
「おまとめローンのおすすめが知りたい」「借入先はまとめた方がよいの」と悩みを抱えている方もいるでしょう。
おまとめローンには、消費者金融系と銀行系の2種類があり、それぞれの特徴を理解してから申し込む必要があります。
また、デメリットを理解してから申し込まないと、利用開始後に後悔する可能性があるため注意しましょう。
本記事では、おまとめローンのおすすめ15選に加えて、選び方や審査に通過するコツなどを解説しています。
多額の借金に悩んでいて、おまとめローンの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
おまとめローンとは?
おまとめローンとは、複数の借り入れを一つにまとめられるサービスのことです。
複数の借り入れを一つにまとめると、金利が下がる可能性があり、最終的な返済総額を軽減につなげられます。
おまとめローンの利用を検討している場合は、まずサービスの特徴や借り換えローンとの違いについて確認しましょう。
おまとめローンの特徴
おまとめローンの特徴は、金利や返済額を軽減できる可能性がある点です。
利息制限法では、カードローンの金利の上限が次のように定められています。
借入額(元本) | 金利の上限 |
---|---|
10万円未満 | 年20.0% |
10万以上100万円未満 | 年18.0% |
100万円以上 | 年15.0% |
たとえば、100万円未満の借入先が複数ある場合は、それぞれの金利が年18.0〜20.0%で設定されているでしょう。
ただし、借入額の合計が100万円以上になれば、おまとめローンの利用にて年15%以下の金利で借り入れができるようになります。
金利が下がれば、毎月の支払い額も下がる可能性も高く、おまとめローンの利用にてトータルの返済額が抑えられます。
加えて、2社以上から借り入れていると、返済期日の管理が難しくなるでしょう。
おまとめローンで借入先を一つにまとめれば、毎月一回の支払いとなり、返済期日の管理が楽になります。
おまとめローンと借り換えローンの違い
おまとめローンと借り入れのローンの違いは、借入先の数です。
借り換えローンとは、現在の借り入れから乗り換えることで、金利が下がるローン全般のことです。
ただし、あくまでも金利を下げることが目的であるため、1社の借り入れ先を抱えている場合に利用できます。
一方で、おまとめローンとは、複数の借入先を抱えている方を対象にしたローンのことです。
そのため、2社以上の借入先を抱えている場合は、おまとめローンの利用を検討しましょう。
1社の借入先のみの方が金利を下げたい場合は、借り換えローンの利用がおすすめです。
おまとめローンの種類
おまとめローンの利用を検討している場合は、次の2種類の特徴を把握してから申し込むことが大切です。
- ・消費者金融系のおまとめローン
- ・銀行系のおまとめローン
消費者金融系のおまとめローンは、審査難易度の低さや審査スピードの早さが特徴です。
一方で、銀行系のおまとめローンは、金利の低さやクレジットカードの利用残高もまとめられる点が特徴として挙げられます。
消費者金融系のおまとめローン
消費者金融系のおまとめローンとは、消費者金融が提供しているおまとめローンのことです。
審査時間が短く、おまとめローンを今すぐ利用したい方におすすめです。
また、消費者金融系のおまとめローンは、銀行系のおまとめローンよりも上限金利が高く設定されています。
ただし、消費者金融系のおまとめローンは金利が高いものの、利用後に現在よりも金利が上がることはありません。
貸金業法にて金利が上がらないように制限されているため、確実に金利を下げたい方は、消費者金融系のおまとめカードローンの利用がおすすめです。
加えて、金利が高く設定される分、審査の難易度が低い傾向があります。
必ず審査に通過できるわけではありませんが、確実に利用したい場合は、消費者金融系のおまとめローンに申し込みましょう。
ただし、消費者金融系のおまとめローンを利用すると、追加での借り入れができなくなる点は注意が必要です。銀行系のおまとめローン
銀行系のおまとめローンとは、銀行が提供しているおまとめローンのことです。
審査の難易度が高い傾向があるものの、消費者金融系のおまとめローンよりも金利の上限が低く設定されています。
また、銀行系のおまとめローンは、クレジットカードの分割払いやリボ払いに適用できる点も特徴です。
消費者金融系のおまとめローンの中には、ローンからの借り入れのみが適応でき、クレジットカードの支払いがまとめられない場合があります。
