おとり物件とは?見分け方や釣り物件に騙されないためにはどうしたらいい?

最終更新日:2021年10月19日
おとり物件のイメージイラスト


おとり物件とは?騙されないためにはどうしたらいい?という疑問を解決します。

おとり物件を見分けるための特徴や、おとり物件を見つけたときの対処法、避けるべき不動産屋についても紹介しています。

お部屋探しで以下のようなことにならないためにも、是非参考にしてください!

おとり物件に引っかかって無駄足になってしまった人の体験談漫画

この記事は、不動産屋「家AGENT」池袋店の阿部さんにも内容を監修してもらいました。

阿部さん

「家AGENT」池袋店の店長で、賃貸業界歴5年以上です。管理職になる前の年間接客件数は380~400件と経験豊富です。お部屋探しに関して、設備や費用などの悩みも的確にアドバイスしています。

おとり物件とは

おとり物件とは「実際は契約できないのにサイトや店頭に掲載されている物件」のことです。

実際には取り引きできない物件なので「内見したい」と思って不動産屋に行っても、別の物件を紹介されてしまいます。

阿部さんのアイコン 阿部
おとり物件は「釣り物件」や「おとり広告」と呼ばれているケースもありますが、意味は同じです。

なぜおとり物件が存在するのか?

おとり物件が存在する理由は2つあります。広告を出している不動産屋の「不注意によるもの」と「悪意によるもの」の2つです。

以下で、それぞれ詳しく解説していきます。

不注意でおとり物件になってしまうパターン

不動産屋の不注意によって、実際には募集していない物件が広告宣伝したままになっている場合があります。

インターネットに掲載した当初は取引可能だったが、成約済みとなった物件を削除し忘れてしまうことがあるからです。

特に1~3月の繁忙期は、物件が動くスピードが早いため更新が間に合わないこともあります。

不動産屋は広告掲載している情報を定期的に確認しています。しかし、リアルタイムに情報更新ができないので、結果的におとり物件になってしまうのです。

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使っているシステムによっても差があります。システム上では削除されていても、インターネット上に数日間は掲載されたままになっていることもあります。

悪意でおとり物件を広告しているパターン

悪意でおとり物件を広告しているパターンのイラスト
多くのお客さんに来店してもらうために、実際には契約できないと知っていながら、好条件の物件を広告宣伝している悪質なパターンです。

来店したお客さんには「別のお客さんで契約が決まってしまった」と言い、別の物件を紹介しようとするのです。

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他にも「トラブルが多い物件ですよ」「大家さんが変わっている人なんです」など、さまざまな理由をつけて別の物件を紹介してこようとします。手口も巧妙化しているので、騙されないように気をつけてください。

賃貸サイトに掲載されている約12%がおとり物件と言われている

不動産広告の調査や指導をおこなっている首都圏不動産公正取引協議会が、スーモやホームズなど大手4つの賃貸検索サイトで、おとり物件の調査をおこないました。

2021年2月に発表した「インターネット賃貸広告の一斉調査報告(第8回)」によると、調査対象335物件のうち41件が「おとり物件」でした。

割合にすると約12%がおとり物件です。また、不動産業者別で見ても、36社中13社(約36%)がおとり物件を広告していました。

過去にも調査がおこなわれていますが、おとり物件は一向になくなる気配がありません。

おとり物件の特徴

おとり物件にはいくつか特徴があります。以下で特徴を紹介するので、おとり物件を避けたい人は参考にしてください。

ただし、項目に当てはまるからといって全てがおとり物件であるとは限らないので注意しましょう。

・相場に対して家賃が安い
・募集広告に「物件名」が表記されていない
・住所の詳細表記がない
・物件情報に「仲介先物」と表記されている
・物件の画像がない or 使いまわし
・賃貸サイトで1社しか掲載していない
・定期借家契約になっている

相場に対して家賃が安い

家賃がエリアの相場と比べて安すぎる場合、おとり物件の可能性があります。

賃貸物件の家賃は、周辺物件の相場を参考にして決められます。自殺や事件があったなど、余程の訳あり物件でない限り相場から大きくかけ離れることはありません。

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誰が見ても好条件だと感じるお部屋は、掲載開始から2週間あれば埋まってしまいます。長期間好条件の物件が残っている事は少なく、相場より安く、長期間募集されている物件はおとり物件の可能性が高いです。

募集広告に「物件名」が表記されていない

物件名が表記されていない場合もおとり物件の可能性があります。他の不動産会社にバレないように物件名を伏せているためです。

しかし、大家さんが住んでいる物件では、プライバシーを守るためあえて物件名を表記していない場合があります。

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物件名が決まっていない新築では表記できないケースもあります。不審に思ったら不動産屋に物件名を確認してみると良いでしょう。

