが高めでリーディングが低めに出て、合計700点は行くと思っていた。

しかし、結果は同じくらいの割合でリスニングとリーディングのスコアが出たうえ、手ごたえからは100点も異なる600点台のスコアを出してしまった。

要するに、受験勉強の英語とTOEICの英語は近しいようで、意外と異なるものなのだ。受験時の英語はもちろん学生が対象だ。そのため、求められるスキルも大学入学後に使用することが目的とされている。

しかしながら、TOEICはより幅広い層に、特にビジネスマンを対象に作られている。今までの英語力とは違う技能が求められたことから、自分の得点感覚もずれたうえ、自信のあったリスニングが伸びなかったのだ。

リスニングで求められるスキル

TOEICのリスニングは受験勉強とは多少勝手が違う。どのように違うかは大きく分けて二つに分類される。

話している内容の違い

先にも述べたが、TOEICが想定しているのはビジネス上での会話や、海外生活で起こるであろう、日常生活の場面を説明したものが多い。

そのため、リスニングも話し言葉に近いようなスピードで、日常会話に近い基礎的なレベルの問題が大部分を占める。例えば街中の描写や、生徒と先生の会話などが頻出する。

それに対し、受験で出題される問題は物語文であったり、少し学術的な内容であったりする傾向がある。

一見、受験勉強のほうが扱う内容や単語が難しいため、点数がとりにくく感じるかもしれない。もちろん単語の難易度は受験勉強のほうが高い。

しかし、受験勉強のほうはある程度定型化された内容が出る上、単語も出題範囲が明確なため、対策は立てやすく、過去の問題を解くことで対策ができる。

まとめると、受験勉強は、単語とリスニングの文章自体の難易度は高いものの、出題範囲は少ない。一方、TOEICは難易度こそ低いものの、広い範囲を網羅する必要がある。

これらのことから、両方のテストで共通する範囲は意外と少ないといえるのではないか。

これが受験勉強かTOEIC、どちらかのテストでは高得点をとることができても、両方とも最初から高得点をとることが難しい理由である。

話している人の違い

ここが最も日本人が苦手にするところだと思う。受験勉強とTOEICではスピーカーの違いが如実に表れている。

受験勉強のスピーカーは、明らかに聞きやすい英語で話す。聞きやすい、という意味としては話す速度がゆっくりで、アクセントがはっきりしていて、更に日本人が教科書で聞きなれている英語、ということである。

日本人が典型的な英語だと思っているのは、恐らくアクセントが強いイギリス系の英語である。しっかりと単語を発音し、各単語を繋げずに区別して話すので非常に聞きやすい。

リスニング教材や受験時の英語は明らかにイギリス系の英語であり、これが聞けるからといってTOEICのリスニングが聞けると考えるのは早計である。

TOEICのリスニングの場合はもちろんイギリス系の英語を話すスピーカーもいるが、男女であったり、年齢であったり、更には明らかにネイティブスピーカーでない人の話す英語であったりと、かなりバリュエーションをつけてくる。

特に非ネイティブの英語は普段の生活では触れない人も多く、簡単な会話でも聞き取るのは困難なことも多い。アクセントであったり、リズムであったりが違うので、同じ単語でも全く別の単語に聞こえるのだ。

筆者もTOEICを受けて最初は会話のリズムの違いに驚いた。後々になって慣れてくると大した会話ではないことがわかってくるのだが、リズムに慣れないうちは各単語を聞き分けるのに注力してしまい、会話の内容を考えるどころではなかった。

かといって対策仕様にもリスニングCDで非ネイティブの会話が収録されていることは少ない。そのため、リスニングCDに頼らない特別な対策が必要である。

リーディングで求められるスキル

受験の時の英語力はリーディングでは文意把握能力、単語力が求められ、時には文章の並び替えなども求められた。

幅広い知識が求められるのが受験勉強であり、この点に関してはリスニングとは逆にTOEICのほうが求められるスキルは範囲が狭い。

それでもTOEICのリーディングには2つの大きな山場がある。

素早く長文を読むスピード

TOEICのほうが長文自体の難易度は低い。中にはポスターやE-mail形式のものもあり、単純な文章のリーディングよりは簡単なのは事実だ。

しかし、リーディングでもTOEICは求められる別の技能がある。それはスピードだ。長文読解はもちろん、慣用句や適切な単語を複数ある選択肢から選択するのにもスピードが求められる。