クレジットカードの利用残高もまとめたい場合は、銀行系のおまとめローンの利用を検討しましょう。
ただし、銀行系のおまとめローンは、金利が上がらないような制限がされていません。
そのため、おまとめローンの利用により、金利が上がる可能性がある点は注意が必要です。
銀行系のおまとめローンを利用する際は、申し込み前に金利が上がらないのか、必ず確認しましょう。
おまとめローンのメリット・デメリット
おまとめローンのメリットは、借金の負担を軽減させられる点です。
多重債務者ではなくなるため、他のローンの利用もしやすくなるでしょう。
一方で、金利が高くなったり追加の借り入れができなくなったりなど、デメリットも存在します。おまとめローンのメリット
おまとめローンのメリットとしては、次のようなことが挙げられます。
- ・返済が月一回にまとめられる
- ・返済額を下げられる
- ・多重債務者ではなくなる
複数の借入先を抱えていると、それぞれの借入総額や返済額、金利などを把握する必要があります。
そのため、返済の管理が困難になるでしょう。
一方で、借入先を一つにまとめることで、毎月の返済額、借入総額などが把握しやすくなるでしょう。
おまとめローンを利用すれば、自身の借金状況が把握しやすくなり、返済計画が立てやすくなります。
また、複数の借入先を利用している場合、自身の借入総額に適していない金利で返済をしているかもしれません。
カードローンは借入額に応じて金利を設定するため、借入先を一つにまとめることで、自身に適した金利で返済ができるようになります。
金利が下がれば、返済すべき総額が減り、借金による金銭的な負担を軽減できるでしょう。
加えて、多重債務者ではなくなることで、ローンやクレジットカードの新規契約がしやすくなる点もメリットです。
おまとめローンのデメリット
おまとめローンのデメリットとしては、次のようなことが挙げられます。
- ・金利が高くなる場合がある
- ・追加で借り入れできない場合がある
おまとめローンにて借金を一つにまとめると、以前よりも金利が高くなる可能性があるため注意が必要です。
金利が高くなった契約をすると、トータルの支払い額が増え、返済の負担が大きくなります。
ただし、金利が高くなる可能性があるのは、銀行系のおまとめローンの場合のみです。
一方で、消費者金融系のおまとめローンは金利が高くならないものの、追加で借り入れできない可能性があります。
追加で借り入れをしたい場合は、他のローンを新規契約しなくてはいけません。
消費者金融系のおまとめローンに申し込む際は、追加で借り入れをしなくても問題ないかを考えましょう。
おまとめローンの5つの選び方
おまとめローンの選び方として、次の5つの方法が挙げられます。
- ・金利の低さで選ぶ
- ・借入限度額で選ぶ
- ・毎月の返済額で選ぶ
- ・返済方法で選ぶ
- ・お申し込み、契約方法で選ぶ
おまとめローンを選ぶ際は、一つの理由のみで選ばないことが重要です。
上記の内容をすべて確認してから、自身に適したおまとめローンを選ぶようにしましょう。
金利の低さで選ぶ
おまとめローンにおいて、金利の低さは非常に重要です。
金利が低ければ低いほど、トータルの返済総額や毎月の返済額が少なくなりやすく、借金の負担が軽減します。
ただし、おまとめローンは、金利の低さのみで選ばないようにしましょう。
金利は、個人の借入状況に応じて大きく変化し、金利が決まる基準も金融機関ごとに大きく異なります。
おまとめローンの金利の相場は、次のように幅が広いです。
おまとめカードローンの種類 | 金利の相場 |
---|---|
銀行系のおまとめカードローン | 年1.5〜16.0% |
消費者金融系のおまとめカードローン | 年3.0〜18.0% |
おまとめローンの種類を問わず、個人の借入状況に応じて、金利は最大で年15%程度の差が出ます。
また、銀行系のおまとめカードローンは金利が低めに設定されていますが、審査の難易度が高くなりやすいです。
加えて、おまとめローンごとにサービス内容は異なるため、金利の低さのみで選ぶと自身に適していないかもしれません。
おまとめローンを金利の低さで選ぶ際は、審査に通過できるか、自身に適しているサービスであるかなどの確認も大切です。
借入限度額で選ぶ
おまとめローンを利用する際は、借入限度額の範囲内でまとめられるかを必ず確認しましょう。
多くの場合、借入限度額は300万円〜1,000万円の間に設定されており、おまとめローンのサービスごとに大きな差があります。