住所の詳細表記がない

「住所が○○区まで」「細かい枝番がない」といった場合もおとり物件を疑うべきです。

住所を載せてしまうと、他の不動産会社や大家さんにバレてしまう可能性が高くなるため、載せていない場合があります。

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そもそも物件自体が存在していないケースもあります。住所の詳細表記がない場合は、物件名などで検索してみて本当に存在するのか確かめてみると良いです。

物件情報に「仲介先物」と表記されている

宅建業法34条によると、不動産取引は必ず大家さんとの関係を提示する決まりになっています。この関係を取引様態と言います。

取引様態の欄に「仲介先物」と記載されている場合、大家さんの間に直接的な関わりが無いことを表しています。つまり、おとり物件として掲載しても大家さんにバレないのです。

物件情報の公開元と大家さんとの関係性は、基本的に「貸主」「代理」「仲介元付」「仲介先物」の4種類です。それぞれの大家さんとの関係性は以下の通りです。

貸主 大家さん本人
代理 大家さんと関わりが深い代理人
仲介元付 大家さんに直接物件情報の掲載を任されている人
仲介先物 仲介元付に物件情報の掲載を任されている人、大家と直接の関わりはなし

取引様態が「代理」や「貸主」になっているお部屋は、おとり物件の可能性が低いです。大家さん本人や不動産の管理会社が仲介会社を通さずに直接、入居者を募集しているからです。

数は少ないですが取引様態で絞って探してみるのも1つの手です。

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サイトによって「一般媒介」や「仲介」と書かれているものがありますが、その場合は「仲介元付」か「仲介先物」のいずれかになります。どちらに当てはまるのかは不動産屋に直接確認するしかありません。

物件の画像がない or 使いまわし

情報欄に物件の画像がなかったり、同じ画像を使いまわししているものはおとり物件である可能性があります。

「物件の詳細写真が見たいんですがありますか?」とお客さんに問い合わせさせて、来店を促す手法です。

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新築の場合は写真撮影できないので画像がないことが多いです。

賃貸サイトで1社しか掲載していない

一般的に大家さんは早く入居者を決めるために、いくつかの不動産屋や賃貸サイトに広告の募集を出します。

広告掲載の流れがわかるイラスト

にも関わらず、その物件を掲載している不動産屋が1社しかない場合は、おとり物件である可能性があります。

阿部さんのアイコン 阿部
複数のサイトに掲載されているけど、他のサイトと条件が違っている場合は注意しましょう。問い合わせするときは、他のサイトと条件が違う点を伝えて正しい情報を確認してください。

定期借家契約になっている

定期借家契約とは、貸主が決めた期間しか入居できない契約のことです。

賃貸契約で一般的な「普通借家契約」は2年契約で更新すれば住み続けられますが、定期借家契約の場合は更新ができないので満了時に解約になります。

おとり物件では、良い条件の物件を3ヶ月~半年の定期借家契約で募集し来店させます。その後、短い期間しか住めないことを説明して別の物件を紹介するという手口が使われています。