具体的なスピードとしては毎分150語くらいの文章を読めないと後半の長文に行きつくことすらできない。

受験勉強の際に必要な単語は毎分100語ほどなので、大学受験時の1.5倍のスピードをいかに身に付けるかが最大の困難である。

多くの人が時間のなさに焦ってしまい、雑に読む結果、複数回読み直すことになってしまう。

この手法では文章の理解も進まない上、結局二度手間となるため、費やす時間はきっちり一回で読んだ方が短いと感じている。

いかに一回目からスピーディーに、正確に読めるかがリーディングの長文問題攻略の鍵となる。

微妙な時制やニュアンスの違い

TOEICのリーディングで出題される問題は長文だけでない。実はそれ以外の適切な時制の選択肢を選ぶものや、前置詞を選択する問題も重要となってくる。

リーディング全体で500点満点の内、配点としては100点ほどだが、大げさに言えば全体の2割は選択肢問題であり、侮れない。

更に、TOEICでは長文と適切な後の選択はセクションがわかれておらず、同時間内に解くこととなる。そのため、いかに選択肢問題を早く解けるかで、長文問題にかけられる時間も変わってくる。

出題される内容は三つに分けられ、適切な単語、適切な前置詞、適切な時制の選択が出題される。

単語や前置詞に関しては特に特別な対策は必要ない。

単語帳をしっかり勉強していれば答えられるものだし、むしろそれ以外の方法がない。もちろん、効率的に短時間で勉強する術はあるので、それは後で記述する。

問題となるのは時制に関する問題だ。これは一朝一夕で身に着くものでなく、文法レベルからの理解が必要となる。

勉強をし直す必要はあるが、一度コツがつかめればずっと応用可能だし、何より単語と違って忘れることがないので、TOEICを機にしっかりと文法レベルから理解し、これ以降に受けるであろうTOEFLやIELTSの礎としてほしい。

タイプ別の対処法

今までの内容から、TOEICで求めれられるスキルは受験英語と被っている部分もあるものの、かなり違うことがわかったはずだ。

ここからは最短でTOEICで高得点をとるために必要な勉強法や勉強時間をタイプ別に解説する。

学生時代は英語ができていたのに、時間が経って忘れている場合

もちろんだが、このタイプが勉強に費やす時間が最も少なくても成果が出るし、安定して高得点をとり続けやすい。

理由としては最低限の単語の下地ができていること、文法自体を学生時代に一度理解していること、そして何より英語への苦手意識が少ないことだ。

リスニングから勉強方法を記述すると、正直このタイプに特別な訓練は必要ない。単語の聞き分けが学生時代はできたわけだから、学術的な単語が必要ないTOEICではそこまで新たなインプットは必要ない。

最も重要なことはTOEICのリスニングのスピードに慣れることで、そのためには多くの問題を解くことをお勧めしたい。

一方、リーディングに関してはリスニングに比べてやややることは多い。具体的には文法の適切な使い方と、長文を素早く読む能力に関しては磨く必要がある。

文法に関しては、私はTOEICの教本よりも、学生時代に使用した本を重用している。理由としては、TOEICの教本では文法の解説に割いているページ数が少なく、あまり論理的な解説が載っていないからだ。

そのため、私はForestを使っている。この本の良いところは基礎の基礎から文法を解説しているにもかかわらず、カバーする範囲が広く、さらに一単元ごとを丁寧に解説しているからだ。

文法だけでなく、可算名詞や不可算名詞などの解説も載っているため、TOEICの勉強としてだけでなく、英語力の底上げに役立つ。

ただ、また一からForestを勉強するのも気が乗らないと思う。そのため、Forestの参考書を利用するのではなく、Forestの問題集を解くことでかつて勉強した文法を思い出すようにしよう。

