家を建ててはいけない年齢は?注文住宅に向いていない時期と縁起の悪い日【2024】

家を建ててはいけない年齢は?

「家を建ててはいけない年齢ってあるの?」

「家を建てるのに良い時期やタイミングが知りたい」

家を建ててはいけない年齢はあるのでしょうか?マイホームを検討している人にとって、一般的にどのくらいの年齢で家を建てている人が多いのか、気になるところです。

家の新築や購入は、人生の3大支出と言われる大きな買い物です。失敗をしないためにも、なるべく縁起の良い日に家を建てたいと考えている人は多いでしょう。

そこでこの記事では、家を建ててはいけない年齢や時期があるのか詳しく解説しています。家を建てるのに適した時期についても紹介しているので、マイホームを検討している方は参考にしてください。

家を建ててはいけない年齢は?

家を建ててはいけない年齢は?

家を建ててはいけない年齢はありません。何歳であろうと、資金さえあれば家を建てられます。

ただし、家を建てる際に住宅ローンを借りたい場合は、年齢の制限を受ける可能性があります。若すぎたり、歳を取りすぎていると返済能力を疑問視されるためです。

家を建てるための住宅ローンで不利になりやすい年齢

家を建てるための住宅ローンで不利になりやすい年齢

住宅ローンで不利になりやすい年齢

  • 20代前半
  • 50歳以上

20代前半までは収入が安定していないと判断される可能性がある

20代前半までは、住宅ローンを借りるのに不利になる可能性があります。社会経験の短さや収入の少なさから、返済能力が低いと判断されやすいためです。借入額を低めに設定しないと、ローンの審査に通らない可能性があります。

住宅ローンの審査では、勤続年数や年収、完済時の年齢などを確認します。たとえ今後も同じ会社で働くつもりでいても、金融機関は客観的な実績をもとに審査を進めるため、勤続年数が短い20代は評価が低くなります。

ただし、20代前半でも、公務員や上場企業で働いている場合は、審査で優遇される場合があります。中小企業で働いている他の20代よりも、収入が安定しているためです。

50歳以上は退職が迫っているため借り入れできる金額が制限される

50歳以上は定年退職が迫っているため、住宅ローンを借りるのに不利です。退職後の年金生活では収入が大きく下がるため、十分な返済能力がないと判断される傾向にあります。

金融機関では、住宅ローンの完済時の年齢を80歳までと設定していることがほとんどです。50歳以上でローンを組む場合は借入期間が短くなるため、その分、毎月の返済負担が大きくなります。

ただし、家を建てるための頭金を十分に貯めている人であれば、50歳以上で住宅ローンを組んでも無理なく返済できるでしょう。

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家を建てている年齢で多いのは30代

家を建てている年齢で多いのは30代

国土交通省の住宅市場動向調査によると、注文住宅を建てた人(世帯主)の割合で最も多かったのは、30代で36.9%でした。次いで40代が21.7%と多いです。

家を建てた人の割合
30歳未満 12.3%
30代 36.9%
40代 21.7%
50代 10.6%
60歳以上 17.9%

出典:令和4年住宅市場動向調査|国土交通省

フラット35を利用して家を建てた人も30代が多い

住宅金融支援機構のフラット35利用者調査でも、注文住宅を建てた人の割合は30代が最も多いです。30代で注文住宅を建てた人の割合は29.5%、土地付きの場合は41.4%でした。次いで、40代がどちらも25%ほどを占めています。

フラット35の利用者の平均年齢に注目すると、土地の有無によって多少の差があります。土地付き注文住宅の場合は39.6歳、土地を含めない場合は46.2歳でした。

土地付き注文住宅は借入額が高くなるため、必然的に利用者の年齢層が若くなっていると考えられます。

注文住宅 土地付き注文住宅
30歳未満 7.8% 16.9%
30代 29.5% 41.4%
40代 25.5% 24.7%
50代 17.8% 10.1%
60歳以上 19.4% 6.9%
平均年齢 46.2歳 39.6歳

