
2022年4月1日に成年年齢が満20歳から満18歳に引き下げられたことで、19歳でも親の同意なしにカードローン契約ができるようになりました。
では19歳であればアコムでお金を借りられるのでしょうか。
結論から申し上げますと、19歳の方はアコムでお金を借りられません。
今回の記事ではアコムを含む大手消費者金融のカードローン契約と年齢条件について詳細に解説します。
また、19歳でお金を借りたいときの解決策や注意点も併せて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アコムのカードローンは19歳で借りられる?
はじめに、アコムのカードローンは19歳で借りられるのかどうかについて、次の2点を中心に解説します。
- ・19歳はアコムで借りられない
- ・19歳がアコムで借りられない理由
アコムのカードローンの年齢制限について詳細を確認しましょう。
19歳はアコムで借りられない
19歳の方はアコムのカードローン契約を結べません。
アコムで借り入れをするためには、次の2つの貸し付け条件をまずクリアする必要があります。
- ・満20歳以上
- ・安定収入がある
実は成年年齢の引き下げとともに、アコムでも貸し付け条件の年齢を引き下げた時期がありました。
しかしアコムでは2023年4月24日から一時的に18歳、19歳の方への新規申し込みを停止しています。
アコムの公式サイトを確認すると「業務の一部見直しにより一時的に停止」と記載されていますが、20歳未満の方への貸し付け再開は未定です。
20歳未満の貸し付けを一時停止する前は19歳の方もアコムで契約できたため、混乱するかもしれませんが、現在は19歳の方への貸し付けを停止しているため注意しましょう。
19歳がアコムで借りられない理由
19歳がアコムで借りられない具体的な理由は公表されていません。
しかし18歳、19歳の方は社会経験が未熟で、悪質業者からターゲットにされる恐れがあることから、貸金業者には被害を防止するための取り組みが求められています。
とくに民法で成年年齢が引き下げられたことで、18歳、19歳の方も未成年者取消権を行使できなくなりました。
未成年者取消権とは保護者の同意なしに締結した契約を取り消すことができる権利です。
比較的収入が低い若年者を過剰融資から守るためにも、貸金業者全体で20歳未満への貸し付けを自主規制する動きがあります。
19歳への貸し付けをおこなう消費者金融もありますが、19歳への融資には原則収入証明書の提出を求め、申し込み者の返済能力を慎重に審査する傾向です。
他社は何歳から借りられる?
アコムは満20歳以上の方を貸し付け対象にしていますが、アコム以外の消費者金融では貸し付け対象年齢を何歳に設定しているのか解説します。
貸し付け対象年齢を比較する消費者金融は次のとおりです。
- ・プロミス
- ・レイク
- ・アイフル
- ・SMBCモビット
紹介する消費者金融のなかには19歳でも借り入れができるカードローンもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
プロミス
プロミスでは満18歳から74歳の方が貸し付け対象です。
安定収入があれば19歳で学生の方でもプロミスで借り入れできますが、20歳未満の方の新規申し込みには、必ず収入証明書の提出を求められます。
収入証明書を提出できる方であれば、たとえ19歳で収入がアルバイトのみでも、カードローン審査に通過するとプロミスで借り入れが可能です。
最短25分で即日融資も可能であるため、19歳の方ですぐにお金が必要な方はプロミスのカードローンを検討するとよいでしょう。
レイク
レイクの貸し付け対象年齢はアコム同様、満20歳以上です。
19歳の方はレイクのカードローンは利用できませんが、レイクは他社と比べて無利息期間が長いため満20歳を超えた方には借り入れ先として選択肢の一つとなるでしょう。
なお、レイクをはじめて利用する方の無利息期間は60日間、少額であれば180日間です。
一般的に消費者金融をはじめて利用する方に適用される無利息期間は30日間が多いため、一時的にお金が必要な方は利息なしでお金を借りられる可能性があります。
アイフル
アイフルの貸し付け対象年齢も、アコム同様に満20歳以上です。
19歳の方はアイフルでお金を借りられないため、今すぐにお金が必要な方は他社での借り入れを考えましょう。
なお、大手消費者金融であるアイフルは申し込みから融資まで最短20分で完了するスピーディさが特徴です。
また女性専用カードローンSulaliでは、女性専用ダイヤルや女性向けのカードデザインが用意されており、女性にも利用しやすくなっています。
SMBCモビット
SMBCモビットも、アコム同様に満20歳以上の方が貸し付け対象です。
たとえ親の同意があるとしても19歳の方はカードローン契約ができないため注意しましょう。
なお、SMBCモビットでは三井住友銀行ATMを手数料無料で利用できたり、LINEと連携できたり、はじめて利用する方でも利用しやすいサービスが整っています。
19歳がお金を用意する必要があるときの解決法
19歳でお金を用意する解決策として、次のような方法が考えられます。
- ・クレジットカードのキャッシング枠を利用する
- ・学生ローンを利用する
- ・年齢制限にかからない消費者金融を利用する
- ・短期アルバイトでお金を稼ぐ
19歳の方はアコムでは借り入れができませんが、19歳でもお金を用意する方法は複数あります。
ただし、違法に営業する闇金には手をださないようにしましょう。
闇金は貸金業法に則って営業しないため、法外な利息請求や、違法な取り立てが横行しています。
19歳でお金が必要な方は、本項で紹介する方法を利用しましょう。
クレジットカードのキャッシング枠を利用する
19歳ですぐにお金が必要であれば、クレジットカードのキャッシング利用が一番早くお金を借りる方法です。