リーディングの速度を上げるためには、普通のTOEICのリーディング教材を使っていては勿体ないと思う。

なぜなら、テストよりも難しい問題を解けるようになってこそ、テストで余裕を持って解き切ることができるようになるからだ。

TOEICの勉強をし始めた時は、私もTOEICの一般的な教材を使っていた。しかし、テスト本番になると、思ったように点数が伸びなかった。

やはり、本番では緊張もするし、何より長丁場で集中力が落ちてくる。そのため、練習段階ではTOEICより文章が長く、さらに内容や文法も複雑なテキストを使用するほうが良いと考えている。

学生時代から英語が苦手だった場合

当たり前だが、このタイプは元々英語の素地があるタイプよりも、もちろん高得点をとるのが難しい。

最も大きな難点は、、大抵このタイプは英語に対して苦手意識を持っているからだ。しかし、苦手意識があったとしても、継続的に勉強すれば点が取れるのがTOEICである。

ビジネス英会話では継続的に長期間勉強しないと話せるようにならない。しかし、TOEICの場合はある程度勉強してTOEICのコツを抑えるだけで900点は越えられる。満点は難しいかもしれないが、9割をとれる勉強法を身に付けて欲しい。

重要な単語だけを聞き取れるようになるリスニング力

本当のリスニング力は一朝一夕では身に着かない。しかし、TOEICのリスニング力はビジネス英語とは異なり、決して細部まで聞き取れていなくとも、大枠が聞き取れていれば十分通用する。

私が昔、点数が伸びなかった時は全体を正確に聞き取ろうとしていたことが良くなかった。その結果、質問の内容以外も聞き取ろうとして集中力が最後まで持続しなかった。

例えば、空港の乗り換え案内に関する放送を題材にした問題が出たとする。この場合、聞くべきは変更されたゲートについてだけ聞き取っていれば正しい選択を導ける。そして、どの項目を聞くべきかについては大抵、解答の選択肢から逆算できる。

しかし、形式になれていなかった私は全ての情報を聞き取ろうとして、便名であったり、何が原因で飛行機が変更になったであったり、この遅延でどのような対応を飛行機会社がするかであったりと、答えに関係ないことまで聞き取ろうと努力していた。

ある程度情報の取捨選択ができるようになってからは、2週間で300点台だったリスニングスコアが400点台まで急激に伸びた。

この私の経験からわかるように、TOEICのリスニングで必要なのはポイントを抑えたリスニングであって決して全体を把握することではない。

リスニングパートを更に分解すると、大まかに分けて2つに分けられる。一つは、一人の人が話す、放送はいる、何かの描写の解説が入る、というように一人称が中心となる設問だ。

この場合の設問は、問題自体はシンプルだが、多少文章が長めに設定されている。

しかし、選択肢欄にある程度内容が書かれているので、リスニングを聞く前に予め聞かれる内容を予想できるという利点がある。

よって、このパートで必要なのはリスニング力もだが、それにもまして設問から何を聞かれるのかを正確に把握し、リスニングでその答えを聞き取ることに注力する能力といえる。

この能力を高めるには、ある程度長い文章で、どれが答えかわからない問題集を解くといい。要はクイズのように答えから質問内容を逆算できるようになる能力を身に付けられるテキストが最適だ。

もう一つのスキルは、ひっかけに惑わされずに、何を尋ねているかを把握する能力だ。

この場合は、大抵は二人以上の会話で、一方の質問に対してもう片方がどのように答えるのが適切か、というような問題か、その文章全体で言っていたかは何かを捉える問題形式が多い。

いわば、先に挙げたポイントを掴む問題とは正反対で、その会話全体から大筋を掴む能力が試される。

しかし、この問題にも対処法は存在する。それは、文章自体が短いことだ。文章が短いために、伝えたい内容はシンプルだし、更に大体は最後が疑問形で終わるか、これから何をすべきかの提案で終わる。