出典:フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

家を建てるべきではない時期

家を建てるべきではない時期

  • 転勤をする可能性がある時期
  • 転職を控えている時期
  • 定年退職が近いとき
  • 物価が著しく高騰している時期

転勤をする可能性がある時期

転勤をする可能性があるなら、家を建てるべきではありません。持ち家の住宅ローンの返済に加えて、転勤先の居住費用がかかるため、経済的負担がさらに大きくなります

持ち家を賃貸物件にしたり売却するにしても、かなりの費用や手間がかかります。とくに金融や商社、メーカー企業などの転勤が多い仕事に勤めている人は、家を建てるタイミングを慎重に検討すべきです。

転職を控えている時期

転職を控えている場合も、家を建てないほうが良いでしょう。

住宅ローンは、年収をベースに借入額を設定することが多いです。転職して前職よりも年収が低くなってしまった場合、住宅ローンの負担が重くのしかかります

また、転職すれば勤務地も変わります。遠方に配属される可能性もあるため、転職前にマイホームを建てるのはおすすめできません。

定年退職が近いとき

住宅ローンを借りるなら、定年退職が近いときに家を建てるべきではありません。退職後は収入が激減してしまうので、住宅ローンを返済しながら生活するのが難しいためです。

たとえ再雇用で仕事を続けたとしても、年収はかなり下がってしまいます。不確定な退職金をアテにするのも避けたほうが良いでしょう。

そもそも、住宅ローンは80歳までの完済が想定されている場合が多いです。定年退職が近い場合、借入額が少なくなったり、毎月の返済額が高額になる可能性があります。

物価が著しく高騰している時期

物価が著しく高騰している時期は、家を建てるべきではありません。物価の高騰に伴って建築費用は高くなるため、予算をオーバーしたり、住宅ローンの負担が大きくなるリスクがあります

ただし、物価の見通しについて素人が判断するのは難しいです。家を建てるのに適している時期について、客観的なアドバイスを聞きたい人は「スーモカウンター」などを使って相談してみると良いでしょう。

家を建てるのに良い時期

家を建てるのに良い時期

  • 結婚や出産を控えているとき
  • 年収が増えて生活に余裕ができたタイミング
  • 金利が低いとき
  • 子どもが独立するとき
  • 国からの補助金を利用できるとき

結婚や出産を控えているとき

家を建てるのに良い時期は、結婚や出産を控えているときです。家族が増えることで生活に必要な間取りが変わるため、新しい住居を考える良い機会といえます。

賃貸の物件ではリフォームができないため、子どもの成長に合わせて間取りを変更したり、設備を買い替えたりできません。一軒家であれば、内装を自由に変えられるだけでなく、生活音による近隣トラブルも防ぎやすいです。

一般的に、家づくりにかかる期間は8~15ヶ月といわれています。マイホームを検討する際は、ライフプランを見据えて行動すると良いでしょう。

年収が増えて生活に余裕ができたタイミング

年収が増えて生活に余裕ができたタイミングで、家を建てるのがおすすめです。収入が多いほど住宅ローンの審査に通りやすく、理想の家を立てるのに十分な金額を借りられます

住宅ローンの借入額の目安は、一般的に年収の5~6倍と言われています。仮に年収が500万円だとすると、借入額の目安は2,500~3,000万円です。

ただし、限度額ギリギリでローンを組むのは避けるべきです。収入の多くを住宅ローンの返済に充てることになり、生活を圧迫してしまう恐れがあります。

金利が低いとき

金利が低いときも、家を建てるのに良い時期です。住宅ローンを組む際、低金利で契約できれば利息が少なくなるため、住宅資金を大きく減らせます

例えば、借入額を2,500万円、返済期間を35年と設定した場合、金利1.5%の総返済額は3,215万円、金利2.0%では3,479万円です(参考:フラット35)。金利0.5%の差でも、総返済額は250万円ほどの違いがあります。

住宅ローンの金利や審査の基準、借入限度額は金融機関ごとに異なります。住宅ローンで悩んだ際は、複数の銀行のプランを比較できるモゲチェックの利用がおすすめです。

子どもが独立するとき

子どもが独立するタイミングで家を建て替えるのも良いでしょう。子どもが独立すると、今まで生活していたスペースに余裕が生まれるため、家の建て替えを検討するのに適したタイミングといえます。