それぞれの金融機関が定めている借入限度額よりも高い金額は、まとめられないため注意が必要です。
また、借入限度額に関しては、銀行系のおまとめローンの方が高い傾向にあります。
消費者金融系のおまとめローンは、借入限度額が300万円〜800万円程度である場合が多いです。一方で、銀行系のおまとめローンであれば、借入限度額を1,000万円近くに設定している場合も数多く見られます。
そのため、800万円以上の借り入れをまとめたい場合は、銀行系のおまとめローンの利用を検討しましょう。
毎月の返済額で選ぶ
毎月の返済額が少なくなれば、借金の負担を大きく軽減させられるでしょう。
そのため、おまとめローンを利用する際は、毎月の返済額が減るかどうかも考慮する必要があります。
また、毎月の返済額を確認する方法としては、申し込む前のシミュレーションを利用するとよいでしょう。
シミュレーションでは、借入残高、返済期間、金利をもとに計算をします。
ただし、自身のみで計算すると算出方法を間違える可能性があるため、シミュレーションツールを利用しましょう。
正確な毎月の返済額は算出できませんが、目安の返済額であれば算出できます。
加えて、おまとめローンが設定する最大の金利にてシミュレーションをすれば、毎月の返済額の上限がわかるでしょう。
シミュレーションで算出した返済額よりも、現在の返済額の方が高ければ、おまとめローンへの乗り換えがおすすめです。
返済方法で選ぶ
口座自動振替やコンビニATM支払いなど、おまとめローンのサービスごとに返済方法が異なります。
そのため、おまとめローンを利用する際は、自身が最も返済しやすい方法に対応しているものを選びましょう。
自身が最も返済しやすい方法を選択すれば、ストレスなく支払えるようになります。
また、返済方法のこだわりがない場合は、幅広い返済方法に対応しているものを選びましょう。
幅広い返済方法に対応していれば、契約後に自身に適している方法を見つけられます。
返済を滞らせないためにも、自身のライフスタイルに適しており、ストレスにならない返済方法を選ぶことは非常に大切です。
お申し込み・契約方法で選ぶ
おまとめローンは、申し込みや契約の方法で選ぶのもおすすめです。
とくに忙しくて時間が取れなかったり、手軽に申し込みたかったりする方には、申し込みがWeb完結のおまとめローンを選択しましょう。
申し込みから借り入れまでをWeb上でおこなえるため、時間や場所を問わず、おまとめローンとの契約ができます。
また、Web完結のおまとめローンを選ぶと、審査スピードが早くなる傾向がある点は非常に魅力的です。
書類提出を写真で送り、カードや郵送物なしの契約をすれば、申し込んだ日におまとめローンの利用ができる場合があります。
ただし、おまとめローンを申し込んだ日に利用開始するためには、即日融資に対応しているサービスを選ばなければいけません。
即日融資を希望する場合は、消費者金融系のおまとめローンの選択がおすすめです。
消費者金融系おまとめローンのおすすめ10選
消費者金融系のおまとめローンは、審査スピードが早く、即日融資に対応している点が特徴です。
また、銀行系のおまとめローンより、審査の難易度が低い傾向にあります。
そのため、今すぐおまとめローンを利用したい方、過去に支払いを延滞した経験がある方などにおすすめです。
アイフル おまとめMAX・かりかえMAX
アイフルには、おまとめMAXとかりかえMAXの2つのおまとめローンが用意されています。
それぞれの違いは、次のとおりです。
- ・おまとめMAX:アイフルを利用中、または利用したことがある方向け
- ・かりかえMAX:アイフルの利用がはじめての方向け
上記の2つのサービス内容には、大きな違いがありません。
ただし、かりかえMAXの場合は、アイフルの無人店舗または郵送にて契約とカードの発行をおこなう必要があります。
おまとめMAXであれば、アイフルの会員専用サイトからWeb完結で申し込みができます。
すでにアイフルと契約している方は、おまとめMAXに申し込むと、スムーズに借金をまとめられます。
また、アイフル おまとめMAX、かりかえMAXは、幅広い債務に対応している点も特徴です。
貸金業者のみではなく、銀行ローンやクレジットカードのリボ払いも、おまとめの対象に入ります。
プロミス おまとめローン
プロミス おまとめローンは、合計300万円までの債務をまとめられるおまとめローンです。
年6.3〜17.8%の間で契約でき、現在の借り入れしているローンよりも低い金利で借り換えられる可能性が高いでしょう。