そのため、最後の数秒だけを聞いていてもこたえられる問題がほとんどだ。

最後の数秒を聞き取れればいいのだから、先のポイントを掴むスキルよりは勉強に費やす労力は少なくて済む。

英語が得意でない人は、まずはこちらの形式の問題をクリアしてから、先の述べた一人称形式の多い問題を解いてほしい。

利用するテキストとしては、スピードが速く、問題数が多いものを勧めたい。問題数を解くことで慣れるのはもちろん、かなりの高スピードでも聞き取れるようになれば点数は上がる。

以下のテキストがお勧めだ。問題数が多いだけでなく、電車内で片手間でリスニングできるように設計されている。

忙しい社会人であっても、聞き流す感覚で問題の最後の主張を聞き取ってほしい。

必要な内容だけを発見できるようになるリーディング力

リーディングに関しても、ある程度の対策で一気にスコアはアップする。元々、大学受験である程度の単語力はあったとはいえ、あまり追加の勉強をしなくとも私の場合は、リスニングよりも早くリーディングのスコアが向上した。

1か月ほど問題集を解き、形式になれるだけで300点台の人は400点台まで上がると思うので、早急にスコアアップが求められる人はリーディングから手を付けるといいと思う。

なぜリーディングに関してすぐにスコアが伸びるかというと、それはリーディングはほぼ文章やメールの文面、ポスターなどから必要な情報を抜き出す技能しか求めないからだ。

確かに文法や、大意把握に関する問題も出てくる。しかし、これらはリーディング500点満点中、100点くらいに過ぎない。

つまり、情報の抜出が8割近くの配点を占めている。極端な話、抜き取りさえ満点であれば、それ以外が全部間違っていても、リーディングで400点をとることは理論上可能となっている。

リーディングで必要な情報を抜き出す作業の手順としては、まず設問を見て、それから必要そうなところを探す、という方法だ。

日本語の現代文でも同様のテクニックを使用する人もいるように、選択肢を見てから文章を読んだ方が、圧倒的に短時間で大事な文章を探し出すことができる。

唯一の難点としては、文章全体をゆっくり読むことはできないので、何の文章を読んでいるかがわからなくなる場合が多いことである。

しかし、TOEICでは長文の最初にタイトルがついていることがほとんどなので、タイトルだけ読んで内容を創造しながら必要な項目を探すことができる。

早急にスコアを伸ばしたい人にとっては文章全体を早く読めるようになるより、多少粗くても全部の選択肢を答えられるように時間調整したほうが適切な戦略だと思う。

このやり方では文章の大枠を掴むことが難しいので、確かにリーディング全体で満点をとることは難しいかもしれない。

しかし、ポスターやメールの文章問題で大意把握は関係ないので、私も典型的な長文以外では例えTOEICで900点台をとれるようになっても選択肢を見てから解く方式を採用している。

勧めたいテキストとしては、二段階に分けられる。一段階目はTOEIC独特のテスト形式になれることだ。そのため、問題数は少なくとも、メールを模した問題形式などが含まれる以下のテキストを勧める。

一方、ある程度TOEIC独自の問題形式に慣れてきたら、TOEICの中でも時間を浪費する長文形式の問題に注力したほうがいいと思う。

短期間で点数をあげるテクニック

ここからは勉強方法とは異なるが、実際に使えるテクニックだけを記述する。これらのテクニックを採用することで極端な話、一日でもスコアアップが望めるはずだ。

リスニングで2択まで絞る方法

リスニングで正答率を上げるためには、TOEICに関しては消去法を使用するといい。英検やTOEFLであればこの方法はなかなかに難しいが、TOEICの場合はリスニングで最初の3単語ほどを聞いて消去法が使用できる。

特に、この方法は二人以上が会話していて、片方の問いに対してもう一方がどのように答えるべきか、という形式の問題に対して有効である。

この形式の問題は、1000点中、150点くらいを占めている。配点割合として低いと思われがちだが、二人での会話形式の問題はスピードが速かったり、選択肢にひっかけが入っていたりと、受験者の不正解を誘ってくる。