高齢になると階段の昇り降りがきつくなり、多少の段差でも怪我のリスクがあります。平屋にしたりバリアフリーを取り入れたりなど、安心して生活を送れるような家に住みかえるのがおすすめです。

また、子どもが独立すれば、お金に余裕が生まれます。浮いたお金を住宅資金に充てれば、生活を圧迫せずにマイホームを建てられるでしょう。

国からの補助金を利用できるとき

国からの補助金を利用できるときも、家を建てるのに良いタイミングです。例えば、2024年現在は「子育てエコホーム支援事業」を実施しており、省エネ性能の高い家を建てることで、国から80~100万円の補助金を受けられます。

他にも「サステナブル建築物等先導事業」を実施しており、対象になれば建築費をかなり抑えられます。

国からの補助金まとめ

内容
子育てエコホーム
支援事業
【対象】
省エネ性能の高い住宅の新築
・子育て世帯
(18歳未満の子どもがいる世帯)
・若者夫婦世帯
(夫婦いずれかが39歳以下の世帯)
【補助金】
・長期優良住宅 100万円/戸
・ZEH住宅 80万円/戸
サステナブル
建築物等先導事業
【対象】
先導性の高い省エネ化に取り組む住宅、非住宅の新築
【補助金】
・5億円/プロジェクトなど(限度額)
・補助率:1/2など

参考:支援事業一覧|国土交通省

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占いや風水の観点で家を建ててはいけない年齢・時期

占いや風水の観点で家を建ててはいけない年齢・時期

  • 厄年(やくどし)
  • 仏滅・赤口(しゃっこう)
  • 土用の日
  • 天中殺(てんちゅうさつ)
  • 空亡(くうぼう)
  • 大殺界(だいさっかい)
  • 沖(ちゅう)
  • 喪中・忌中

厄年(やくどし)

厄年の年齢
男性 25歳・42歳(大厄)・61歳
女性 19歳・33歳(大厄)・37歳

厄年は、厄災が多く降りかかるとされる年齢です。古くから根付いてきた風習で、家を建てる際も厄年は避けたほうが良いと言われています。

厄年は、性別ごとに年齢が定まっています。男性は25歳・42歳・61歳、女性の場合は19歳・33歳・37歳です。

中でも、男性の42歳と女性の33歳は「大厄(たいやく)」と呼ばれています。大厄は前後の1年間を含めて、何か新しいことを始めたり、大きな決断をするのは避けるべきだと考えられています。

仏滅・赤口(しゃっこう)

仏滅・赤口は六曜と呼ばれる日本の暦で、縁起が良くないとされている日です。

仏滅は「尊い仏をも滅ぼす日」という意味合いがあり、六曜のなかで最も縁起が悪いとされています。赤口は仏滅の次に縁起が悪く、公事や訴訟、契約の凶日と言われています。

土用の日

土用の日は、土を司る神様の「土公神」が支配すると考えられている期間です。土の気が活発になるため、期間中は土を動かしてはいけないとされています。家づくりの場合、期間中に地鎮祭や住宅の基礎工事は避けたほうが良いでしょう。

土用の日は、立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間で、合計約72日間あります。

2024年の土用の日

  • 春の土用の日:4/16(火)~5/4(土)
  • 夏の土用の日:7/19(金)~8/6(火)
  • 秋の土用の日:10/20(日)~11/6(水)
  • 冬の土用の日(2025年):1/17(金)~2/2(日)

天中殺(てんちゅうさつ)

天中殺は、算命学と呼ばれる占いの中で「天が味方をしてくれない時期」を指す言葉です。新しいことを始めても何も報われないと考えられており、期間中に家を建てるのは避けるべきでしょう。

天中殺は、生年月日の干支を基にして、その人の運勢や運命を鑑定する占いです。12年に2年、12か月に2ヶ月、12日に2日、12時間に2時間という細かいペースで運気が巡ってきます。

空亡(くうぼう)