また、返済日は毎月一回ですが、自身の都合に合わせた日程を選べる点が特徴です。5日、15日、25日、末日のいずれかから選べるため、お金に余裕がある給料日直後に設定するとよいでしょう。
借り入れから返済までの期間は、最長10年間です。
一般的なカードローンは、最長5年間である場合が多いため、余裕を持たせながら返済ができます。
加えて、おまとめの対象範囲に関しては、消費者金融やクレジットカードの借り入れなどです。
アコム 借換え専用ローン
アコム 借換え専用ローンは、インターネットや店舗など、さまざまな方法で申し込めるおまとめローンです。
すでにアコムを利用している方は、申し込みの前に「0120‐07‐1000」に電話をかけると、スムーズに手続きが進められます。
おまとめの対象となる債務は、消費者金融からの借り入れとクレジットカードのキャッシングのみです。
銀行カードローンからの借り入れ、クレジットカードのショッピング枠などは、おまとめの対象外となるため注意しましょう。
また、返済期間に関しては、最長12年3か月です。
最大で146回に分けて返済ができるため、債務額が大きい方は、毎月の返済額を抑えられます。
返済方法はインターネット完結やコンビニATMなどに対応しており、自身の都合に合わせた返済ができます。
中央リテール おまとめローン
中央リテール おまとめローンは、相談窓口の担当者が国家資格取得者であるため、安心して相談ができる点が特徴です。
貸金業務取扱主任者という資格を取得しており、専門的な知識をもとにしたアドバイスを受けながら、おまとめローンへの申し込みができます。
アイフルやプロミス、アコムなどの大手と比べて運営体制が小規模であるものの、金利は最大で年13%と低めです。
金利が低ければ低いほどトータルの返済額が減少するため、中央リテール おまとめローンをすれば、借金の負担を大きく軽減できるでしょう。
また、申し込みから借り入れまでが最短1日と、審査スピードが早い点も特徴です。
最高500万円までの債務をまとめられるため、高額な借り入れで悩んでいる方は、中央リテール おまとめローンに申し込みましょう。
レイク レイク de おまとめ
レイク de おまとめは、SBI新生銀行カードローン自動契約機への来店にて契約ができます。
ただし、本人確認と契約の手続きは来店する必要があるものの、申し込み手続き自体は電話のみで済ませられます。
借入額は最大500万円と高額で、金利は年6.0〜17.5%です。
申し込みの対象が満20歳〜70歳までの安定した収入のある方のみのため、多くの方が審査に通過できる可能性があります。また、自身の口座に振り込みをせず、レイク de おまとめから借入先に直接振り込んでもらえます。
そのため、手間をかけることなく借金をまとめられます。
SMBCモビット おまとめローン
SMBCモビット おまとめローンは、すでにSMBCモビットに入会している方を対象としたおまとめローンです。
電話にて申し込みをおこなったあと、会員専用サービス「Myモビ」にて契約の手続きを進めます。
契約の手続きにおいては、Web上ですべて完結するため、郵送物が送られる心配をする必要がありません。
また、借入限度額は500万円で、金利は年3.0〜18.0%です。
返済期間に関しては、最大13年4か月で160回に分けられるため、長期間かけて返済したい方におすすめできます。
ただし、消費者金融からの借り入れとクレジットカードでのキャッシングのみが、おまとめの対象である点については注意しましょう。
銀行のカードローンやクレジットのショッピング枠などの債務は、おまとめができません。
ライフカード サポートローン
ライフカード サポートローンでは、申し込みから最短7日間で借金をまとめられます。
金利は年12.0〜16.5%であるため、現在よりも低い利率で借り入れられる可能性が高いです。
また、借入額は最大500万円で、高額な債務をまとめたい方に向いています。
クレジットカードのショッピング枠もまとめられ、対象債務の幅が広い点が特徴です。
ただし、申し込み条件に関しては、満26歳以上で安定した収入のある方と設定されています。
法律上、ローンの利用は18歳以上から可能ですが、ライフカード サポートローンは独自に年齢制限を引き上げています。
満26歳以下の方は、申し込んだとしても審査に通過できないため注意しましょう。
ユーファイナンス ビッグローン
ユーファイナンス ビッグローンは、借入額が最大700万円と高額に設定されています。