長い文章のリーディングのほうがスピードは遅く、さらに会話の中からそのまま抜き出せば済むものが多いので、実は会話形式の問題のほうがテクニックを求められる。

では、実際にどのように最初の数単語だけで判断したらよいのだろうか。

私が実際に行う思考プロセスと共に、解説する。会話形式の問題で選択肢が紙面に載っていない場合を想定して解説する。

まず、文章として仕事に関する会話が流れてきたとする。

その場合、既に最後に聞かれる答えは限られる。よく言う5WHで、

「次に何をするか(What)」、

「いつが締め切りか(When)」、

「どこに行けばいいか(Where)」、

「次にやることはなにか(Which)」、

「誰と誰の話か(Who)」、

「どのように問題に対処すべきか(How)」しか回答としては求められない。

そのため、文章を聞きながらシチュエーションを把握できたら、次にどの問題が出るかを予測する。

もし、書類がなくなってしまったというような内容なら、「Where」か「Who」、「How」が聞かれることが多く、いつ無くしたかを聞く「When」のような質問はないといっていいだろう。

更に、聞き進めると、恐らく誰がなくしたのかの責任問題なのか、どうやって対処すべきかの討議なのかも大体わかってくる。

こうなれば、「How」か「Who」を答えられる回答に絞られることとなる。

選択肢が流れてくるが、この二つに該当していないものは切ることができるので、4つの選択肢の内、大抵は2つほどに消去法で限定できるはずだ。

リーディングで答えだけを抜き出す方法

リーディングに関しても、どうやったら文章から素早く選択肢を見つけられるかのテクニックが存在する。

これはTOEICでしか使用できないテクニックなので、このアドバイスを万能だと鵜呑みにしないんで頂きたい。

TOEICの場合、長文で4問が設問として設定されている場合、多くの場合、段落が3つか4つと決まっている。これはなぜなら、一段落目と一問目が対応しているからだ。

つまり、一問目を答えるには、一段落目だけを注意して読めばいい。もしも答えが見つからなかったら、それは十中八九自分が段落内から答えを見つけられなかった場合である。

二回読んでも答えが見つからなかったら、自分の読み方が悪いか、問題が難しすぎて自分のリーディング力を超えているときである。

そういう時にはいつまでも同じ問題に時間をかけても勿体ないので、次の問題に移って後で戻ってこよう。

このテクニックが通用しないのは、Emailや、イベントの招待状、手紙などの文章である。これらの文章は設問と文章に出てくる順番が対応せずに出てくる。

そのため、ある程度の時間をかけて全体を読まないと答えが見つからない。

そのため、一般的な文章にはあまり時間を割かずに、TOEIC特有の文章問題に時間をかけるべきである。

特に大意把握問題が多いので、対策をする場合も英語が苦手な人は特殊な文章形式から始めよう。

テスト会場でのテクニック

ここでは会場で実際に筆者が行っていることを記述する。具体的には3つのことに気を遣ってTOEICを解いている。

鉛筆を使用する

一つ目は、使用する筆記具である。筆者はTOEICの場合、鉛筆を利用している。

理由としては、文章に線を引く場合、鉛筆のほうが目立ちやすいのと、何よりマークシートを塗りつぶす際に圧倒的に時間を短縮できるからだ。

TOEICでは意外と塗りつぶす時間が成否を分けるといっても過言ではない。何しろ200個もの選択肢を塗りつぶすのだから、芯の太さが太い筆記具で塗りつぶしたほうが圧倒的に時間短縮になる。

ただ、全ての形式のテストで鉛筆が有効なわけではない。TOEFLや英検であれば、リスニングで多くのメモを取らなければいけないため、メモを取っていて鉛筆の芯が折れてしまったら命取りとなる。

しかも、TOEFLに関しては文書に線を引くこともないので、シャープペンのほうが好ましいことは留意しておこう。

リスニングパートのマークシートは後から塗りつぶす

二つ目は、リスニングパートに関する塗りつぶし方法だ。先にも述べたが、リスニングパートはどれだけリスニングの前に設問を先に読んでおいて、リスニングで聞かれている内容を予測できるかにかかっている。