阿部さんのアイコン 阿部
サイトで検索するときは「定期借家を除く」にチェックを入れて探すと効率的です。

定期借家は賃貸物件の約2.3%ほどと少ないです。ちなみに、定期借家契約でも貸主が許可を出せば再契約して住み続けられます。

おとり物件に騙されない方法

おとり物件に騙されないためには、不動産屋に行く前に「本当に物件が空室かどうか」確認しないといけません。

空室確認するためには、物件の管理会社に連絡して最新の空室状況を知る必要があります。しかし、不動産屋ではない人が直接管理会社に連絡するのは難しいです。

そこで便利なのがチャット不動産の「イエプラ」です。チャットやLINEでURLを送るだけで最新の空室状況を確認できます

イエプラで空室確認した時のチャット画面

上の画像のように、物件情報のURLを送れば、スタッフが管理会社に確認してくれます。

また、イエプラは不動産業者のみが使える「atbb」という専用サイトで最新情報を確認しているので、おとり物件は一切ありません

内見前日にも、改めて物件の情報を確認してくれるので、無駄な内見に行かずに済みます。万が一、内見直前に申し込みが入ってしまった場合は、必ず連絡してくれます。

チャットやLINEは深夜0時まで対応しているので、仕事が忙しくて不動産屋に行けない人も是非使ってみてください。

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おとり物件を見つけたときの対処法

自分が契約したお部屋が掲載されている、実際におとり物件に騙されたなどで、おとり物件を見つけたときの対処法をご紹介します。

賃貸物件の検索サイトでおとり物件を見つけた

スーモやホームズなどの物件検索サイトでおとり物件を見つけた場合は、サイトに設置されている問い合わせフォームから通報できます。

スーモでおとり物件を見つけた場合は「成約済み情報の問い合わせフォーム」から、ホームズの場合は「掲載110番」から通報できます。

通報する際は、以下の情報が必要になります。問い合わせた物件情報はスクショをとっておくと良いです。

・氏名
・メールアドレス
・不動産業者名
・物件番号(サイトの詳細画面に記載)
・問い合わせた日付
・不動産業者とのやり取りの詳細内容

悪質はおとり物件を掲載し続けている不動産業者は、掲載が取り下げられます。場合によっては、1ヶ月以上物件検索サイトへの掲載が禁止されてしまいます。

不動産屋の店舗でおとり物件を見つけた場合

不動産屋の店舗で、契約できない物件が掲載され続けているなどを見つけた場合は、各都道府県の「宅建指導課」に連絡してください。

消費者庁の「景品表示法違反被疑情報提供フォーム」から通報しても良いです。

通報された不動産屋が悪質だと認められた場合、業務停止や免許取り消しなどの重い処分が科されます。

おとり物件に騙されて無駄な時間を使ってしまったと感じたら、泣き寝入りせずに通報するようにしましょう。

おとり物件は法律によって禁止されている

実際には取り引きできない物件の広告をおこなうことは、不動産取引のルールや法律によって禁止されています。

不動産取引のルールを取り決めている「不動産の表示に関する公正競争規則及び施行規則 第21条」によると、以下に該当する物件の広告をしてはならないとされています。

①物件が存在しないため、実際には取引することができない物件に関する表示
②物件は存在するが、実際には取引の対象となり得ない物件に関する表示
③物件は存在するが、実際には取引する意思がない物件に関する表示

また、不動産取り引きに関する法律「宅建業法 第32条:誇大広告等の禁止」においても、著しく事実に相違する誇大広告等を全面的に禁止しています。

悪質な広告を掲載し続けている不動産屋は、営業停止など厳しい処分を受けます。

しかし、おとり物件は実態が掴みづらく摘発が難しいことから、現在も根絶できていません。

おとり物件は国土交通省も危機感を持っている

おとり物件に関しては、宅地建物取引の免許を管理している国土交通省も大きな危機感を持っています。

不動産関連データの連携促進を図るための取り組みである「不動産IDのルール整備について」で、以下のようなメリットを挙げています。

不動産取引に係るテクノロジーの一層の活用:不動産情報サイトにおける物件の重複掲載防止、おとり広告排除、 AI価格査定の精度向上

参考:国土交通省「不動産IDのルール整備について」

不動産IDのルールは、早ければ2022年に運用開始予定です。不動産IDの運用によって、おとり広告が減ることが期待されています。

避けるべき不動産屋の特徴

以下の4点に当てはまる不動産屋は、おとり物件を取り扱っている可能性が高いので避けるようにしましょう。

・来店を急かしてくる
・内見時に現地待ち合わせをさせてくれない
・店頭の貼り紙が古いまま更新されていない
・違法な路上看板を出している

来店を急かしてくる

空室状況を問い合わせても「来店していただければ教えます」のように、来店を急かしてくるような不動産屋は避けましょう。

信頼できる不動産屋であれば、来店しなくても空室状況は教えてくれます。

内見時に現地待ち合わせをさせてくれない

不動産屋と電話をする女の子
来店せずに直接物件前で待ち合わせして内見したいと言うと「1度来店する必要がある」と渋られた場合は、おとり物件を扱っている不動産屋の可能性があります。

はじめから他の物件を紹介するつもりなので、現地で直接集合されると不都合なのです。

店頭の貼り紙が古いまま更新されていない

店頭に張り出されている募集広告がいつも同じという不動産屋は避けましょう。好条件の物件を貼り出したままにしておいて、おとり物件で集客している可能性があります。

こまめに貼り紙を更新している不動産屋は、信頼できる不動産屋である可能性が高いです。

違法な路上看板を出している

公道に大きな立て看板を出してる、電柱に貼り紙(捨て看板)をしているなど、違法な広告を出している不動産屋は避けるようにしましょう。

ルールを守れない不動産屋は「契約を取れればなんでもあり」という考え方のため、トラブルに繋がりやすいです。

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気になる物件は早めに問い合わせるべき

良い物件は、人気があるため募集開始後にすぐに埋まってしまいます。

問い合わせてもすでに埋まってしまったと言われた結果、意図せず「おとり物件」になってしまうこともあります。

物件は早い者勝ちなので、気になるものがあったら早めに問い合わせるべきです。

深夜0時まで営業している不動産屋もある

ネット上の不動産屋「イエプラ」は、深夜0時まで営業しているので時間を気にせず問い合わせしやすいです。

チャットやLINEから、気になる物件の名前やURLを送るだけで、業者専用のデータベース「ATBB」で最新情報を確認してくれます。

内見はもちろん現地待ち合わせですし、内見前日にも空室確認してくれるから無駄足になることはありません。

おとり物件を避けて効率的にお部屋探ししたい人は是非使ってみてください。

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