クレジットカードにはキャッシング枠が付帯されていることが多く、コンビニエンスストアや銀行のATMですぐにお金を引き出せます。
また、キャッシング枠はクレジットカード発行時にすでに審査が終わっており、利用時に追加のカードローン審査も必要ありません。
キャッシングの借入限度額は契約によって異なるため、いくら借りられるかわからない方はマイページやカスタマーサービスで確認が必要です。
ただし、保有するクレジットカードにキャッシング枠が付帯されていない場合は、あらためてキャッシング枠を申し込む必要があります。
その場合は借り入れ審査に通過する必要があることを覚えておきましょう。
学生ローンを利用する
19歳の方がお金を借りる方法として、学生ローンが挙げられます。
学生ローンとは学生を対象にしたカードローンです。
貸し付け対象を学生に限定しているため、貸し付け対象年齢を18歳以上と設定する金融機関が多く、19歳の方でも申し込めます。
ただし学生ローンは社会人向けの融資をおこなわないため、新規申し込みの時点で学生であることが融資の条件です。
20歳を超えていても、申し込みのときに社会人であれば借り入れできないため注意しましょう。
なお、学生ローンは奨学金や目的別ローンと異なり、借り入れ金額の利用目的が限られないフリーローンです。
学費に限定されず、生活費やレジャーなどさまざまな目的で利用できる点が、学生ローンを利用するメリットといえるでしょう。
年齢制限にかからない消費者金融を利用する
19歳の方がお金を借りる方法として、年齢制限にかからない消費者金融の利用も挙げられます。
アコムでは19歳の方への融資をおこなっていませんが、同じ消費者金融でもプロミスは満18歳以上の方を貸し付け対象にしています。
また、中小の消費者金融では満18歳以上を貸し付け対象にするところもあるため、貸し付け対象年齢を確認してから申し込むとよいでしょう。
ただし、19歳の方への融資には原則として収入証明書の提出が求められます。
19歳の方で消費者金融の利用を考えている方は、必ず事前に収入証明書を準備しておきましょう。また、消費者金融は総量規制の対象です。
総量規制により年収の3分の1までしか融資できないため、カードローン契約ができたとしても、収入が少ない方は借り入れ希望額が減額される可能性があります。
短期アルバイトでお金を稼ぐ
19歳でお金が必要な方は、短期アルバイトもおすすめです。
短期アルバイトは1日や数日の勤務で給料をもらえるため、一時的にお金が足りないときに応募するとよいでしょう。
単発アルバイト専門の求人情報アプリを活用し、事前に登録しておくとお金が必要なときにすぐ応募できます。
さらに日払いや前払いに対応する会社であれば、必要なときに給料をもらうことも可能です。
通常は短期アルバイトでも給料日に給料が振り込まれますが、日払いや前払いに対応する会社を選んでおくと、急な出費の際にも困らずに済むでしょう。
アコムの年齢に関するよくある質問
アコムの申し込み年齢に関する「よくある質問」は次のとおりです。
- ・未成年OKの無審査で即日融資される消費者金融に申し込んでよい?
- ・年齢を詐称して融資を受けるとどうなる?
- ・未成年は親の同意があれば借りられる?
19歳の方が融資を受ける際の注意点も含まれるため、借り入れを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
未成年OKの無審査で即日融資される消費者金融に申し込んでよい?
「未成年OK」「無審査で即日融資」など、甘い言葉を掲げる消費者金融は危険です。
まず大前提として、法律により未成年は親の同意なしにカードローン契約を結べません。
また、貸金業者は貸金業法により、融資をおこなう際に必ず返済能力の有無を確認する必要があります。
すなわち未成年への融資や、無審査で即日融資をおこなうのは違法行為であり、違法に営業する貸金業者はいわゆる闇金です。
闇金は法外な利息を請求する貸金業者で、一度手を出すと利息ばかりで元金を返済できず、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
犯罪に巻き込まれるリスクもあるため、甘い言葉で勧誘するような貸金業者には手を出さないようにしましょう。
年齢を詐称して融資を受けるとどうなる?
年齢を詐称して融資を受けると、犯罪行為とみなされる可能性があります。
具体的には強制解約、または借入残高の一括返済を求められるでしょう。
実際にはカードローン審査の際に必ず本人確認書類を提出するため、年齢を詐称してもすぐに嘘は発覚します。
19歳でも借りられる消費者金融もあるため、自身の年齢でも借りられる消費者金融を探して申し込みましょう。
未成年は親の同意があれば借りられる?
法律により、未成年は親の同意なしにカードローン契約を結べません。
仮に親の同意なしでカードローン契約を結ぶと、民法の「未成年者契約の取り消し」により契約を取り消される可能性があります。
なお、通常のカードローンは18歳もしくは20歳以上を対象としているため、未成年では契約できません。
未成年がお金を借りるのであれば、親のクレジットカードのキャッシング枠を利用する方法があります。
クレジットカードの家族カードは、親の同意があればキャッシング枠を付けられます。
保有するクレジットカードにキャッシング枠を付帯されているかどうかは、親に確認してみましょう。
まとめ
アコムの貸し付け対象年齢は満20歳以上です。
しかしプロミスのように19歳でも借りられる消費者金融もあります。
18歳や19歳で今すぐお金が必要な方は、18歳から借りられる消費者金融を探して申し込みましょう。
なお、未成年OK、審査なしなど、甘い言葉で誘う貸金業者は闇金です。騙されて借り入れをしないように注意しましょう。