空亡は、文字通り「空しく亡ぶ」という意味を持つ四柱推命の言葉です。天中殺と同じく、何をやっても結果が伴わない、苦労する時期とされています。

マイホームを取得しても良い方向に進まないということから、家づくりに適していないと考えれています。

大殺界(だいさっかい)

大殺界は、六星占術の中で「陰影・停止・減退」の3年間の運気を指す言葉です。運気が大きく低下する時期で、新しいことに手を出さずにじっとしている方が良いと言われています。

大殺界は、天中殺や空亡と同義として考えられることが多いです。ただし、大殺界の場合、運気の悪い期間が他よりも1年長く続きます。

沖(ちゅう)

「沖」は対立や衝突を表す言葉で、四柱推命で最も運気が悪いとされる時期です。あらゆるトラブルに巻き込まれやすく、突然の別れが訪れる時期だと考えられています。

忌中・喪中

占いや風水とは関係ありませんが、忌中・喪中も家を建てるべきではないと考えられている期間です。故人の死を悼む期間で、お祝い事や新しいことを始めるのはタブーとされています。

マイホームの計画中に身内の不幸があった場合は、ハウスメーカーの担当者に連絡を取って、今後の建築プランを確認するのが良いでしょう。

家を建てるのに縁起が良い日

くらしプラス 家を建ててはいけない年齢は?_家を建てるのに縁起が良い日

日本では、建築吉日と呼ばれる、家づくりを始めるのに向いている日があります。地鎮祭や着工、上棟式などの日取りを決める際の参考になる縁起の良い日です。

以下では、建築吉日の中でも特に縁起が良いとされる日を3つご紹介します。

大安

大安は「大いに安し」という意味があり、六曜の中で最も縁起が良いとされている日です。あらゆる物事において良い兆しが見られると考えられており、家を建てるでなく、結婚式や入籍などの様々なお祝い事に適しています。

大安は、1年を通して6日に1回訪れるため、建築プランを立てる際に日程を調整しやすいのが良い点です。

天赦日

天赦日は、日ごとの吉凶を表す「暦注下段」でもっとも縁起の良い日です。「天が万物の罪を赦(ゆる)す日」とも言われており、どんなこともうまくいく最上の吉日と考えられています。

天赦日は、1年間に6~7日とかなり少ないです。天赦日に契約や家の引き渡しなどをしたいという人は、早めに計画を立てておきましょう。

2024年の天赦日の一覧

  • 1月1日(月)
  • 3月15日(金)
  • 5月30日(木)
  • 7月29日(月)
  • 8月12日(月)
  • 10月11日(金)
  • 12月26日(木)

一粒万倍日

一粒万倍日は「一粒の籾(もみ)が万倍に実る稲穂となる」という意味を持つ吉日です。わずかなものが飛躍的に増えるということから、何かを新しく始めるのに最適な日と言われています。

また、天赦日と日にちが重なれば、さらに縁起が良くなると考えられています。2024年で天赦日と重なるのは、1月1日、3月15日、7月29日、12月26日の年4回です。

2024年の一粒万倍日の一覧

  • 1月:1日、13日、16日、25日、28日
  • 2月:7日、12日、19日、24日
  • 3月:2日、10日、15日、22日、27日
  • 4月:3日、6日、9日、18日、21日、30日
  • 5月:3日、15日、16日、27日、28日
  • 6月:10日、11日、22日、23日
  • 7月:4日、5日、8日、17日、20日、29日
  • 8月:1日、11日、16日、23日、28日
  • 9月:4日、12日、17日、24日、29日
  • 10月:6日、9日、12日、21日、24日
  • 11月:2日、5日、17日、29日、30日
  • 12月:13日、14日、25日、26日

まとめ

家を建ててはいけない年齢、というものはありません。年回りや運勢を意識しないのであれば、どの年齢で家を建てても問題ないでしょう。ただし、資金状況次第では、年齢によって理想の家を実現しにくい場合があります。

家を建てるなら、結婚や出産によって家族が増えたり、年収アップで生活に余裕ができたタイミングで検討すべきです。資金計画や土地探しに悩んだ際は、家づくりのプロであるスーモカウンターに相談しましょう。

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