一方で、最低の借入額も設定されており、借金の合計額が100万円以下の方は利用できません。
また、おまとめの対象範囲は、貸金業者からの借り入れのみです。
銀行カードローン、クレジットカードのショッピング枠などの債務は、おまとめの対象外となるため注意しましょう。
金利は7.3〜15%の間で設定され、返済期間は最長10年間です。
申し込みに関しては、公式サイトのお申し込みフォームから受け付けています。
申し込みフォームでは、連絡方法の選択欄に「当社より連絡」と「お客様より当社に電話」があるため、自身の好みのタイミングで連絡できる点は大きなメリットです。
ダイレクトワン お借換えローン
ダイレクトワン お借換えローンは、幅広い債務をまとめられる点が特徴のおまとめローンです。
カードローンからの借り入れのみではなく、クレジットカードのショッピング枠やキャッシング枠、リボ払いなどもまとめられます。
借入限度額は300万円までと設定されており、さまざまな債務をまとめたい方は、ダイレクトワン お借換えローンを利用しましょう。
ただし、申し込みの対象者に関しては、25歳以上の安定した収入と返済能力を有する方、当社基準を満たす方と設定されています。
25歳以下の方、または安定した収入を得ていない方は、審査に通過できないため注意が必要です。
いつも おまとめローン
いつも おまとめローンは、申し込みから借り入れまでをWeb上で完結できます。
ローンカードや郵送物なしでの契約ができるため、誰にも知られずに借り入れが可能です。
また、借入額は最大500万円で、金利は4.8%〜18.0%です。
20歳以上65歳以下で安定した収入があれば、貸付対象者に入るため、多くの方が利用できるでしょう。
ただし、返済期間が最大5年間と、他のおまとめローンと比較すると短めである点については注意が必要です。
銀行系おまとめローンのおすすめ5選
銀行系のおまとめローンは、低めの金利と高い借入限度額が特徴です。
一方で、金利が低く設定されている分、審査の難易度が高い傾向にあります。
消費者金融系のおまとめローンと比較すると、審査に時間がかかるため、急いでいない方におすすめです。
東京スター銀行 おまとめローン(スターワン乗り換えローン)
東京スター銀行 おまとめローン(スターワン乗り換えローン)は、金利が年9.8%、年12.5%、年14.6%のいずれかで固定されます。
また、借入額に関しては、30万円〜1,000万円と幅広い点が特徴です。
ただし、申し込み条件は厳しく設定されており、前年度の税込年収が200万円未満の方は申し込みできません。
利用中のローンを延滞している場合、債務整理の記録がある場合も、審査落ちとなります。
申し込みに関しては、電話でおこなうと最短2日、インターネットでおこなうと最短3日で仮審査に通過できます。
来店をせずに利用開始できるため、急いで借金をまとめたい方におすすめです。
イオン銀行 フリーローン
イオン銀行 フリーローンは、借り入れたあとの利用先が原則自由とされており、おまとめ以外の目的でも利用できます。
金利は年3.8〜13.5%で、借入額は最大700万円です。
契約にて決められた金額が一度にすべて振り込まれるため、追加で借り入れたい場合は、再度審査を受けなければいけません。
また、イオン銀行 フリーローンは、自身の口座に直接現金が振り込まれます。
借金をまとめる際は、自身で返済手続きをおこなう必要があるため注意しましょう。
横浜銀行 カードローン
横浜銀行 カードローンは、来店不要で申し込みができます。
金利は年1.5〜14.6%で設定され、最大1,000万円までの借り入れが可能です。
また、横浜銀行 カードローンの利用先は、制限されていません。
生活費の足しや急な出費など、おまとめ以外の理由でも利用ができます。
Webからであれば、24時間365日いつでも申し込みができ、最短即日での借り入れも可能です。
ただし、即日で借り入れたい場合は、口座への振り込みとなります。
銀行の営業時間次第では、振り込みが翌日になることもあるため、なるべく早い時間帯に申し込みを完了させましょう。
楽天銀行 スーパーローン
現在、楽天銀行 スーパーローンは通常金利を半額に設定しており、年0.95〜7.25%で借り入れができます。
楽天会員のランクに応じて審査が優遇されるため、楽天会員の方で審査に不安がある方や高額な借り入れをしたい方におすすめのローンです。
加えて、条件を達成すれば、最大で3万1,000円が獲得できるキャンペーンも開催しています。