そのため、毎回問題を聞いて、答えをマークしている時間がもったいない。私も以前はしっかりと一問、一問、マークしていたが、次の問題を見たいのにマークをしていると気持ち的に焦ってしまっていた。

そこで、効率的なマーク方法などを模索したが、リスニングパートの各所に一定時間例題を聞く時間が設けられていることに気が付いた。

この時間を上手に利用できないかと考えたところ、リスニングパートで最初はマーク欄に印をつけておき、後から塗りつぶすことも可能だと思いついた。

以降は、答えに印をつけ、各パートの説明時間に塗りつぶすことで大幅に時間を短縮でき、問題を先に聞くことができるようになった。

早めに会場に着き、前のほうを確保する

一見すると、かなりばかばかしい方法かもしれない。しかし、前のほうに座ることはTOEICにおいては高得点をとることにおいては、かなり重要な条件である。

その理由としては、多くの会場では前に座ったほうがリスニングを聞きやすいからだ。

集団でTOEICを受ける際は、多くの場合は開催場所が大学の大教室といった、一回に相当な数の受験者を収容できる場所が選ばれる。

一クラス当たりの収容人数が厳密に決まっていない場合は席順も決まっておらず、到着した人の順番に前から座席が振り分けられる。

英検であれば受験番号順にしか座ることができないし、TOEFLでは個人ごとなので座席順番は関係ないが、TOEICでは早く会場に到着すればするほど前に座らされる。

もちろん、一般的な大学の40人規模を収容する教室がテスト会場として選ばれることもある。そうすると、席数と学生数が決まっており、座席位置も決定している場合もある。

この場合は、早くいって前のほうに座るというテクニックは使えない。

しかし、必ずTOEICのテスト会場は欠席で空いている席があるので、自分よりも前の列に空きがある場合には手を挙げて移動を希望してみよう。大抵はこの願いは聞き入れられる。

手を挙げることに抵抗がある人もいるかもしれないが、一瞬の恥のために我慢をするほうがもったいない。

受験料や貴重な週末を犠牲にしているのだから、遠慮せずにいい環境でテストを受けよう。

前に座ったほうがリスニングを聞きやすい理由としては、TOEICでは教室備え付けのスピーカーではなく、単にラジオカセットから音声を流すため、前に座っていたほうがより大音量でCDを聞き取ることができる。

後ろのほうに座っていてももちろん聞き取ることはできるが、リスニング問題の中でも高難易度のもの、特に話すスピードが速いものや、微妙なニュアンスを聞き取る問題は圧倒的に音量が大きいほうが聞き取りやすい。

後ろのほうに座ってしまったら、面接官に音量を上げるように頼むことはできるものの、常識の範囲内でしか音量を上げてもらえないため、やはり前のほうに座ったほうが得である。

早く会場に到着すると、やることがなくて困ってしまうかもしれないが、TOEICは途中でトイレ休憩もないので、すっかりと準備をする時間にあてて欲しい。

まとめ

いかがだっただろうか。今回の記事から、TOEICは他のテストと比べてテクニックや問題形式になれることが重要であり、ポイントを抑えることで早く高得点に到達できると感じたのではないだろうか。

社会人になって時間がない場合も、学生として短期間でスコアをとらなければいけない場合もIELTSなどに比べて対策が立てやすいので、早めに勉強を始めて欲しい。

私の経験からしても、TOEICである程度点数がとれていれば日系企業であれば一目置かれるし、外資系企業であっても認知度は上がってきている。

資格という意味でも以前より重要度は増している。 特にTOEICはビジネスの場面で使う挨拶や、メールを想定した場面が多い。

そのため、社会人になったばかりで英語のスキルが足りないと感じている人はその先のMBA留学や海外赴任の入り口として、TOEICで早めに高得点をとっておこう。

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今日は以上だ。

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