借り入れや返済に関しては、コンビニATMやインターネットで取引をすれば、24時間365日いつでも可能です。
また、最短当日で審査結果が届くため、借り入れに急いでいる場合は、楽天銀行 スーパーローンを利用しましょう。
auじぶん銀行 じぶんローン
auじぶん銀行 じぶんローンでは、すべての手続きをスマートフォンで完結できます。
時間や場所を問わず、スムーズに手続きを完了させたい方には、auじぶん銀行 じぶんローンへの申し込みがおすすめです。
また、借金をまとめたい場合、年0.98〜12.5%の利率で契約できる借り換えコースを選択しましょう。
通常の契約である誰でもコースよりも低い金利で借り入れでき、借り換え以外の利用もできます。
加えて、au IDを保有している方であれば、年0.5%の金利優遇が受けられます。
おまとめローンの審査・借入時の注意点
おまとめローンの審査や借入時に注意すべき点は、次のとおりです。
- ・他社のローンを解約する
- ・おまとめ以外の目的で利用しない
- ・収入証明書の提出が必要になる
- ・なるべく繰り上げ返済する
おまとめローンにはデメリットも存在するため、事前に注意点を理解していなければ、後悔する可能性も考えられます。
また、事前に注意点を把握していれば、スムーズに利用開始できるでしょう。
他社のローンを解約する
審査通過後、おまとめローンの利用を開始したら、他社のローンを解約しましょう。
おまとめローンは、そもそも他社のローンの解約を前提に利用できるサービスです。
利用規約にて、他社のローンの解約が定められている場合もあり、違反となれば一括返済を求められる可能性も否定できません。
そのため、他社のローンを解約せずに放置するのは、非常にリスクが高い行為です。
一方で、他社のローンの解約が利用規約に定められていない場合もあります。
しかし、おまとめローンを利用する理由は、借金を一つにまとめて金利や返済額を下げることです。
せっかく借金の負担を軽減させたのにもかかわらず、他社のローンを解約せずにいると、再度借り入れをする可能性も考えられます。
借金の負担を増加させないためにも、おまとめローンを利用する際は、必ず他社のローンを解約しましょう。
おまとめ以外の目的で利用しない
おまとめローンは、基本的に自身の口座への振り込みや現金の引き出しができません。
自身が現在契約しているローンに対して、おまとめローンが直接振り込むため、おまとめ以外の目的で申し込まないようにしましょう。
上記のような仕組みのおまとめローンを利用すると、追加での借り入れができなくなります。
一方で、おまとめローンの中には、自身の口座に直接振り込まれる場合もあります。
自身の口座へ直接お金が振り込まれたとしても、借金をまとめるお金であるため、他の目的で利用してはいけません。
目的以外の利用をすると、規約違反になり、一括返済を求められることも考えられます。
おまとめ以外の目的でも利用したい方は、幅広い利用目的に対応しているローンを選びましょう。
収入証明書の提出が必要になる
おまとめローンでは、本人確認書類と併せて収入証明書の提出が必要になる場合が多いです。
次のような条件に当てはまる場合、貸金業法にて「収入を証明する書類」の提出が必要であると定められています。
- ・ある貸金業者から50万円を超えて借入れる場合
- ・他の貸金業者から借入れている分も合わせて合計100万円を超えて借入れる場合
借入額が100万円以上になると、上限金利が年18.0%から年15.0%に下がることで、おまとめローンを利用する方も多いでしょう。
上記のような場合は、収入を証明する書類が必ず求められるため、事前に準備する必要があります。
また、求められる書類としては、直近2か月分の給与証明書、源泉徴収票、課税証明書などが一般的です。
ただし、金融機関ごとに指定している書類が異なるため、申し込み前に公式サイトを見て確認しましょう。
加えて、用意する書類は、最新の年度のものでなければいけません。
なるべく繰り上げ返済する
おまとめローンを利用したら、なるべく繰り上げ返済するように心がけましょう。
繰り上げ返済とは、毎月の最低返済額よりも多く返済することです。
借金は毎日利子が追加されるため、繰り上げて返済を早めることで、トータルの返済額を少なくできます。
ただし、繰り上げ返済を意識しすぎると、自身の生活が苦しくなるでしょう。
ストレスを抱えずに借金を完済するためにも、無理のない範囲での繰り上げ返済を心がけることが大切です。
一方で、最低返済額のみを返済していると、完済までに非常に長い時間がかかります。
お金に余裕ができたときは、繰り上げ返済を積極的におこない、なるべく早く完済できるようにしましょう。
おまとめローンの審査に通過するコツ
おまとめローンの審査に通過するコツとしては、次の4つが挙げられます。
- ・複数のローンに同時申請しない
- ・延滞、滞納をしない
- ・虚偽申告をしない
- ・貸付条件を確認しておく
上記のコツを把握しなければ、審査に通過できなかったり、一括返済を求められたりする可能性があります。
おまとめローンの利用に影響が出ないよう、上記のコツを把握してから利用するようにしましょう。
複数のローンに同時申請しない
おまとめローンを利用したい場合は、複数のローンに同時申請しないようにしましょう。
短期間で複数のローンに同時申請するのは、金融機関からお金に関するトラブルを疑われる行為です。
金融機関は、貸し倒れのリスクを避けなければいけません。そのため、お金に関するトラブルを抱えていると疑われた場合、審査落ちになる可能性が高くなります。
また、信用情報機関にて、ローンへの申し込み記録が残る期間は6か月です。
一度、申し込んで審査に落ちたとしても、すぐに申し込まずに6か月間は期間を開けましょう。
信用情報機関から申し込みの記録が消えれば、お金に関するトラブルを疑わずに審査を受けられるようになります。
延滞・滞納をしない
おまとめローンを利用するためには、延滞や滞納をしないことが大切です。
ローンの審査では、申し込み者に返済能力があるかの確認が義務付けられており、信用情報機関の記録が確認されます。
過度な延滞や滞納をすると、信用情報機関に記録が残るため、審査落ちになる可能性が高いです。
一方で、延滞や滞納の情報が確認されなければ、信用情報機関の記録は審査に悪影響をもたらさないでしょう。
また、信用情報機関に記録されるものとしては、主に次のようなことが挙げられます。
- ・クレジットカードの支払い
- ・ローンの返済
- ・スマートフォンの分割払い
クレジットカードやローンのみではなく、スマートフォンの分割払いなど、さまざまな情報が記録されます。
支払いの管理を怠ると、気づかないうちに延滞や滞納の記録が残る可能性があるため注意が必要です。
虚偽申告をしない
おまとめローンに申し込む際、虚偽内容で申し込んではいけません。
申し込みフォームに記載した内容は、信用情報機関や本人確認書類などにて照会されます。
虚偽内容で申し込んだとしても、金融機関に嘘がバレて審査落ちになる可能性が高いです。
また、虚偽申告は審査落ちになるのみではなく、社内ブラックになる可能性もあります。
上記の場合で社内ブラックになると、虚偽申告をした金融会社とは、今後一切の契約ができなくなるかもしれません。
金融機関は、信用をもとにローンの貸付をしています。
虚偽申告は信用を大きく失う行為であるため、おまとめローンを利用したければ、正しい情報で申し込みをしましょう。
仮に虚偽申告で審査に通過したとしても、契約後に嘘が発覚した場合、一括での返済が求められることもあります。
貸付条件を確認しておく
貸付条件とは、職業や年収などの申し込みの際に求められる条件のことです。
それぞれのローンごとに貸付条件は異なるため、申し込んでも問題がないかを確認する必要があります。
事前に貸付条件を確認すれば、おまとめローンの審査に落ちる可能性が低くなるでしょう。
ローンへの過度な申し込みは、審査落ちの原因となる可能性があるため注意する必要があります。
審査に落ちたことが理由で、短期間に何度も申し込みをおこなうと、いわゆる申し込みブラックになる可能性もあります。
審査落ちを防ぐためにも、自身の職業や年収が金融機関の定める貸付条件に当てはまるかを必ず確認しましょう。
まとめ
おまとめローンにて借入先を一つにまとめれば、借金の負担軽減につなげられます。
金利や毎月の返済額が減る可能性があり、多額の借金で悩んでいる方は、おまとめローンの利用がおすすめです。
ただし、おまとめローンを利用する際、金利が高くなったり追加の借り入れができなくなったりする点には注意しましょう。
また、審査の通過には、金融機関の信用を得ることが大切です。
支払いの延滞や滞納、虚偽情報での申し込み、複数ローンへの同時申し込みなどは、信用を失う行為であるため気をつける必要があります。
おまとめローンの利用を考えている方は、上記のような行動を避け、本記事で紹介したおまとめローンに申し込んでみてください。
<参考リンク>
日本貸金業教会 上限金利について
日本貸金業協会 年収を証明する書類とは